秋深まる11月になりました。
暦の上で冬になるのは立冬の11月7日ごろ。 その名のとおり、その時期になると山間部では霜が降りるところも出てきます。
風も冷たくなってきましたよね。でも、私はこの風の冷たさがけっこう好きです。
そろそろ本格的に冬支度が必要になりました。
11月は・・・霜月(しもつき)
11月は霜月(しもつき)といいます。
だんだん寒くなり、霜が降りてくることから「霜降月(しもふりつき)」と呼ばれるようになり、それがちぢまって「霜月」になったといわれています。
そのほかの呼び名
神帰月(かみかえりつき) 雪待月 神楽月(かぐらつき)など。
1日 紅茶の日
1791年、ロシアに漂着した大黒屋光太夫が帰国の際、エカテリーナ2世から紅茶を贈られた日にちなんで日本紅茶協会が1983年に制定したとのことです。
3日 文化の日(国民の祝日)
文化の日はもともと明治天皇の誕生日を祝した「明治節」でしたが、戦後、日本国憲法を公布した日として生まれ変わりました。
この日は毎年、文化勲章の授与式が行われます。
また、文化の日にちなんで学校や各施設でも文化行事が盛んに行われたり、この日を前後として文化庁では芸術祭が開催されます。
ちなみに文化の日は、もともと体育の日だった10月10日と同様、「晴れの特異日」とされ、晴天の確率がすごく高い日でもあります。行楽にはもってこいの日ですね(^^)
白菜がおいしくなります。食卓も鍋物が登場する回数が増えそうです。
5日 いいりんごの日
リンゴの産地・青森県が制定した記念日。「いい(11)りんご(5)の語呂合わせからこの日になりました。
ちょうどりんごもおいしい季節。アップルパイやタルト・タ・タンに挑戦したいと思いつつ毎年時が過ぎているので今年こそは・・・・と思っております。
7日 立冬
これから暦の上では冬になります。 日が短くなり、冷たい風が吹き始め、ますます冷え込むようになります。 場所によっては例年これぐらいの時期に初雪が見られることも(今年はもう初雪ふったんだっけ?)
そしてこの時期は時雨の季節です。ぬれて身体を冷やさないように気をつけましょう。
これからあったか冬支度とクリスマスやお正月の準備に忙しくなりますね。
木枯らしって?
秋の終わりごろから吹く冷たい北風のこと。
パターンとしては、その年最初の木枯らしが吹いたあと、一時穏やかで暖かな天気が続きます。いわゆる小春日和ですね。
これを過ぎると本格的に寒くなります。
ということは・・・木枯らしが吹いたら冬支度をしようというわけですね。
おせち料理やクリスマスケーキの予約もぼちぼち始まっています。人気おせちは早めに押さえないとなくなっちゃいますのでお早めに!
お歳暮とは?
普段お歳暮を贈る人にとっては、11月はお歳暮準備の時期でもありますね。
起源はみたままつり(御霊祭り)といって、1年に2回、先祖の霊を迎えてお供え物をして祀る行事からだとか。
この行事では、分家から本家、嫁ぎ先から実家などへお供え物が贈り届けられていました。
お正月前の贈り物に当たるお歳暮では、年の瀬を無事に越し新しい年を迎えるにあたっての必需品として、お酒・お餅・干し魚・数の子・スルメ・昆布・塩鮭などの日持ち食品(おせち料理の品でもあるような・・・?)が贈られていたそうです。
今では、贈られる品物もさまざまになりましたが、実家や日頃お世話になっている方々へ一年間の感謝を込めてお礼の気持ちが贈られています。
贈る時期は大体12月初め(早いところでは11月末頃)から遅くとも20日くらいまでに届くように贈るのが一般的。もともとは正月事始めの時期(12月13日)頃に渡るように送っていたようですね。
酉の日 酉の市(2021年は9日・21日)
毎年11月の酉の日に、商売繁盛、海運招福を願い、全国各地の大鳥神社などで「酉の市」「お酉さま」と呼ばれるまつりが行われます。
もともとは足立区にある大鷲神社の近隣農民が収穫祭として鶏を奉納したのが始まりとされています。
酉の市では「福をかき集める」とされる熊手が売り出されます。
かつては農具のまま売られていましたが、縁起物として、さまざまな縁起のいい飾り物がつけられるようになりました。これを「飾り熊手」と言います。
飾り物は鶴、おたふく、大黒様、打ち出の小づち、米俵、亀、福笹、鯛、大入袋、千両箱、大判小判、檜扇、宝船、稲穂、松竹梅などさまざまなものがあります。
熊手が売れると「みなさんお手を拝借~一本締め(三本締め)」をしてくれます。
熊手は、小さいものから大きいものへと買い替えていくのが良いそうです。また、安く買うほどに縁起がいいと言われます。
縁起物は熊手のほか、おかめや打ち出の小槌などがあります。
ほか、食べるものとしては八頭(やつがしら)と言う里芋の一種や粟餅の黄金餅も売られています。八頭は「八人の頭になれる」として、出世や子だくさんの縁起物とされています。
三の酉の年は火事に注意
酉の市は「一の酉」「二の酉」「三の酉」があります。2021年は一の酉が9日、二の酉が21日になっています。
三の酉まである年は火事が多いと言われています。
「酔いに鳴かぬ鶏が鳴くと、火事が出る」と言う言い伝えから来ていると言われます。
2021年は幸い、二の酉までしかありませんが、寒くなると火を使う機会が増えるので、みなさん火事には十分気をつけましょう。
9日 119番の日
見ての通り、11月9日のごろ合わせの日に防災・防火意識を高めてもらうために制定されました。
11日 亥の子(十日夜)
東日本では十日夜、西日本では亥の子と呼ばれます。
どちらも旧暦10月10日、新暦で言う11月10日ごろに行われます。
この日の亥の刻(21時から23時)に「亥の子餅」を食べると病気にならないという習わしに従って、秋の借り入れ後、収穫を感謝して、神様仏様に「亥の子餅」をお供えしてお相伴にあずかります。
お餅は地域によっていろいろ。里いもを混ぜたり、サツマイモの芋餅だったり等。
11日 ポッキーデー
11月11日は1が4つで、ポッキーが4本並んでいるように見えますね。
この日にスーパーに行くとお菓子売り場にはポッキーがいつもよりかなり目立つ状態で販売されています。
なぜかこの日はついつい、ポッキーを買ってしまうんですよね・・・
15日 七五三
「七五三」は子供の成長や無病息災を祈願して、三歳と五歳の男の子、三歳と七歳の女の子の成長を祝う行事です。
17日 将棋の日
江戸時代、実は将棋大好きだった八代将軍徳川吉宗が、この日を「お城将棋の日」とし、年に1回の御前対局を定めたことにちなんで、日本将棋連盟が1975(昭和50)年に制定しました。
将棋もいろいろな遊び方がありますね。初心者ははさみしょうぎから覚えるといいと言われます。
遊び方を全然知らない私には将棋倒しや山崩し?これはまるで百人一首で坊主めくりをする程度のレベル・・・
将棋を覚えると賢くなるというので(爆)ぜひ子どもたちに覚えてほしくて、おじいちゃんに教えてもらおうと思ったのだけれど、肝心の子どもたちはテレビゲームに夢中。
また、くもんからはこんな将棋セットが販売されています。
コマの裏に動き方が書いてあります。
実際に遊んだ方の話によると、わかりやすくておぼえやすいとのこと。
18日 ボジョレー・ヌーボー解禁
ボジョレーヌーヴォーは、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で採れたガメイ種のブドウで作った新酒の赤ワインのこと。
フランスの法律では、11月の第3木曜日にならないとボージョレー・ヌーボーが発売されないように定められています。
日本は日付変更線の関係で諸外国よりいち早く解禁されたボージョレー・ヌーボーを楽しめます。
2021年の解禁日は11月18日です。
ボージョレー・ヌーボーはマセラシオン・カルボニックという製法で、ブドウをつぶさずに炭酸ガスの気流の中で発酵させて作り、ブドウ収穫後約1~2ヶ月程度で出来上がり、出荷されます。そのため色鮮やかでフルーティーな飲みやすいワインに仕上がっているのです。渋みや苦味が少なく軽めなので私はボジョレーのほうが飲みやすくて好みです。
年単位で寝かせて醸造されているワインは、いかにも発酵された香りと味が苦手という人もいますが、ボージョレー・ヌーボーはそういった方にとって非常に飲みやすいワインではないかと思います。
また、ボージョレーは和食にも合うとのこと。普段おうちで作る和風の家庭料理にちょっとそえてみるのも悪くないかもしれません。
ただし購入後は早めに飲むほうがいいそうです。
ワインの効能
赤ワインにはポリフェノールがたくさん含まれていて、身体にいいといわれます。
ポリフェノールとは、さまざまな植物に含まれる色素や苦味成分や渋み成分のこと。赤ワインに含まれるポリフェノールはブドウから抽出されたものです。
また、赤ワインを飲むことによって酒石酸(しゅせきさん)とポリフェノールが同時に摂取され、体内に吸収されやすくなっていきます。
ポリフェノールは身体が酸化するのを防ぐ効果があること、脂肪吸収抑制効果があることから動脈硬化を防ぐことが期待できます。
よく赤ワインと肉料理という組み合わせが相性がいいと言われますが、これは赤ワインのポリフェノールが肉の脂肪吸収を抑制するという効果があるためです。単においしいだけではなかったのですね。
ちなみに白ワインに含まれている有機酸は魚介類の殺菌に役立っているそうです。 白ワインと魚料理の組み合わせの根拠はこれのようです。
赤ワイン約100nlにつき200mg程度のポリフェノールが含まれています。飲み過ぎない程度に上手に取り入れてみるのもいいと思います。
22日 小雪
「こゆき」ではなく「しょうせつ」と読みます。
「冬将軍が到来する」と言われ、寒さがどんどん厳しくなってきます。
また、各地で紅葉が見ごろとなり、そろそろ初雪が見られる地域も出てきます。
ちなみになぜ、「小雪」というのかは、「雪、まだ大ならず」という意味から来ているのだそうです。寒さはまだまだ序の口なのですね。
初霜
字のごとく、「その年に初めて霜が降りる」こと。
霜とは、空気中の水蒸気がとても小さな氷の結晶となり、地面や植物の葉についたものです。
車通勤の人間にとってはこれからは氷殺ジェットが必須の季節になりますね^^;
22日 いい夫婦の日
「いい(11)夫婦(22)」の語呂合わせから制定。
縁起がいいので、この日に結婚式を挙げるカップルも少なくないようですね。
23日 勤労感謝の日(祝日)
この日はもともと新嘗祭といって、天皇がその年に収穫された新穀を天照大神をはじめとする天地の神々に神に供えて感謝し、召し上がる儀式を行なう、秋の収穫祭のような行事が宮中で行われていました。
神膳には新穀から作った米、粟のご飯とかゆ、白酒(しろき)と黒酒(くろき)が供えられます。
戦後は「勤労を尊ぶ」という意味での働くことをお互いに感謝しあうという意味の日となりました。 昔は農耕が主な仕事だったということもあって戦後、こういう趣旨の日に定められたのでしょう・・・か。
ちなみに新しい天皇が即位して初めての新嘗祭は「大嘗祭(だいじょうさい)」と呼ばれます。
また、欧米ではこの日は「サンクスギビングデー」に相当するそうな。
ここまできたらもう今年も残りわずか。
忙しい師走がやってきます。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
◆さらに詳しいプロフィールと家族については「管理人プロフィール」「家族について」に。
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