ゴールデンウィークを楽しみ始めたらもう5月です。
田植えや茶摘も始まり、緑がまぶしい時期です。
さわやかな晴天の日も多く、過ごしやすい日々。
初夏の訪れを思わせます。
5月は・・・皐月(さつき)
田に苗を植える早苗(さなえ)の月という意味があります。
そのほか、その意味そのままに早苗月、旧暦では梅雨にあたるので雨五月とも呼ばれることもあります。
もっとも一般的な呼び方「皐月」は「早苗月」が略されたもので、「さつき」の「さ」には沢や沼といった意味を持つ「皐」があてられるようになりました。。
そのほかの5月の呼び方いろいろ
橘月(たちばなづき):橘の花が咲く月
薫風月(くんぷうづき):橘の花の良い香りが薫る月。
五月雨月(さみだれづき):雨が多くふる月(←旧暦の名残?)。
狭夜月(さよづき):夜がすぐ明ける月。
悪月(あくげつ):中国の古書には悪いことが起きたり、ものごとがうまくすすまない月とされている。
その他・・・鶉月(うずらつき)、稲苗月(いななえつき)、田草月(たくさつき)、月不見月(つきみずづき)など。
1日 メーデー
この日は世界各地で労働者の祭典が行われていますが、もともとヨーロッパでは夏の訪れを祝う日でもあったそうです。このお祭りのために労使が休戦し、お祝いをするとされていましたが、これが転じて「労働者の日」となったとか。
世界最初の労働者の日としてのメーデーは1886年のアメリカ・シカゴで始まりました。当時の労働時間が一日12~14時間だった時代に8時間労働の要求を掲げて統一ストライキを行ないました。当時はその後、虐殺ともいえる弾圧を受けたので、権利要求も命がけの時代だったんですね。
日本では1905年、平民社の茶話会がメーデーの先駆けだったそう。平民社と言えば社会主義の団体。その後治安維持法で抑え込まれた時代や戦争によって弾圧を受けた時代、戦後も血のメーデー事件などで何度か流血沙汰になりつつ、紆余曲折を経て現在のようなメーデーになっているみたいですね。
世界の多くの国ではメーデーは祝日とされていますが、日本では勤労感謝の日という、趣旨の似た祝日があるなどの理由で祝日にはなっていません。GW真っ最中なのにとは思いますが、勤労感謝の日があると言われたらそれももっともな気も・・・
2日 八十八夜
夏も近づく八十八夜~~~♪ なんて歌がありますが・・・。5月2日は八十八夜といい、昔から農家にとっては重要な日とされています。
この日が来ればいよいよ新茶のシーズンです。
八十八夜とは
八十八夜に当たる5月2日は立春から八十八日目で、春から夏へと移り変わる境目となり、作物の生長において大切な目安の日となります。茶畑では茶摘を始める目安の日となります。
また、 「八十八夜の別れ雪」という言葉があり、この日以降は霜の心配がなくなるので、農作物の種まきを始めても大丈夫という意味もあるのだそうです。
この時期に摘まれるお茶はおいしい
昔はこの時期、紺絣の着物姿の女性が赤いたすき掛けをして、茶摘みの唄を歌いながら、お茶を摘んでいました。イメージとしてはかおりちゃんマークのお茶のマスコットキャラクターの服装がそうですね。
この頃に摘まれたお茶は一番茶といい、テアニンなどのうまみ成分をたっぷりと含んでいるので味も良く、栄養価の面においても極上のものとされ、飲むと「中風にならない」「不老長寿で縁起がよい」と言われています。
3日 憲法記念日
この日は「日本国憲法が施行された日」のため、憲法記念日とされました。
ちなみに日本国憲法が「公布」された日は11月3日、文化の日がこれに当たります。
4日 みどりの日
2007年よりこの日になった祝日です。
それまでは「国民の休日」と呼ばれ、祝日にはさまれた日は休みになるとのことで、実質の休日となっていましたが、これで堂々と祝日となりました。
5日 こどもの日
5月5日は、こどもの日です。
この日は端午の節句でもありますが、 「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかる日」という主旨があるりっぱな祝日でもあります。 未来を担う子どもたちの幸せを願いつつ、端午の節句を楽しみたい一日です。
こどもの日って実は母のための日?
いつだったか「たかじんのそこまで言って委員会」にパネラーとして出演されていた元宮内庁の所功さんのおはなしによりますと、こどもの日は
「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかり、母に感謝する日」
なのだそうです。
こどもの日は、こどものためだけではなく、母のための日だということ。
もし、子どもたちが「今日は子どもの日だから」と偉そうなことを言ったらこれをネタに切り返してあげましょう(爆)
5日 端午の節句
前述のとおり、5日は端午の節句でもあります。
この時期にありがちな邪気を祓い、男の子の立身出世を願う日とされています。
#立身出世なら、女の子も願ってほしい
6日 立夏
5月6日は立夏。
この日から暦の上では夏です。そして、この日から立秋(8月7日)までが夏となります。
名前のとおり、緑が繁り、だんだんと夏らしくなってきます。かえるが鳴き始め、たけのこが生えてくる頃です。
産後少し暑がりになった私は、そろそろ半袖の服を出したくなります。
日差しや風がさわやかになり、過ごしやすくなります。
朝顔の種をまくなら、ちょうど今ぐらいがチャンスかも。
8日 世界赤十字デー
赤十字社を創設した、アンリ・デュナンの誕生日にちなんで制定されました。赤い十字の旗はデュナンの祖国スイスの国旗を反転したものだそうです。
デュナンってどんな人?戦傷病者の保護とそのための国際協力を訴えた人。
私が中学生の頃に読んだ「アルペンローゼ」という漫画に登場したのでなんとなく覚えてました。
5月は日本赤十字社が創立された日が1日、ナイチンゲールの誕生日を看護の日として12日、そしてこの日・・・と赤十字と縁が深い月のようですね。
第2日曜(9日) 母の日
5月の第2日曜は母の日。そして今年は9日が母の日です。
母の日の由来は?
1905年5月、アメリカのフィラデルフィアに住む少女が母の死に遭遇したことをきっかけに、自分の母のことを敬う機会を設けようという働きが生まれました。
それはアメリカ全土に広まり、1913年にはアメリカのペンシルバニア州で公認の祝日となったそうです。
カーネーションを贈るのはこの少女が、母親の好きだった白いカーネーションを祭壇に飾ったことからきています。
お母さんが健在であれば赤いカーネーション、亡くなっていれば白いカーネーションを胸に飾ります。
(※ただし、関西ローカル番組で母の日の話が取り上げられたときに話題になった話によると、
「お母さんが生きていれば赤、なくなっていれば白」というのは、のちに(といってもいつ頃かは分かりませんが)「お母さんのいる子・いない子の差別を助長する」と言われ、現在では赤で統一されたとのこと)
ちなみにカーネーションには「十字架にかけられたキリストを見送った聖母マリアが落とした涙のあとに咲いた花」という言い伝えがあるそうです。
花言葉は・・・赤が「愛を信じる」、白が「私の愛は生きている」、ピンクが「熱愛」
日本での母の日
日本では昭和初期より、教会を中心として母の日を祝う風習が行われるようになりました。その後ブレイクのきっかけを作ったのは森永製菓だとか(また企業キャンペーンかいっ)
日本では5月は気候がよく過ごしやすい季節。カーネーションに限らず母の日に花を贈る方も多いです。
花の好きな女性が多く、贈り物として安心して贈れるものということもありますが、春から初夏にはたくさんキレイな花が咲き、贈り物の花も選び放題、ということもあるのでしょうか。
21日ごろ 小満
ますます陽気がよくなり、生き物は成長し、ますます元気に。
草木は生き生きと生い茂る時期です。
農家はこの時期、最も忙しい。
中国・四国地方では「牛馬の節句」といって独特の行事を行っているのだそうです。
(ネタ元:ひなちゃんの歳時記 (産経コミック)久保田裕道著・産経新聞社)
中旬~下旬 学校は遠足シーズン
GW明け頃から小中学生は遠足行事が入るのが定番でしたが・・・
今年は新型コロナの影響で、次男みにぐりの通う中学校では秋に延期、末娘は6月に宿泊の野外活動の予定がこれまた秋に延期です。
早く気兼ねせず外出できる日が来てほしいけど・・・
下旬ぐらい? 中間テスト
そして下旬ごろには新学年初めての中間テストです。
長男ぷちぐりの通う高校に入学前の教科書販売に行った際、ある先生に
「1年の1学期の中間テストが一番肝心やで。しっかり勉強していい成績取ったらいい進学先も就職先も紹介してもらいやすいからな」とお話されました。
確かに1年1学期中間のテストは今後の成績を左右するぐらい大事なので、長男次男とも今回はしっかり頑張ってもらわないとね。
6月になればもうすぐ梅雨。
じめじめした季節が来ますが心の湿気はとっとと飛ばして頑張りましょか。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
◆さらに詳しいプロフィールと家族については「管理人プロフィール」「家族について」に。
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