多すぎても少なすぎても「これでいいのか」と考えてしまうのが、子どもに渡すお小遣いです。
先日、産経新聞に掲載されていた原坂先生のコラム(11/16朝刊)のテーマも「お小遣い」。
お小遣いについてはさまざまな考え方があるので、悩むところだと思います。
そこで、「我が家の場合」についてちょっと書いてみようかなと思います。
よくあるお小遣いの決め方いろいろ
さて、皆さんはお子さんのお小遣いをどんなふうに決めてますか?
近所のママ友さんに聞いた話と、原坂さんのコラムで紹介されていた一部を紹介します。
お小遣いナシ
・まだ渡していない(小1・幼稚園年中のママさんより)
期間を決めて固定
・月額500円固定(当時小3のお友達本人より)
・月額年齢×100円(原坂さんのコラム質問者・小3ママ)
同じことを言っていた当時幼稚園年長の次男のママさんもいました。ある育児書でもこの方法が推奨されていました。
・月額2000円固定(コラム質問者のお子さんのお友達・たぶん小3)
当時小2の長男の友達でおそらくこれぐらいもらっていたと思われる子もいました。その子のお母さんは働いていたので、おやつ代含めて渡していたのだと思います。
条件付き固定
・完全お手伝い制で、お手伝いの内容によってお小遣いをあげる(小3・幼稚園年中のママさんより。他複数)
・お祭りなど、特別な行事の時だけ1000円など渡す(小5長男のお友達本人より)
など、さまざまですね。
あと、条件付きに入ると思いますが「学生の本分は勉強。なので本1冊読んだら200円渡す」と言っていた人もいました。私が子どもだったらこんなこと言われたら喜んで読むわ~。
我が家はこうやって決めた
様々な意見がある中、我が家ではこのようにしました。
長男の場合
小5長男には「月額1000円」渡しています。世間相場より少し多いほうかもしれません。
このブログの他の記事を読まれている方はたぶんご存知の話かもしれませんが、長男はトミカをはじめとするミニカーが大好き。
毎月、トミカの新発売の車種をチェックしては家電量販店に買いに走り、翌月の初回限定トミカを予約してきます。
月のお小遣い1000円はほぼそれにつぎ込んでいるようなものです。それでなんとかやりくりしています。
でもたまに、どうしてもお小遣いが足りなくなったり、どうしても欲しいものができたりしてお金が欲しい時があるようです。
そんな時は、本来なら翌月まで我慢させるべきですが、うちの場合はまず、「足りない理由」をきちんと説明させます。
その上で、どうすればいいか提案します。
多くは「お風呂掃除●日続けてしてくれたら▲円ずつあげます」という形で落としどころが決まります。たまに「ばあちゃんの家の庭で草むしりしてこい!」という時もアリw
「足りないお小遣いを補てんするなら労働しろ」と言うことを暗に言ってます。
次男の場合
我が家では子どもによってお小遣いの渡し方を変えています。
「貯めて使える」長男は月単位で渡してもまぁなんとかするので(できない時もままありますがw)大丈夫。
でも、「貯めて使う」「ほしいものを買うまで我慢する」ということがなかなかむずかしい次男。
発達障害の特性からくるものもあるので、無理に直そうとするとかえってつらい目に合わせるかもしれません。
なので次男の場合は「毎週水曜日に100円」を渡しています。
100円×4~5週だと月400~500円という計算になるので、これまた世間相場より多いと思います。
なぜ100円にしたのかというと、次男のお小遣いの使用目的が「好きなおやつを買ってリフレッシュ」がメインなので、家から一番近いコンビニでお買い物を楽しめるように100円にしています。
水曜日になると「ママ~100円」と言いながら帰ってきては妹を連れて近くのコンビニに買い物に行ってます。
時々駄菓子程度のお菓子を妹に買ってあげたりもしているようです。
幼稚園児のお金教育
お兄ちゃんに時々おごってもらっている末娘。
この子はまだお小遣いを渡していません。
自由に買い物をしているお兄ちゃんたちを見ていると、
まめにゃんもお小遣いが欲しい
と言い出し始めましたが、お小遣いデビューはまだ。
理由は「お金の計算がまだ怪しいから」
と言いつつ、お金の計算練習をしてあげれてないんですよね。そろそろ練習してあげたい。
お小遣い帳はぜひつけさせたい
と、我が家のお小遣いは三人三様ですが、いずれ3人とも共通して教えないといけないなと思っていることがあります。
それは「お小遣い帳をつけること」
お小遣い帳のメリットは
・計画的にお金を使うことを覚える
長男はすでに計画を立てて使っていますが、頭にメモるよりお小遣い帳に書くほうが、やりくりはしやすいと思うので。
・無駄遣いをしなくなる
計画的にお金を使うことを覚えると、自然と無駄遣いをしなくなります。
・お金を貯める楽しみを覚える
…かどうかは子ども次第な気もしますが(^^;)ほしいものを買うために少しずつお金を貯める楽しみを、子どものうちに覚えることはとても大事なことだと思います。
・計算を楽しく覚える
お金が増えるなど、実際に自分が得するかも&損するかもな話になると必死で計算しますので(特に関西の子どもはw)。
というところでしょうか。
家計簿をつけていないお前が言うな、な話かもしれませんが(笑)
結局は双方納得いく方法を模索&時々見直し
以上、子どものお小遣いについて我が家のケースと自分の考えを書きました。
「あまり子どもにたくさんお小遣いをあげるのは考えもの」という意見も少なくないかもしれません。
ただ、私はできればお小遣いは、子どもたちのささやかな楽しみ(買い食いや安いおもちゃなど)がとりあえず実現できて、あとは本人次第でお小遣いをためて好きなものを買うことができる程度の金額をこちらから提示して、本人が納得できればそれでいいかな、と思っています。
また今後、子どもたちの学年が上がればお小遣いの値上げの話も出てくる可能性もあります。
その時は、値上げする分、これまで親が買ってあげていたものを子ども自身でやりくりして買うようにするという話を抱き合わせにして話すつもりです。
そうやってじょじょに自立へとつなげていけたらいいなと思います。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
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