夏のブックフェア2つめは集英社文庫のナツイチです。
カドフェスの黄緑に対してこちらは目の覚めるような青空を連想させるブルー。
ナツイチ2021のプレゼントはマグネットしおり
ナツイチ対象本を購入すると1冊につきひとつ、マグネットしおりがもらえます。
色は4種類(赤・青・黄・緑)。はさむと本からよまにゃが顔を出しているように見えます。
マグネットの磁気がけっこうしっかりしていて、これならどこまで読んだかしっかりホールドしてくれそう。しおりを挟んでかばんの中に本を入れてもしおりがはずれてどっか行くという心配もなさそうです。
なくなり次第終了だそうなので、なるべく早くナツイチ対象本をゲットしてください。とはいえ、色を選ばなければ意外と遅くまで本屋さんに残っているかもしれませんが。
ナツイチで読みたい本
先日、文学YouTuberベルさんの動画を見ていたら、
今年のナツイチは昨年のラインナップの2/3は入れ替えされている
とのことを聞き、あらためてナツイチの案内冊子を読み返したら確かにかなり入れ替わっているっぽいです。
おかげで今年もたくさん読みたい本が見つかってしまいました。お金と時間が・・・ヤバイ
パラ・スター<Side 百花> 阿部暁子
車いすテニスのトップを目指す親友・宝良のために最強の競技用車いす作りに挑戦する百花サイドの話。この作品は対になっていて、選手である宝良側のストーリーと、エンジニアである百花側のストーリーがあります。
ものづくりに情熱を捧げる話と言うのが気になり、今年のナツイチでは迷わずセレクトしました。(実は昨年もナツイチの対象本になっていたんですけどね^^;)工業高校に進学した長男の影響も少なくないかも。
どこよりも遠い場所にいる君へ 阿部暁子
阿部暁子さんの作品でもうひとつ気になるのがこちらです。
少年は時空を超えた少女に恋をした・・・という時空ものの恋愛&青春小説という感じでしょうか。
映画で言えば「時をかける少女」や「イルマーレ」、マンガで言えば「サマータイムレンダ」、小説だと「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のような時空を超える話が好きなので気になります。
あ、そういえばまだ読んでないのでわかりませんが「東京卍リベンジャーズ」もそうかな。
ちょうど昨年、「キュンキュンするアオハルな感じの小説が読みたいーーー!」って思っていたのですが、これはキュンキュンできるかな?・・・というよりは皆さんの感想から推測するところによるとむしろ泣けるかも。
九十九藤 西條奈加
口入れ屋(江戸時代で言う人材派遣業・・・のような)の女主人の恋と仕事の時代小説。
ナツイチの冊子には実際にこの本を読んだ人の一行程度の感想が載っているのですが、そこには「ビジネス書や自己啓発書としても役に立ちそう」とありました。
どっぷりの恋愛小説が苦手な人でも読めるかな。ということで気になっています。
蝶のゆくへ 葉室麟
新宿中村屋の創業者、相馬黒光をモデルとした女性の一代記。
相馬黒光という女性、高校時代に女性史の本を読んだ時にさらっと生涯について読んだことがあります。あんぱん作った人ですね。NHKの朝ドラ「なつぞら」に登場したマダムのモデルがこの人だと言われていますが、単にモデルとしてだけじゃなくて、この人の生涯を朝ドラでやったらいいのになーと思ってました。
こういう小説が出ているなら一度じっくり相馬黒光という女性について知りたいなと思います。
腐れ梅 澤田瞳子
先ほどは江戸時代の話でしたが今回は平安時代の話。
平安時代の作品って基本、貴族社会の話が多いですが、この作品はさらっと見たところ庶民に近い話っぽい。平安時代の庶民といえばはっきりいってド底辺を生きているような感じのイメージがあります。この時代、飢饉も多かったし、芥川龍之介の「羅生門」でも飢餓がひどかったようだし。
そんな時代にしぶとく生きた人の話となると・・・どんなストーリーでどんなキャラが出てくるのか気になります。
草花たちの静かな誓い 宮本輝
宮本輝さんの作品に久しぶりに出会った♬
莫大な遺産を残して死んだ叔母の行方不明になった娘を探し出すうちにある真実にたどり着く・・・というストーリー。宮本作品の中では「オレンジの壷」に近いのかな?
私の中で基本、宮本輝はハズレがないので、安心して着手できそう。
ユートピア 湊かなえ
カドフェスで取り上げた「ブロードキャスト」は湊かなえさんにしては珍しい青春小説でしたが、こちらはがっつり「イヤミス」のようです。
境遇の違う3人の女性が一緒にビジネスを始めるが、ある出来事をきっかけにお互いに疑惑を持ち始める・・・というストーリー。
本と鍵の季節 米澤穂信
図書委員の男子高校生2人による謎解きミステリー。
舞台が図書館のミステリーと言うだけでも、読みたくなります。
これも買う時かなり悩みました。
読書は格闘技 瀧本哲史
今どきの読書術という感じの本のようです。
さて集英社と言えば。。。人気漫画のノベライズもラインナップされています。
ハニーレモンソーダ 後白河 安寿/村田 真優
女子向けのマンガアプリ「マンガMee」で1位の常連だった「ハニーレモンソーダ」がこの夏映画化されます。
男の子のまるでレモンのような髪の色、どう再現されるんだろ、というのが気にはなりますが、キュンキュン系のストーリーは読んでいると気持ちが若返りそうで(完全にばばあのセリフ)、たまには読んでみたいですね。
ナツイチで紹介されていた既読本
昨年のナツイチで購入し、読んだのはこれ。
太陽のパスタ、豆のスープ 宮下奈都
婚約破棄され、どん底だった主人公、明日羽。ある日、叔母が紹介してくれた「やりたいことリスト」を作るうちに自分自身を見つめなおし、再び前を向いて歩き始めるというストーリー。
序盤のヒロインは「ホントあんた、なーんも考えてなかったのね」とあきれつつも、読みすすめていくうちに少しずつ成長していく姿が憎めない。
ただ、こういう話はできれば20代の時に出会いたかったなぁ。
本にも旬、というか出会うべき年齢とタイミングがあると思います。どうせならベストタイミングで出会いたかった。
しかもこの作品、今年はナツイチ特装版・よまにゃバージョンの表紙なんです!
まぁ、オリジナルの表紙も好きですけどね。ちょっとタイミングを間違った気分になってしまいました。
白蓮れんれん 林真理子
これはNHK朝ドラ「花子とアン」放送時にいてもたってもいられず、楽天Koboで購入し、読みました。
蓮子様のモデル・柳原白蓮を描いた小説です。
ナツイチ、ちょっと気になることが・・・
夏の文庫フェアの際にはできれば各社2冊ずつはゲットして読みたいな~と毎年思ってます。
カドフェス、ナツイチ、新潮文庫の100冊のなかではナツイチは、青春ものとライトな感じのミステリーが多いという印象があり、私も毎年楽しみにしているのですが、ナツイチについてちょっと気になることがあります。
ナツイチの冊子を見て思いましたが、集英社文庫って・・・文庫本1冊の単価が高くないですか?
例えば新潮文庫だと安くて300円台、高いので800円のものもありますけれど、ナツイチでは基本薄めの文庫でも軽く500円台、読みごたえのありそうなぶ厚目の文庫本になると800~900円台の本がザラにあります。700円台だってフツーにあります。
なんとなく他の出版社より気持ち100~200円ばかり高めという感じ?
これがちょっと手出しをためらってしまう理由のひとつでもあります。
例えば上記の「蝶のゆくへ」は836円(2021/7/27現在)。読みたい気持ちはやまやまですが・・・複数冊購入するにはちょっとためらう価格です。
まぁ、ハードカバーの本なんてもっと高いですから、あまり文句は言えないですけど・・・。
それでも読みたければまた、購入を考えますので、まぁいいか。
というわけで今回は、ナツイチの紹介をさせていただきました。
よまにゃマグネットしおりが欲しい方はぜひ、店頭にてナツイチ対象本をお買い上げください。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
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