日常に潜む戦争をドラマで学ぶ

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戦争の話に触れたくなる時期が来てしまいました。

蚊取り線香ぶたさん

この時期、特にNHKやBS系のチャンネルではそういう番組が増えてきますね。

そして1日には「クローズアップ現代プラス」で「#あちこちのすずさん~庶民がつづった戦争の記録」が放送され、食器の片づけほったらかしてガッツリ観てしまいました。

#あちこちのすずさん ~庶民がつづった戦争の記録~ - NHK クローズアップ現代 全記録
【NHK】市井の人々が経験した“等身大の戦争”を描いた大ヒット映画「この世界の片隅に」。この名作が参考にした貴重な記録の第2弾がこの夏、半世紀ぶりに刊行される。雑誌「暮しの手帖」が編んだ「戦中・戦後の暮しの記録」。戦争を語る最後の機会を逃す...

戦時中って「悲惨」で片づけていいの?

戦後、戦争を知らないまま平和教育を受けた世代からしたら、この時代はとにかく「悲惨」だった話ばかり聞かされていた気がします。

また、戦争がテーマのスペシャルドラマも、映画も、ひたすら悲惨さを訴えられていたようにも思います。

でも実際、その時代を生きていた人にとっては、「日常に戦争があった」という感じで、確かに何度も空襲に遭ったり、生死の境をさまよったり、家族を亡くしたりと悲惨な時代ではありますが、「悲惨」のひと言では言い尽くせない時代なのかなとも思います。

そう思ったきっかけはアニメ版の「この世界の片隅に」を観て。

https://konosekai.jp/
>>この世界の片隅に(Wikipedia)

この世界の片隅に [Blu-ray]

この映画は呉の当時の空襲の記録をもとに、当時の天気まで忠実に再現してストーリー構成されている作品とのこと。

なので、観ているほうもアニメの中の人たちと同じ感覚で「日常にあった戦争」を疑似体験できたように思います。

毎日が生死の危険を伴い、無事に過ごせた時に「ああ、今日も生きていられることができた」と思えた。それが日常。おそらく当時の人々の基本感覚だったのかなと。

でも、そんな日常の中にも、悲惨だけではない、その時代独特の体験に笑っちゃったり、うれしくなったり、ときめいたりすることもあったことがわかります。

学校で行われる、お決まりの平和教育ではこんなことは聞けなかった。

ひたすら「悲惨さ」を訴えられる平和教育はもうやめにしてほしい。

当時の人々の声をもっと私たちに届けてほしい。

そういう意味で今回のクローズアップ現代プラスの企画は、よかったと思います。

 

話が長くなりました。興奮冷めやらぬ状態です私。

前々からホントに書きたかったのはこれから。

戦争の時代を描いたNHK朝の連ドラ

「日常に潜む戦争」と、じわじわ戦争が激化して国民生活が変わっていく様を作品の登場人物とともに疑似体験できるのは、むしろ連続ドラマなのかも、と思ったのです。

おなじみのNHK朝の連ドラが最近、実在の活躍した女性を主人公にしたものが増えてきたので、けっこう戦争の話が出てくるんですよね。

実は朝の連ドラって戦争の時代を知るいい材料なのかもしれません。

ということで、戦争の時代を描いたNHK朝の連ドラを紹介します。

ただし、自分が観たものしか知らないので、「この作品はないの~?」はナシでお願いします。知らん作品のことまで語れん。

タイミングよく再放送されるものもありますが、それ以外はDVDレンタルやNHKオンデマンド等で観れるので、関心のある方はぜひ観てください。
>>ゲオ宅配レンタル

マッサン

現在BSプレミアムで再放送中で、今から観ても間に合いそうなのはこれ。「マッサン」。

8月中旬から9月頃に戦争の時代の話が放送されることになりそうです。

スコットランド人のエリーさんが特高に疑われたり、娘のエマが恋した人が出征、戦死したり、戦後、進駐軍がウイスキーを欲しいと言ったり等のエピソードがあります。

カーネーション

これも現在地上波で夕方放送中(近々高校野球で中断かも・・・)ですが、こちらはもう戦後の話になっています。

戦争中も愛国婦人会(国防?どっちか忘れた)がミシンの供出を強要したり、モンペのおしゃれをとがめられたり、幼なじみが相次いで戦死したり売春婦になったりとエピソード満載でした。

ヒロインは「着物に戻せるモンペを一張羅のいい生地で作ろう!」と前向きで、暗い時代の話ながらも楽しく視聴しました。

ごちそうさん

こちらの話は正直観ていてつらかったです。次男が戦艦の炊飯係として出征、戦死。

高校野球のエピソードも。

花子とアン

「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子さんの話。主人公が英語の翻訳をする人だったので、英語の辞書を焚書しろと迫られる話があり、こちらも見ていてつらかった。

軍用犬のエピソードやカナダ人の恩師が帰国させられる話も登場。

また、愛国婦人会のおばさま役の壇蜜さん、怖かったです。

そして「赤毛のアン」が戦火を潜り抜け、命がけで翻訳された作品だったとこのドラマで初めて知りました。

わろてんか

芸人さんが戦地に慰問に行くエピソードや、映画の脚本の検閲のシーンがありました。

 

少しだけ登場「べっぴんさん」「とと姉ちゃん」

この2作品はわりとすぐ戦争の時代は終わりましたが、「とと姉ちゃん」は「この世界の片隅に」に関連するエピソードがありました。

「この世界の片隅に」の資料となった雑誌が、「とと姉ちゃん」のヒロインが編集する雑誌「あなたの暮らし」のモデルになった「暮らしの手帖」の別冊です。

最終週でヒロインが戦争のエピソードを集めたら大反響で、いっそ一冊丸ごと戦争中の手記で特集しちゃおう!という話になります。そして発刊された「戦争中の暮しの記録」が「この世界の片隅に」の資料として使われました。

戦争中の暮しの記録

暮しの手帖社 暮しの手帖社 2010年07月
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ちなみに新しく募集したエピソードを載せた本も7月に出版されました。

戦中・戦後の暮しの記録

暮しの手帖社 2018年07月
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今回は朝ドラばっかり紹介しましたが、この夏のクールには、TBS系日曜21時~、ドラマ版の「この世界の片隅に」もあります。

もちろん観てます。松坂桃李くんが出てるので(*^^*)

 

そろそろ、等身大の戦時中の話を知りたい。

そしてできればその上で、その時代の政治や国際関係的な歴史も学んで、同じことを繰り返さないようにするにはどうしたらいいのか考えたいです。

管理人プロフィール

にゃんこ
2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。

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