すでにおなじみ「新潮文庫の100冊」
「カドフェス」も「ナツイチ」も本好きにとっては夏の風物詩ですが、やっぱり書店の平積みに新潮文庫の100冊がないと夏っぽくないと思うのは私だけ?
もちろん小冊子ゲット&文庫本購入&しおりをゲットしてきました。
#キュンタ大作戦!2020は2度おいしい
新潮文庫も対象文庫本を1冊買えばグッズがもらえます。
2020年はキュンタうちわしおりです。プラバンでできたうちわ型のしおり。
私は最初に新潮文庫の本を買った本屋さんではうちわをもらい忘れてしまい、悲しかったのでその日、たまたま寄ることのできた別の本屋さんでゲットしてきました。
そして、対象文庫本とうちわしおりについて「#キュンタ」のハッシュタグをつけてtwitterまたはInstagramでアップすれば、抽選で100名の方に純金キュンタしおりが当たるそうです。
新潮文庫の100冊🌻
綿矢りさ、前から読みたかったので楽しみ📗#キュンタ pic.twitter.com/WwR7vAEYBq— にゃんこ🐾🌸 (@fruitsnyanko) July 14, 2020
名作文庫本は2020年限定表紙
確かに「カドフェス」も「ナツイチ」も企画されてましたが、ほぼ毎年恒例企画と化した「限定プレミアムカバー」。
確かカドフェスはてぬぐい模様のレトロ感たっぷりな表紙、ナツイチはかわいいネコキャラ「よまにゃ」の限定カバー表紙でした。また両者とも今どきのイラストレーターさんが素敵な表紙を描いてくれたものも。
新潮文庫は今回、超シンプル。
緑の表紙が光ってしまいましたが・・・
なかなかどれもビビッドなカラーです。
私が買った新潮文庫の100冊対象の文庫本はこれ
手のひらの京/綿矢りさ
「インストール」「蹴りたい背中」ももう昔の作品になっちゃうのかな。
そんな頃からずっと気になっていた作家さんだったけど、今回初挑戦です。
まだ積読ですが、京都に住む3姉妹のそれぞれのお話・・・のようです。
姉妹ものとなるとつい気になってしまう。
最後の秘境 東京藝大/二宮敦人
藝大って昔から変人の集まりというイメージがあります。
これ読んだらさらに変人観が育ちそうな気もしますが・・・
この本は私が最近ハマったYouTuber、文学YouTuberベルさんの動画で知りました。
ベルさんの書評のおかげで読みたい本が増えてしまいました・・・
新潮文庫の100冊の小冊子は読みたいココロをそそる
さて、今回の新潮文庫の100冊で読みたい本を探しましたが・・・対象本紹介の一文が本文からの魅力的な引用で、なかなか絞り切れない~~~~
いなくなれ、群青/河野裕
ジャケ買いならぬ、ジャケセレクトです。
よるのふくらみ/窪美澄
ブクログで私がフォローしていた方が本棚登録していて前から興味がありました。
100冊にも入っていたのですね。
「私のからっぽに栓をしてほしかった」ってなに~~~~~????
気になるやん。
もいっかい本屋さん走ろ。
白いしるし/西加奈子
表紙の猫の背中がかわいい・・・だけじゃなくて、中身はガッツリな恋愛小説ぽい。
わたし、定時で帰ります/朱野帰子
ドラマは見ていなかったんですが、読むと日頃のストレスが軽減できそうな予感がします。
受験脳の作り方/池谷裕二
現在中学3年の受験生がいる身なので、こういう本はとても気になります。
一日江戸人/杉浦日向子
なんて一文が作中にあるそうですが、確かに元禄文化や化政文化など華やかな時代を作ったことを考えると、確かにその通りかも、と思ってしまいます。
私の中でも「文化を楽しむ気持ちを押さえつけるような政治は短命で破滅する」という法則?を教えてくれたのは歴史の中に生きる江戸人でした。
著書は江戸風俗研究家の杉浦日向子さんなのでほぼ間違いなく楽しめるでしょう。
絶唱/湊かなえ
今回の新潮文庫の紹介は「恋する本」「シビレる本」「考える本」「ヤバイ本」「泣ける本」のカテゴリに分けて紹介されていました。
「イヤミス」の湊かなえさんの作品なのできっと「ヤバイ本」に分類されると思っていたらこの本は「泣ける本」とのこと。あえてこっちに分類されるならマジ泣けるのかもしれない、なんて思ってしまいましたw
(ちなみに「ヤバイ本」にも1冊、湊かなえさんの本がセレクトされています)
人斬り以蔵/司馬遼太郎
歴史好きなのに私、司馬遼太郎さんの本を読んだことがないんですよね。歴史小説から歴史にハマったんじゃなかったからなんでそこはすみません。
司馬遼デビューするなら絶対幕末ものにしたいので、セレクトしてみました。
大河ドラマ「龍馬伝」のような以蔵キャラを期待していますが・・・どうなんでしょう。
これまでに読んだ新潮文庫の100冊本
なんだかんだいって、高校生ぐらいの頃からなじみのあるフェアなので、既読本はたくさんあります。これでもだいぶ「100冊」のラインナップは入れ替わっているようなんですけどね。
カドフェスやナツイチでもしつこく言っている夏目漱石「こころ」。3つのフェア対象本コンプリートですね。
こうなるとどの出版社の文庫本を選べばいいのか悩みますが、ポイントとしておすすめしたいのは
- 解説を書いている人がだれか
- 書体
- 表紙
のなかで自分が好きだと思うもの、しっくりくるものを選ぶといいと思います。
ちなみに私だったら今回は「かまわぬ」てぬぐい柄と表紙に使用されている紙の質感に惚れたので角川かなぁ。
他に読んだことがあるのは「痴人の愛」谷崎潤一郎。
ヒロインのナオミがエロいんですが、昔の人はこの程度の描写でもエロイと感じていたのかなど、余計なことまで考えてしまいました(←発想が男子高校生並^^;)
「錦繍」宮本輝もよかった。この作品は独身時代に開設していたサイト(ホームページ)にはレビューを載せていました。恋愛ものなんですが後半は起業ものっぽいストーリーになってしまい「ん?」とは思ったのですが私はそっちのほうが好きでした。
「ぼくは勉強ができない」山田詠美は初読が26歳ぐらいでした。そのとき読んでも面白いとは思ったのですが、10代の時に出会いたかった。でも10代の時にはまだこの作品はなかったけど・・・。ちなみに山田詠美は「トラッシュ」と「蝶々の纏足」が好きです。
「羅生門」芥川龍之介は文庫ではなく教科書で読みました。確か高校1年最初の現代文の授業がこれだったはず。結末がどうこうよりも、平安時代の飢饉の頃の羅生門の風景のえぐさというか、殺伐とした雰囲気にぞっとした記憶があります。
「海と毒薬」遠藤周作は先に映画を見ました。全編モノクロにもかかわらず解剖シーンが生々しくて凝視できず。人間の「善と悪」について考えさせられる話。
「江戸川乱歩傑作選」はこの文庫本ではなく、収録作品の半数を読んだことがあるのでここで取り上げました。衝撃的なのは「人間椅子」でしょうか。当時20代だった私はただただ気持ち悪いと感じただけでしたが。
「塩狩峠」三浦綾子は涙なしには読めません。でも、三浦綾子さんは他にもいっぱいいい作品があるんだよーーと言いたいけどね。「氷点」「ひつじが丘」「天北原野」「泥流地帯」などなど。
実は私、今年久しぶりにがっつり3大フェアをチェックしました。
かつての書評サイト運営時の「本読みたい病」(「マンガ読みたい病」のほうが強いかもしれませんが・・・)が再燃したので、これからは本関係の記事が増えるかもです・・・。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
◆さらに詳しいプロフィールと家族については「管理人プロフィール」「家族について」に。
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