「偽装国家2~底なし編~」読みました

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以前、サイン会でサインをもらいに行った時に買った本、「偽装国家」の「2」が出たのでさっそく読みました。


偽装国家II‾底なし篇‾ (扶桑社新書 22)

たった1年でこんなに偽装が・・・?

赤福や白い恋人たち、不二家にミートホープなどの食品偽装、年金不正免除や消えた年金問題などの「年金管理偽装」、スポーツ界をゆるがせてしまった「高校野球特待生問題」や相撲界のゴタゴタ・・・そして防衛省問題や安倍政権の崩壊に関して(これを偽装というのはけっこう無理があるような気もするのですが)・・・などなど、読めば昨年一年間、ワイドショーをにぎわせたニュースにどんなものがあったのかがよくわかります。

だからどうなんだ!といえばそうなんですが、この本は昨年発売された「偽装国家―日本を覆う利権談合共産主義 (扶桑社新書)」のあとから発覚したたくさんの偽装について書かれている本なのです。

しかし・・・1冊目が発刊されてたった1年でさらに1冊の本ができるぐらいのいろいろな偽装が発覚するってどうよ!?

さすが昨年の漢字が「偽」だっただけはある(笑)

内容はこれまで「ムーブ」などで勝谷さんが言ってきた主張が、勝谷節も含めほぼそのまま文章になっているという感じで、ほぼ「おさらい」という感じでした。

ただ、ちょっと「偽装」「偽装」とこじつけに近いかな?と思うようなところもあるような気もしたのですが、読んでいる間は思わず納得してしまいそうな力ワザを感じたりもしました。

「野良妊婦」って言い方が・・・

ひとつ、痛快に思った話題がありました。「野良妊婦問題」です。(この表現、まさにぴったり)

私が大学病院で働いていた約5年前にはすでに現場では問題になっていました。

年に何人かは飛び込み出産(妊婦検診も受けず、かかりつけ医をつくらないまま、出産時に運び込まれて出産する妊婦のケース)される方がおりました。

産科医師にとって、飛び込み出産の患者さんは妊娠中の状況がわからないのでハイリスクになります。

ひょっとしたら逆子かもしれないし、前置胎盤(秋篠宮紀子さまが悠仁さまを妊娠されていた時はこのケースでした。結局帝王切開されましたね)かもしれない。

それをぶっつけ本番、手探りで母子ともに救わないといけない・・・これって実はすっごい大変なことなのです。

正直、こういう事態を招いたのは検診も受けずほったらかしにしていた妊婦が悪い・・・と思うのですが、その結果死産になったり子どもに障害が残っても訴えられるのは医師・・・ってなんて不条理なんだろうと思います。

そんなケースをこの本ではぶった切ってくれました。正直すっとしました^^;

その上診療費踏み倒しのことにまで触れていたのにびっくり。こういうケースは確かに踏み倒しが多いのです。

ほぼ100%の確率でこういうケースでは「出産費用が払えない」と相談され、一応「出産一時金で払える分を清算して、あとは分割で」という対応をするのですがその多くは払われず、踏み倒されます。

まるで見てきたかのように書かれているのに思わず感心し、うなずきながら読み進めてしまいました。

本当に経済的に困っている人を助けたい・・・と思ってこんな仕事をしていましたが来るのはこんなケースばかり。正直イヤになってこの業界から足を洗ってしまいました。。。

ああ、私自身つい怨念をこめて書いてしまったわ、失礼。

管理人プロフィール

にゃんこ
2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。

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