夏休みが終わる直前のある日、恒例の夏の家族旅行に出かけました。
旅行は楽しかったんです、旅行は・・・
ところが帰宅後の夜、次男みにぐりが左わきの傷みを訴え始めました。
旅行記の前に、マダニの処置について先に記事を書かせていただきますね。
マダニ発見まで
痛いというところを見せてもらうと、緑色の小さないぼのようなものが脇にありました。
それを見て私は
イボが化膿したのか?
と思い、一応ウラをとろうと思ってネットで似た画像を探しました。
が、そう言ったものは発見できず。
再度、みにぐりの脇のイボもどきを観察してみると…
イボの左右に虫の足のようなものが3本ずつ?見えました😱
これってもしかして…マダニじゃないの?
再びネットで画像を探すと…見事ドンピシャで同じようなものを発見。
私も、当事者のみにぐりも、たまたまその場に一緒にいた末娘も真っ青に。
まずい。これは救急でも病院に診てもらわなければ…
マダニは勝手に取ってはいけない
何年か前、ワイドショーでマダニの特集をやっていたのを観たことがありますが、マダニは感染症があるとか、喰いついたらなかなか離れないなど、怖い話をいっぱい聞いた記憶がありました。
まずは救急に電話
時間も21時半(午後9時半)と遅かったのでまずは救急に電話しました。
自宅から車で10分ぐらいの大きな病院を教えていただき、診療依頼をしました。
幸い夜間救急で、外科の先生に診ていただけることになりました。
そして、電話で言われた大事なひと言。
決して自分で虫を取らないでください。そのまま病院に来てくださいね。
これ実はとても大事なんですって。詳しくは後で。
外科に救急受診することに
次男と私で、病院に行きました。
診察前に看護師さんが次男の脇を見て、
あー、おるわおるわ
「おるわ」って言うことは・・・やっぱりマダニだったのかと確信。
先生が診察。
僕は外科なので専門ではないから、詳しくは皮膚科の先生に聞いてほしいんやけど、皮膚科の先生からは、こういう場合は皮膚切開で処置するようにと言われてますから、切りますね。
えっ?
えっ?
切開しないといけないぐらいヤバイ事態だったのか!!
できてなかった心の準備もできぬまま、
お母さんは処置室の外でお待ちくださいねー。
と言われ、あっさり外へ。
処置(というか、診療報酬用語でいえば手術の範疇らしいですが)が終わり、改めて処置室へ。
詳細は明日、皮膚科を受診して皮膚科の先生に聞くこととなりました。
化膿止めの塗り薬をもらい、会計。
受診の受付がすでに22時を過ぎていたので深夜加算、皮膚切開をおこなったのでこの日の診察料、5,000円を超えました。深夜加算、おそるべし。
翌日、皮膚科を受診
翌日になり、予約を取ってくださっていた皮膚科を受診しました。
先生は昨夜、切開で取ってくださった虫の薬漬けの瓶を持ってきて解説してくださいました。
資料写真も見せてくださり、ていねいに。
タカサゴキララマダニというそうです
次男の脇に食いついていた虫は、「タカサゴキララマダニ」の幼虫だったそうです。
なんなのこのキラキラネームのような名前。
完全に皮膚に食いついていた状態だったので、もうこれは切開して取るしかなかったのだそうです。
そしてマダニは、素人が無理やり離そうとすると、喰いついている歯?が身体に残ってしまうので×だとのこと。かといって食いついたまま、勝手に離れるまで食いついたままも危険です。
こういう場合は素直に病院にきて正解だったらしい。
マダニの感染症が怖い
真のマダニの恐怖はこれからです。
マダニが怖いと言われるゆえんは、感染症にかかる恐れがあるためです。
マダニ感染症はいくつかあります。
日本ではマダニによる感染症で心配なのは重症熱性血小板減少症候群(SFTS)と日本紅斑熱です。
マダニに刺されてから2週間ぐらいは経過観察が必要で、もし以下のような症状が出た場合は感染症の疑いが濃いと言われました。
- 下痢などの消化器症状(SFTSの疑い)
- 熱&身体に赤い斑点(日本紅斑熱の疑い)
幸い、もう2週間以上たっている今、どうもないので大丈夫でしたが、マダニは特に感染症が怖く、SFTSは特に死亡することもあるという恐ろしい病気だとのことです。
マダニには、噛まれないのが一番です。
【注意!】マダニに刺された時は
1.自分で除去しようとしない。必ず医療機関で処置してもらう
2.受診はなるべく早く。
3.処置後は2週間程度、経過観察をする。特に消化器症状と体幹の赤い斑点の有無。
それから何よりもまず、
マダニに噛まれないよう用心する、ことも大切です。
できれば夏でも山や草むらに入る時は、
・防虫スプレーを使う
・肌を露出した服を着ない。できれば長袖・長ズボンが望ましい
・あまりにも繁っている草むらや山奥にはなるべく行かない
を、守ってください。
いったいどこでマダニをもらったの?
受診中も悩んだのですが…そういえばみにぐりはいったい、どこでマダニをもらったんだろう?
家族でいろいろ話したのですが、最も疑いがあるのは
餘部鉄橋…かもしれません。
鉄橋とはいえ、古い駅舎の周辺は叢だらけだっただけに、疑いはかなり濃厚です。
そしてなぜ脇だったのかも疑問。
次男曰く、
俺、鉄橋でずっとスマホ使って動画取ってたからなぁ。
Tシャツの袖部分からひゅっとはいったんかも。
そうかも。
余談ですが我が家ではこの一件以来、みにぐりは「マダニに愛された男」と呼ばれています。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
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