夏休みには「夏の100冊」はいかが?新潮・角川・集英社の夏フェア&課題図書中学高校編

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別件の仕事でごたごたしているうちに・・・ついに夏休みに突入です。

前回、小学生の読書感想文の本選びについて書いたので、今回は中高生編で。

例年は課題図書について書いていましたが・・・

いきなりですみません。正直、あんまりおススメはできないです。

  • とりあえず本の値段が高い
  • 文庫にも名作はいっぱいある
  • 自分で興味のある本を探したほうが感想文は書きやすいのでは?

というのが主な理由。

とはいえ、課題図書の中で見事、興味が合致することもあるので、この記事の最後のほうにリストを載せておくことにしますね。

今回は、中高生におススメ!な本を夏の100冊からピックアップしてみました。(私の趣味に近いものもありますが・・・)

中学生なら夏休みの宿題以外にも、朝の10分間読書用の本としても使えますよ。

夏の100冊って?

新潮社の「新潮文庫の100冊」、角川書店の「カドフェス2018」、集英社の「ナツイチ」のように、各出版社のイチオシ文庫を100冊程度セレクトされたフェアです。

夏休みに行われるフェアと言うこともあり、セレクトされた作品は主に中高生にぜひ読んでほしい本が揃っています。

もちろん大人が読みたい本もたくさん。

映画やアニメ、ドラマなどの原作でおなじみの本が少なくないし、昔からの文学作品も表紙が今風になって登場!手に取りやすいのではないかな?

読書感想文におススメ!各社100冊よりセレクト

正統派路線の純文学

夏目文学初心者が読みやすいのは「坊っちゃん」でしょうか。

何年か前に二宮和也くんがドラマで主演していた作品です。

いかにも「こんな先生いそうだな~」な感じのキャラクターもたくさん出てくるので楽しめるのではないでしょうか。

夏休みに何となく気になる作品タイトルです、「夏の庭」

小学6年生の少年3人が、「死」に関心を持ち、何気に提案した「一人暮らしのおじいさんの「死」を目撃しよう」

最初はただこっそり観察するだけの3人がやがておじいさんと交流するようになって・・・という話。

1994年に相米慎二監督で映画化されていたんですね。おじいさん役は三国連太郎さん(佐藤浩市さん父)でした。

「恥の多い人生を送ってきました」とかなり引きの強い文からはじまる「人間失格」

私自身は個人的には太宰治って、人物的にも作品的にもNGなんですが、「本当の自分はいったいどこにいるんだろう」と考える機会が少なくない中高生の時期にこういう作品を読んでみるのも悪くないかもしれません。

作品には読むのに適した時期があって、その時機を逃すと、年老いてから読んでも感動がいまいちだったりすることがあるんです(経験から)。

あと、純文学系では三浦綾子が、読みやすいのでお勧めです。

100冊に登場した作品で言えばこの「塩狩峠」

三浦作品は他にもいい作品があるんですが(「氷点」「ひつじが丘」「天北原野」「泥流地帯」あたりが好きで、学生さんにおススメですが)

暴走した列車を止めるため、自らを犠牲にして乗客を助けた青年の話です。

今どきの文学

先日、芥川賞と直木賞が発表されました。

私としてはどちらの受賞作も読んでみたい気持ちがわきそうな作品でした。

でも今どきはこれらの賞に加えてぜひチェックしたいのは本屋大賞!

本屋大賞を受賞した作品の映画化やドラマ化はだいたいハズレがありません。

というわけで100冊から発見した歴代本屋大賞受賞作のひとつがこの「村上海賊の娘」。映画化の噂もありますがどうなるんでしょうね。

私も読みたいと思っている本の一冊。でもこの作品、4巻まであります。

戦国時代好きにおススメ。

「精霊の守り人」はNHKが綾瀬はるかさんヒロインでドラマ化しました。

ファンタジー系が好きな人向け。

ただしこれ、いったんハマるとシリーズ10冊あるらしいので読むのが大変かも^^;

ま、夏休みなのでいいでしょう♪

朝井リョウさん「何者」は就活中の学生たちの話。

「自分って何者なんだろう」とガッツリじっくり考える時期って、一生の中でも思春期と就活期だと思うんですよね。中高生の子が就活の話と言ってもピンとこないかもしれませんが、「自分は何者なんだ」と考える時期としては通じるものがありそうなんで、読んでみてもいいんじゃない?って思います。

佐藤健くんや有村架純ちゃん、菅田将暉くんたちで映画化されています。

ノーベル賞候補と言われ続けている村上春樹はとりあえず1冊はチェックしたい。

最近の作品なら「1Q84」でしょうか。新潮文庫の100冊にラインナップされていました。

ちなみに私が村上作品でチェックしたのはいかにも40代がチェックするっぽい「ノルウェイの森」です。なんせ発刊当時ベストセラーだと大騒ぎしていたのでつい。

でも私は個人的には村上龍のほうが好きですけどね^^;

ミステリーもあり?

ミステリー小説は読みだすと時間を忘れてしまいます。

苦にならない読書をする方法として、ミステリー小説をセレクトするというのはアリかもしれません。ただし、向き不向きがあるかもしれませんが。。。

長男がもう少し読書好きならすすめたいと思ってたのが宮部みゆきさん「ソロモンの偽証」

同級生の転落死をきっかけに学校の思惑やマスコミの報道などに翻弄させられ、真実も知らされない。そんな中、中学生3年の有志たちで「学校内裁判」を開こうと立ち上がる、と言う話。

映画化もされ、2回ほどテレビで放映されていたのを見て、私と長男、ガッツリハマってしまいました。

これなら読んでみようと思うかな?と思ったのですがなんと!

全6巻・・・^^;最近こういうの多いな。

東野圭吾さんの作品で今回、集英社のナツイチに取り上げられていたのは「マスカレード・ホテル」

この人の作品も読みだすとやめられません。

個人的には「時生」「秘密」「流星の絆」が好きなんですが、これは未読。

ホテルの潜入捜査に入った刑事と、その上司に当たる女性とのコンビのシリーズものです。

シリーズ物は読み始めるとハマりそうで怖い。

ちなみに宮部みゆきさんと東野圭吾さんは、学校の先生の中にもファンが多い作家さんですよ♪

原作から攻めるのもあり

映像で見た情報のほうが入りやすい子は、すでに見た映画やアニメの原作を読むとstoryが追いやすいかもしれません。

今話題なのはやっぱこれですかね。「未来のミライ」

劇場に足を運ぶ予定のある方なら小説もチェックするのはいいかもしれませんね。

ただ、先生によっては「ホントに読んで感想書いたか~?」と疑う方もいるかもしれませんので、先生の方針もチェックして、大丈夫と分かったうえでセレクトするほうがいいかも。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は昨年アニメ化されました。

このネタは20年以上前から使い古された話ではありますが・・・。

「青の炎」は完全に私の趣味でセレクト。ミステリー枠でもよかった本なんですが。

妹を守るために、母親の元カレを完全犯罪で葬ろうとする話。

けっこう前に映画化もされています。二宮和也くんの陰のある高校生役がドハマリで、この作品をきっかけにファンになりました♪

(関係ない話ですみません)

「アニメ見たから読みやすい!」と、長男が朝の10分間読書用に学校に持って行ってたのがこれ。「小説 君の名は。」

アニメだけでは「?」だったことが小説で読むとけっこうわかりやすいらしいです。

私も早く読もう。

長男に薦めたい本、ここにもあった!

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」

映画「ビリギャル」の原作です。

ハードカバーのほうの内容のうち、ビリギャルの逆転物語が楽しめるように編集されています。

中高生だったら、文庫版のほうが楽しめるのでは?

心理学や指導法に関心のある子ならハードカバーで読んでもいいかもしれません。

小説が苦手な人へ

各社、夏の100冊は小説だけではありません。

物語系や小説が苦手な人は、こんな本はいかがでしょうか。

受験を控えている子なら「受験脳の作り方」ってタイトルはちょっと気になるかも、ですね。

脳科学の先生が、脳の仕組みを上手に利用した効率的な学習法を説いてくれる本。

読書感想文に「誰でも書ける読書感想文」を読むのは邪道?

邪道かもしれないので、この本ともう一冊、用意したほうがいいかな。

いずれにしても読書感想文を書くコツは、ぜひ学んでおくといいですね!

「この世でいちばん大事な「カネ」の話」は、「お金」と「働くこと」について、親があからさまに言いづらいような本音が書かれています。

言いづらいからこそ、読んでほしい。

ただ・・・感想文の課題として使えるかどうかは・・・謎です。

「ヘンな論文」は以前、ラジオで紹介されていて興味を持っていました。

文庫になっていたのですね!

探偵ナイトスクープ級のおもろい雑学ネタがありそうで、私もとても気になる本です。

続編もあるそうです。

多分に私の趣味が入ったセレクトですが、各出版社の100冊×3=300冊の中ならきっと読みたい本が見つかるのでは?

全国の書店にカタログがあるのでぜひチェックしてみてください。

2018年課題図書中高生編

「学校の課題が決まっている」「やっぱり課題図書はチェックしたい」という人はぜひこちらを。

中学校の部

一〇五度
太陽と月の大地 (世界傑作童話シリーズ)
千年の田んぼ (国境の島に、古代の謎を追いかけて)

高等学校の部

わたしがいどんだ戦い 1939年
車いす犬ラッキー 捨てられた命と生きる
いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて (海外文学コレクション)

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にゃんこ
2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。

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