2017年7月25日は土用の丑。
夏の土用と言えばやっぱりこれ。うなぎ。
ここ数年ずーーっと高くて手が出なかったうなぎさん。
今年は例年に比べ、少し安くなっているようで。それでも高いけど今年は思い切ってうなぎ食べました♪一日早い土用の丑です。
(この記事は2013年7月20日に別サイト「子どもと楽しむ暮らしの歳時記」に掲載した記事をリライトしています)
土用の丑って?
土用は夏だけではありません
暦の上での話になりますが、春夏秋冬それぞれに土用という時期があります。
土用とは、陰陽五行説に由来する暦の雑節で、立春・立夏・立秋・立冬の直前約18日間ずつをいいます。
実は夏だけではなかったのです。
「土用」という呼び方は陰陽五行説でいう万物の木、火、土、金、水の五元素からきています。
一年を春は木、夏は火、秋は金、冬は水とあてはめて、あまった土を季節の変わり目に4回、各18日間配置して「土用」としたそうです。
そして、土用の丑の日は、土用の期間である18日間の間にある丑の日をいいます。
年によっては2回廻ってくることがあります。
(参考:「和の暮らしが楽しい!おうち歳時記―毎日をハッピーに楽しく暮らすアイデアがいっぱい!」)
2017年は2度おいしい土用の丑
今年は7月25日と8月6日の2回、丑の日があるため、たまの「土用の丑が2回廻ってくる年」になります。
うなぎを2回食べるのもよし、基本「う」のつく食べ物を食べると夏バテしないというので2回目は「うし」「うどん」でもよさそう。
ちなみに我が家は8月6日、恒例ラグビークラブのキャンプでバーベキューを食べるので、たぶん「うし」を食べることになるかな?
どうして土用の丑の日にウナギを食べるの?
夏の土用にはうなぎ!とよく言われます。
なぜなんでしょう?これには諸説イロイロあるようです。
丑の日の「う」からこの日に「うのつくもの」
例を挙げるなら、
- うどん
- うり
- 梅干し
などを食べると病気にならないと(食あたりりしない)言う迷信もあり、「うなぎ」もこれに合致した食べものであったとか、「うし」の文字がウナギを連想させたため、という説。
もちろん「うし」もオッケーですよね!?
黒いものは邪気払いによいとする説
丑の日は災難を受けやすい日、と言われているため、なすやうなぎなど、黒いものを食べて邪気を払うという説。
「なす」もオッケーという説が出てきました。
黒いもの・・・田作りもいいんですかね?
平賀源内のCM戦略説
これが一番具体的かな?
安永4年(江戸時代)の夏、江戸のウナギ屋が売れなくなって困っているのを知った蘭学者平賀源内がウナギ屋にたのまれ、万葉集に登場した和歌
「石麿にわれ申す夏痩せに良しといふ物そ鰻取り食せ」
にヒントを得て、CMとして「今日は土用の丑の日」と書いてやったところ(当時、ものしりとして有名な源内の言うことは信頼性が高く、そのウナギ屋はたいへん繁盛したそうで)江戸中の評判になり、ウナギが爆発的に売れ この日が丑の日だったことから、それ以来、土用丑の日にウナギを食べるようになった、という説。
権威のお墨付きを利用してなんらかの定義づけをし、宣伝するという手段は、昔も今も、そう変わらないですね(笑)
というか、「バレンタインにはチョコレートを」以来、バレンタインデーにチョコを贈るようになった」説とそう変わりませんねw
ということで、土用の丑の日にはうなぎ!・・・
やっと今年、少し値下がってくれたので、逃せないですよ!
やっぱりうなぎがいい理由
うなぎという食材自体にも夏バテを乗り切れるようなパワーがでそうな栄養がたっぷりです。
平賀源内がうなぎ売りたさに適当に言っただけではなかったようで。(というか、平賀源内はもともと本草学者だったので薬草などに詳しかったはず。うなぎの効能についても知っていたのかもしれませんね)
うなぎには、こんな栄養があります。
ビタミン
【ビタミンA】
にきびや肌荒れなどの肌のトラブルを防ぎ、風邪防止にも効果があるといわれています。
【ビタミンB1】
疲労物質である乳酸を除去するなどの役割があり、だるさや眠気、消化不良や、筋肉痛に効果があるといわれています。
【ビタミンB2】
脂質を分解してエネルギーを生み出し、皮膚、粘膜を保護する働きがあるといわれています。
【ビタミンD】
カルシウムを体内に生成、運搬する働きがあり、ストレス対策などに効果があるといわれています。
【ビタミンE】
抗酸化作用があり、細胞が老化するのを防ぐ働きがあるといわれています。
ビタミン以外のウレシイ栄養素
【DHA(ドコサヘキサエン酸)】
脳のなかで脳細胞を形成し、脳の活動の促進をする働きがあるといわれています。
【コラーゲン】
美肌に欠かせない皮膚の主成分。うなぎの皮にはこのコラーゲンが多く含まれています。
【鉄】
貧血防止に効果があるといわれています。
【亜鉛】
皮膚や骨格の発育・維持に不可欠な成分で、傷の回復の促進やコレステロールによる動脈硬化の改善などに効果があるといわれています。
ただし、ビタミンCが含まれていないので、それを補うように、野菜や果物を組み合わせれば栄養的にもバッチリです。
夏バテを乗り切るにはうなぎと、タウリンという、肝臓に良い作用がある物質を豊富に含んだしじみでお味噌汁、そしてビタミンCが豊富な野菜たち。。。
こんな感じだと栄養バランスとれそうですね。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
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