東京ディズニーリゾートのゲストアシスタンスカードが廃止になった件

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先日のことですが、東京ディズニーリゾートで我が家がお世話になったゲストアシスタンスカードが廃止されていたことを知りました。

ゲストアシスタンスカード

2年前に家族で東京ディズニーリゾートに行った際、次男と末娘用に手続きした、いわば障害者等向けの優先カードのようなものです。

障害者向けサービスが大幅変更

この話を知ったきっかけがtwitter。

先日、自分のtwitterに記事紹介をのせた際、リプをくださった方がおられました。

残念ですが、ゲストアシスタンスカード(旧名:GAC)は、今年の1月に、原則発行に、障害者手帳の提示が必要になってからも、不正等が止まらなかった為か、つい最近予告なしに廃止されました。従って現在では、写真のように名前も運用方法も、大きく変わっています。ですから要注意⚠ですね。 pic.twitter.com/kCw8CwSiPh

— ボイメン大好きさん (@pathisye) August 6, 2019

ボイメン大好きさん、情報ありがとうございました。

ゲストアシスタンスカードとは?

もう廃止されたサービスなので、説明するのも今更なのですが、簡単に説明しますね。

このカードは障害を持つ人で、アトラクションの行列に長時間並んで待つのが困難な方向けに、「列を離れていても並んで待っていることにしてもらえる」カードです。

これを使えば、キャストさんがカードの中にアトラクション名とアトラクションに入ることができる時間を書いてくださり、本来の待ち時間の間はどこかで休憩などして過ごした後、カードに書いてもらった時間に戻ればアトラクションに入れてもらえます。

ゲストアシスタンスカードは身体障害・知的障害だけでなく、発達障害児も使用可能です。発達障害児は、じっと待つことが困難な特徴の子も少なくないので、使えることにしていただいているのはとてもありがたいです。

障害者手帳があれば手帳、なければ放課後デイサービスなどの通所受給者証など、何か証明できるものがあれば持って行けばOKでした。うちの場合は末娘は療育手帳にて、次男は手帳などは持っていなかったので事情説明のみで手続きすることができました。

サービス廃止の背景

手帳などは持っていないけれども普段は特別支援学級で過ごしていて、支援が必要な子は特に発達障害、知的障害ボーダーの子には少なくないので、事情説明だけでもカードを発行してくださったのはとてもありがたかったのですが・・・。

どうやら、障害児・者のふりをしてゲストアシスタンスカードをせしめる人もいらっしゃったようで、2019年1月には何らかの手帳を提示しないとカードが発行できないシステムに変更されていたようですね。

しかしそれでも数々の不正は減らなかったせいか、2019年夏?ぐらいにサービスそのものが廃止され、ディスアビリティアクセスサービス、合流利用サービスに変更になったようです。

https://www.tokyodisneyresort.jp/tdr/bfree.html

東京ディズニーリゾートのバリアフリー新サービスとは

2つのサービスがあります。

ディスアビリティアクセスサービス

・身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)、被爆者健康手帳、戦場傷病者手帳といった手帳を持つ人が対象。

・健常者の同伴が必要。

・登録の際には上記手帳とグループ全員のパークチケットを提示する。

・登録時に本人確認のため、写真撮影がある。

・サービス利用中にほかの対象施設を利用することができない。

合流利用サービス

・車イスを利用している方や高齢の方、妊娠中の方、疾病や負傷などにより体の機能が低下している方が対象(特に証明書などはいらない?)。

・本人のパークチケットを提示するだけで利用できるが、本人以外のグループメンバー全員は列に並ばないといけない。

・本人は列以外の楽に待てる場所(座れるところとか)で待機でき、グループメンバーたちの順番が回ってきたらキャストさんが呼んでくれるというサービス。

本当に必要な人にはありがたいサービスだけど

新サービスは面倒なプロセスが加わったけれども、本当にサービスが必要な人にはちゃんと使えるサービスなので、これまでと同じようにサービスを利用すればいいだけ、なのですが。

気になるのは「健常者の同伴が必要」ということと「写真撮影」

とはいえ写真撮影についてはプライバシーの観点で気になるという程度ということと、プライバシーポリシーさえしっかりしていれば、あとはこっちが気にするかどうかの問題ではありますが、「健常者の同伴が必要」については・・・

家族で遊びに行くなら基本、家族の誰かが一緒にアトラクションを利用すればいいだけですが、問題は施設等の遠足や旅行で訪れた場合。ホントに全員・全グループに健常者が同伴することが可能なのか?

「〇人につき1人の同伴者が必要」などは各アトラクションや施設によって違うようなので、ここは遊び方を工夫しないと難しいかもしれません。

ちなみに同伴者の人数等についてはパークでもらえるインフォメーションブックに記載されています。ダウンロードもできるので事前に確認することも可能。

https://www.tokyodisneyresort.jp/tdr/bfree/informationbook.html

施設の職員さん、今後東京ディズニーリゾートを施設行事に利用するなら、かなり知恵を絞らないといけないかもです。

対象の方はこれまで通り楽しみましょ

まぁでも、ある意味「今までのサービスがユルすぎた」ともいえる気もするのと、今回のサービスも決して無茶なサービスではないので、対象となる方はこれまで通り、使えるサービスを使いながら、東京ディズニーランドを楽しみましょう。

我が家でももしまた、家族で東京ディズニーリゾートを訪れる時が来て、その時にまだ末娘が手帳を所持していれば利用させていただこうと思っています。

なお、今回は取り上げませんでしたが、視覚・聴覚障碍者のためのサービス、車いすの方のサービスはこれまで通り、充実したサービスがあるので安心してくださいね。

管理人プロフィール

にゃんこ
2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。

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