ある日突然、青春時代に読んでいたマンガや小説が読みたくなることってないですか?

最近の私はどうも、そんなモードに入っているようで先日も氷室冴子さんの「クララ白書」を図書館で借りて読んだところ。
そして今のハマりものは、「あさきゆめみし」。
実家の荷物を処分する際、こっちに持ってきてただいま再読中です。
これは、子どもたちにも将来、ぜひ読ませたいマンガ作品のひとつ。だからずっと残してあったのです。
私がもっているのはこのキレイなほうじゃなくて、昔懐かしmimiコミックスの古いマンガですけどね。
「あさきゆめみし」とは

「源氏物語」をマンガ化した作品で、作者は「はいからさんが通る」などの大和和紀。
多少のオリジナル要素はあるものの、全54帖がほぼ忠実に描かれています。
そのため、受験生必読の書として大手の予備校の書棚にも常備されているほどだそうです。

「あさきゆめみし」のおもしろさ
「あさきゆめみし」というか「源氏物語」は登場人物も魅力的だし、季節の描写とエピソードの微妙なからみも楽しめるし、政治的な動きにも着目して読むと、これまたおもしろい。
ただ・・・古典の漫画化作品は「わかりやすい」一方で
「わかったつもりになって、ついさらっと読み流してしまう」こともあります。
なので、そのぶん気をつけて注釈なども見逃さずに読まないと本当の面白さはわからないということも。
今回は注釈も丁寧にじっくり読んでいます。
あらためて読み直して思ったのは、今までけっこう読み流していたな~ということ。
今までは単に軽くストーリーを追っていただけで、登場人物の誰が好きとかミーハー的に騒いでいただけだったんですよね。
じっくり読むと、さらに知りたいことも出てきて、ますますハマりそうになりました。
ちなみに、ミーハーに騒いでいた私は宇治十帖の浮舟と雲居雁が好きです。
「あさきゆめみし」から出た疑問
じっくり読んでみると新たに気付いたことや疑問が。
「女御」と「更衣」ってどう違うの?
とか、
天皇の妻にと望まれていた女性を突然、源氏の正妻(葵の上のことですけど)に・・・ってなったけど、これって相当気ぃ悪い話ちゃうん?
とか、
朱雀院(源氏の兄)が出家する際、ひとり残される娘・女三宮が心配・・・って、
そんなに心配なら出家しないで娘を見守ってあげればいいんじゃないの?
親子ほど年の違う自分の弟の正妻にさせるってちょっと感覚おかしいよな
とか(笑)
うーーーんでも、こんな疑問が浮かぶぐらいでは、まだじっくり読めてないのかな。
(「女御」と「更衣」の違いはネットで調べて解決しました。
また、「気ぃ悪い話ちゃうん?」はやっぱり本当に気ぃ悪い話で、このエピソードも含めて愛憎が絡んでいるようです)
・・・と思ったので、再読終了後はまた図書館で、他の源氏物語をさがして読んでみようかと画策中です。
まさかたまたま読み返そうと思ったマンガでこんな知的好奇心がわくとは思ってもみませんでした。
ひょんなきっかけで新しい趣味ができそうです。
ついでに老後の楽しみも(爆)
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
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