昨日、たまたまtwitterで子どもの偏食についてのツイートが上がっているのを見ました。
児童精神科医で先日亡くなられました佐々木正美さんの名言集のツイートです。
偏食は無理に治さなくていい?
そのツイートがこちらです。
好きなものを作ってもらえると、子どもは自分は大切にされているんだと感じます。
偏食を気にするあまり、子どもがイヤがっていることを無理やり従わせようとがんばっていませんか。
偏食を直そうとするのは一生懸命やってはいけないことのひとつです。
これ読んでふと、思い出したのですが。
そういえば我が家では、子どもの食事の好き嫌いについて子どもにあれこれ言ったことがなかったような気がします。
そのせいか、「すべて食べられる」域には達していませんが、3人とも少しずつ苦手食材は少なくなってきています。給食も残しません。
偏食が少なくなる節目がいくつかある
次男は幼稚園に入園前、野菜をほとんど食べませんでした。
あんまり食べなかったので3歳児健診の時に栄養士さんに相談したぐらいです。
そこで栄養士さんに言われたのは
「今はやかましく言わなくていいです。幼稚園に上がったら周りの子の様子を見たりして、食べざるを得ない状況になりますし、そこで食べられるようになれば少しずつでも好き嫌いはなくなっていくから大丈夫」と。
じゃあもういいっかwと思い、それからはあまりうるさく言わず、野菜を残されていても残りは私が食べる、みたいな感じで幼稚園の入園まで過ごしました。
すると本当に、幼稚園での給食は残さず食べるようになりました。
家では相変わらず、食べたくない食材を残したりはしているのですが、幼稚園そして小学校で給食が食べられないということはなかったので、とりあえずひと安心できました。
幼稚園や保育園、小学校そして、修学旅行や夏休みに一泊泊まりで参加するキャンプなど、人目を気にして好き嫌いなんて言ってられないというシチュエーションに遭遇することが子どもには何度かあります。
いやいや食べてみたら意外と食べれた、そんな風に思う経験を積んでいくにつれ好き嫌いがなくなっていくもんなんですね。
アニメのキャラクターをまねて苦手を克服することも
これもまた次男の話です。
野菜嫌いだった次男が急に「ピーマンあったらちょうだい」と言いました。
「え?ピーマン食べるの?」と驚きましたが、謎はすぐに解けました。
ちょうどその頃、「クレヨンしんちゃん」の劇場版がテレビ放送されたばかりで、ヘビロテで録画を見ていたころでした。
そこでしんちゃんが大量のピーマンを食べるシーンがあったのです。
大嫌いなピーマンを、家族を助けるために一生懸命食べているしんちゃんの姿に心を打たれたのか、なんとなくそのシーンが面白かったからか、まねっこするうちにピーマンが大好きになりました。思わぬ収穫でした。しんちゃんよ、ありがとう!
ちなみにこのシリーズでした。
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あ、そうそう、次男は他にも、「自分で育てた食材は食べる」ようになりました。
そういえば小松菜を食べるのは我が家では私と次男だけ(昨年育てていた)です。
放置でいい好き嫌いは放置
嫌いな食材によっては完全放置でいいものも。
長男は保育園に通っていたとき、ちくわが嫌いでした。
ちくわなんて給食でよく出てくるのに大丈夫~?と思ったのですが、よく考えたらちくわの原料は魚のすり身。
長男は魚は大好きで、調理方法も問わずOK、特にお刺身で出ると食べずにはいられないwぐらいなので、栄養的には問題なかろうと判断し、無理に治さず放置しました。
(でも今は、私や夫や末娘がおいしそうに食べるちくわきゅうりを試しに食べたらおいしかったようで、ちくわ嫌いも克服できたようです)
栄養的に致命的な好き嫌いでなければ、完全放置でもOKなぐらいかもしれませんね。
末娘も3歳ごろはカールやキャラメルコーンなど、ふわっとした食感のお菓子が嫌いでした。
これも「お菓子なら問題なかろう」と放置しました。
それでもいつしか食べるようになりました。
おやつの取り合いだけは勘弁してほしいがww
楽しい食卓がやがて効いてくる
考えてみれば大人も多少は好き嫌いがあります。ちなみに私は牛乳と納豆、生卵、生肉が苦手です。
お刺身も苦手でしたが家族の地道なアプローチのおかげで、最近少しずつ食べられるようになりました。この記事を読んでくださっているあなたも多かれ少なかれあるのではないでしょうか。
偏食なんて大人になって恥をかかない程度になくなればいいんだと思います。
もし今、お子さんの食べ物の好き嫌いが気になっておられるなら、もう少し気持ちをゆったりかまえて、長いスパンで見てあげ、今の食事を楽しく食べさせてあげればいい。
何の番組か忘れましたが、「子どもの頃に嫌いだった青臭い野菜(春菊とか)が大人になっておいしいと感じられるのはなぜか」という疑問についてこんな答えがありました。
「苦手な食材を食べた時の楽しかった経験が積み重なって「おいしい」と感じられるようになってきます」
楽しい食卓を作ることが、「嫌い。食べれない」⇒「嫌いだけど恥ずかしくない程度に食べられる」からさらにジャンプアップ⇒「前は嫌いだったけど今はおいしいと感じるようになった」に変わるチャンスを作ってくれるのかもしれませんね。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
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