9月と言えば、台風や地震の話で前半が終わり、後半は例年ならば運動会へまっしぐらという感じです。でも今年は・・・コロナの猛威で運動会も危なそうですね・・・
夏休みが終わっても・・・なんだかバタバタするよねぇ・・・しかも残暑厳しいし・・・って毎年思っているような気がします。
とはいうものの、空気の気配で時々秋の到来を感じることも。秋分の日を過ぎれば空気はすっかり秋に。
月はじめと月末の気温差がすごく大きいのが特徴。秋分の日を境ぐらいで気温が変わります。 (いっそサッサと変わってくれたほうが、暑くなくていいかも・・・^^;)
とはいえ、近年は10月でも夏日になることも多いのでわかりませんが・・・。
また、秋雨前線の影響で大雨が降りやすいのも特徴の一つ。さらに台風も多いという、ひょっとしてけっこう波乱な月なのかしら。
9月は・・・長月(ながつき)
長い時間お月様を眺められることからこう呼ばれるようになりました。
また、ちょうど旧暦の9月は稲の収穫時期にあたるので、稲が長くなってよく育ったという意味もあるそうです。
そのほかの9月の別名
紅葉月(もみじつき):木の葉が色づく月。
菊月:菊の咲く月。
寝覚月(ねざめつき):夜中に目が覚める月。
小田刈月(おだかりつき):田の稲刈りを始める時期。
玄月(げんげつ):暗い夜の月、という意味。
青女月(せいじょつき):霜を降らす女神、青女の月。
1日 防災の日
9月1日は防災の日です。
この日は1923年(大正12年)の9月1日に、関東で甚大な被害が出た大地震が起こった日であったことや、この時期がちょうど台風シーズンであることから定めたそうです。「防災の日」という名前になったのは1960年の時で、それまでは「震災記念日」と呼ばれていました。
毎年この時期は地域や学校などで防災訓練が行われるところが多いです。
ここ最近も1週間に1~2回はどこかで大小関係なくどこかが揺れています。ニュース速報で「地震情報」が流れると「また地震やわ」と思ってしまうぐらいに。
我が家は防災対策についてはけっこうのんびりさんでしたが、2018年の大阪の地震が起こった時にやっと重い腰を上げて非常用の水や食品を用意するようになりました。
1日 二百十日
また、この日は210日といって、台風が襲来することが多い日と言われています。
昔はせっかくの稲が台風で散ったら死活問題だった時代ゆえ農家の厄日として嫌がられていたとか。(ちなみに11日には220日というのもあります)
この日は風鎮めや風祭りといった行事も行なわれているそうです。
7日 白露
9月の7日ごろは二十四節気でいう「白露」です。
この頃より、朝夕の心地よい涼風に、肌寒さもぼちぼち感じるようになります。 ひんやりとした空気が流れ込むため、草木に露がつくというのが、この言葉の由来です。
秋の七草
秋の七草は春の七草と違って、鑑賞用になる花が中心となっています。食べられません(←ここ大事!?)秋の七草は万葉集で山上憶良が詠んだのが由来。
「萩の花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴あさがほの花」
「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花」
ん?あさがほ?あさがおって夏の花では?と思いそうですが・・・これは桔梗を指してるといわれます。
秋の七草はこれらをさします。(七草のそれぞれの名前はWikipediaの項目にリンクしています)
- 葛:葛湯や葛もち、葛きりなどに利用される。つるはかごなどのつる細工にも
- 藤袴(ふじばかま):小さなピンク色の花。花や葉をもむといい香りがします。平安時代には干した草や葉っぱを水につけて髪を洗っていたそうです
- すすき:収穫を悪い霊から守り、次の年の豊作を祈る意味があるため、お月ではお供えにします。花穂の実りが豊かな秋を思わせます。短歌の中に出てくる「尾花」はすすきのことです
- 女郎花(おみなえし):地色い小さな花がたくさんつきます。花の優しさを女に見立ててつけられたとされます
- 萩:おはぎの由来となった花。新芽はお茶にして飲まれていたそうです。
- なでしこ:やまとなでしこのなでしこ。小さくてかわいい花です。「わが子をなでるようにかわいい」という意味からこの名がつけられました
- 桔梗:紫や白の美しい花をつけます。家紋の柄にもなっています。最近は「桔梗」ちゃんという名前をつける親御さんも多いようです。
9日 重陽の節句
9月9日は重陽の節句といいます。あまり聞き慣れない節句ですね。
中国では、9は奇数の最大数ということで縁起がいいとされています。9月9日は9が重なっているのでめでたい日とされました。「重陽」という呼び名は奇数を陰陽思想でいう陽であり、それが二つ重なったという意味を持っているそうです。
日本では天武天皇の頃に伝わり、平安時代には寿命を延ばす効き目があるとされる菊の花を浮かべた菊酒を飲んで、健康や長寿を願ったとされています。
そして江戸時代には五節句のひとつにくわわるようになったそうです。この日に菊酒を飲みながら栗ご飯を食べる習慣があったため、別名「菊の節句」「栗節句」とも言います。
重陽の節句はもともと五節句中で一番盛大に行なわれていた行事だったとか。庶民の間では「おくんち」と呼ばれて秋の収穫祭とあわせて行われていました。
時期は違いますが「長崎くんち」や「唐津くんち」がそれにあたります。
また、重陽の節句前夜に菊に綿を被せ、露を含ませた「着せ綿」で身を清めていたそうです。これが長寿の効果があるとされていました。どっちかというと風邪ひきそうですが・・・。
今日、端午の節句や桃の節句ほど何かをするということは少ないですが、せっかくなので、平安人にならって菊酒を飲んでみるのもいいかもしれませんね。
9日 救急の日
「救(9)急(9)」の語呂あわせから制定されました。
救急業務及び救急医療に対して国民の理解と認識を深めるとともに、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的に1982年に定められたそうです。
11日 二百二十日
立春から210日目と220日目。このころは台風が襲来しやすい日といわれています。
このころの暴風を「野分」と呼びます。
この頃には、台風から農作物を守り、豊作を願う行事として風祭が行われます。
ちなみに統計的には二百十日より二百二十日のほうが台風が来やすいのだそうです。
12日 宇宙の日
国連が宇宙に興味を持ってもらうことを目的に1992年を国際宇宙年としました。その後日本では、宇宙飛行士毛利衛さんがスペースシャトルで宇宙に飛び立った日である9月12日を宇宙の日としました。
この日前後は青少年科学館やプラネタリウムでもさまざまなイベントが行われます。一度足を運んでみると親子で楽しめます(睡眠もとれるかも・笑)
20日 敬老の日
9月の第3月曜日は敬老の日です。2021年は9月20日。
もともとは1947(昭和22)年に兵庫県多可郡野間谷村の当時の村長が「としよりの日」というものを制定したのが始まり。
「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨で、農閑期で気候のいい9月中旬の15日を「としよりの日」に、敬老会を開いたのでした。やがてこの行事が兵庫県全体で行われるようになり、後に全国に広がります。
そして1966(昭和41)年に国民の祝日として「敬老の日」が制定されたのでした。意外と歴史は新しいようです。ちなみに「としよりの日」でなくなっているのは、ネーミングがあんまりだという意見があったからだそうです^^;確かに・・・・。
その後ハッピーマンデーの導入により、9月の第3月曜日になりました。しかし15日の名残は残り、現在、9月15日は「老人の日」となり、15日から21日は「老人週間」となっています。
ちなみに現在の敬老の日は、老人関係の施設は敬老行事で大忙し・・・らしい。
施設職員の友人達よ・・・ごくろうさま。
(豆知識)年齢によるお祝い行事
言葉遊びっぽい由来にてつけられたお祝い行事が多く、調べるとなかなか楽しいものです。
- 61歳「還暦」 生まれた年の干支に戻る年で本卦還りといいます。 生まれ変わって1歳から新たに出発するという意味で赤いちゃんちゃんこを送る習慣があります。
- 70歳「古希」 杜甫の「人生七十古来希」から。
- 77歳「喜寿」 「喜」という字を草書体で書くと「七十七」に見えることが由来。扇に「喜」という字を書いて送る習慣があります。
- 80歳「傘寿」 「傘」の字の簡略体が「八十」に見えることから。
- 81歳「半寿」 「半」の字を分解すると「八十一」になることから。
- 88歳「米寿」 「傘」の字の簡略体が「八十」に見えることから。
- 90歳「卒寿」「卒」の字を簡略体にすると「九十」と読めることから。
- 99歳「白寿」 「百」の字の頭にある「一」をとると「白」になることから「100-1=99」という意味でつけられました。
おじいちゃん・おばあちゃんでちょうどこれらの年に当たる方がおられましたらぜひお祝いしてあげてください。これからも元気で長生きしていただけるよう願いをこめて。。。
20日 長男ぷちぐりの誕生日
私事ですが・・・長男ぷちぐりの誕生日です。
19日が義母(子どもたちのおばあちゃん)の誕生日と言うこともあり、夫の実家で一緒にお祝いしてもらうことが多いです。
長男が小さい頃は手作りケーキでお祝いしようとしたこともあったのですが、この時期はイチゴが入手しづらいので手作りはあきらめ、市販のケーキを用意します。
今年はついに16歳になるので原付バイクの免許を取りたいと話しています。
20日 空の日
日本で初めて動力飛行披露されたのがこの日。その30年後、これを記念して「航空記念日」として記念日が制定されました。1992年には、さらに親しみやすい名前にと、現在の名称に変わったそうです。
ちなみになぜ、この日に動力飛行が披露されたのかは、統計的にこの日が晴天の日が多かったからだそうです。そりゃあ晴れの日にやりたいですよね。
21日 中秋の名月
いわゆる十五夜ですね。
旧暦の8月15日を十五夜と呼び、2021年は9月21日とのことです。
お天気がよければきっときれいなお月様が見られるはずなので、この日はちょっとお外を眺めてみて、美しい月を堪能するのもいいのではないでしょうか。静かに落ち着いた気持ちになれるかもしれません。
23日 秋分の日(国民の祝日)
9月23日は秋分の日。
「暑さ寒さも彼岸まで」 秋分の日は、太陽が赤道の真上付近に来るため、朝と夜の時間が同じ長さになります。そしてこの日を境にだんだんと夜の時間が長くなっていきます。
そういえばこれと同じような日がもうひとつありました。 春分の日です。
でも、秋分の日のほうが春分の日より気温が10~12℃も高いのです。 夏のなごりのせいですね。
しかしそんな暑さもこのころぐらいでもう終わり。 これから涼しい日が増えていきます。過ごしやすい日が増え、行楽日和が訪れることでしょう。それまでにコロナが落ち着いているといいな。
秋分の日前後3日は”お彼岸”
そして秋分の日前後3日間を「お彼岸」と呼びます。
さきほども「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉が出てきましたね。この時期は、お寺参りやお墓参りをして先祖を供養します。
また、秋分の日は「祖先を敬い、なくなった人々を偲ぶ日」として1948年に国民の祝日になりました。
「彼岸」とは仏教用語で「悟りの世界」を意味します。ちなみに現世は「此岸(しがん)」といいます。
秋のお彼岸は萩の花が盛んな頃。仏前にはおはぎをお供えします。
9月も終わりごろになると、空気が本格的に秋深くなってきます。
秋が旬のおいしい食べ物がたくさん食べられる時期ですが、食べすぎご用心w
いよいよ10月。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
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