先日、芥川賞と直木賞が発表されました。
例年は受賞者と作品の概要をチェックする程度で「ふーん」で終わっちゃうんですけど、今年はちょっと違います。
20代の頃から大好きだった作家・姫野カオルコさん、念願の直木賞受賞!!
これがウレシイ。
これまでに4回、直木賞の候補に挙がってたんですよね。
姫野さんの作品がさらに多くの方々に知ってもらえるようになって本当にウレシイです。
受賞作は「昭和の犬」
今回の受賞作は「昭和の犬」という、犬の目から見たひとりの女性の物語だそうです。(まだ読んでいない)姫野さんお得意の昭和という時代をノスタルジックに描いた作品と想像します。
大好きと言いながらも最近はマンガ「ちはやふる」と幕末ものやその他実用書(←けっこうこれがメイン)ばっかり読んでいて、姫野作品からは遠ざかっていました。反省。最近の作品全然読んでいない。
というわけで反省を込めて、これまで読んだ姫野作品のベスト5をピックアップ&これから読みたい姫野作品も紹介します。
「最近の作品を読んでないヤツの言うことなんか信用できるかーーー」なんて言われそうですが、そう思われる方は、初期~中期の姫野作品を知る者の意見として適当に流してくださいm(_ _)m
私の好きな姫野作品ベスト5
5位 みんな、どうして結婚してゆくのだろう (集英社文庫)
独身の時に読みました。
「『散歩ができる人』を夫にすべし」という言葉にすごく共感したのを覚えています。
4位 整形美女
整形手術を受けた2人の女性を軸として「美しさとは?」という命題を筆者独特の哲学を持って描いた作品です。
「美しいかどうか」や「恋愛の勝ち組」になるかよりももっと大切なことがあるよね、と思えました。
3位 「H(アッシュ)」
初めて読んだ姫野作品です。ハードカバーは「短編集H」だったと思います。
「H」なだけに、エロイですww
まぁでも、姫野さん独特のものの見方・考え方が凝縮された作品もあるし、様々な文体で描かれた作品たちが収録されているので、姫野さんパターンを知る基本の書、という感じであたってみるといいかもしれません。
電子書籍化されていないのが残念。
2位 「終業式(旧タイトル「ラブレター」)」
1位とどっちにしようか迷うぐらい好きな作品です。
たくさんの手紙形式で子ども時代から青春時代、結婚してからの男女4人の生き様が描かれています。
姫野さんの得意な、昭和の懐かしい雰囲気も作風に表れています。
後半のある手紙では、泣きました。
1位 「ツ、イ、ラ、ク」
「終業式」と迷いましたが、こちらを1位にしました。
禁断の恋に堕ちた二人。お互いを守るために突き通した嘘。そしてお互いを守るために選んだ別れ。
そして時は流れて…
これもやっぱり最後は号泣。
これから読みたい姫野作品
結局、最近の本を読んでいないんですよね~、私。
しかも読みたいと思った本のほとんどが直木賞候補作。
私もマンガや実用書、歴史の本ばっかり読んでないで久しぶりに姫野さんの本を読もうっと。
でも、今は図書館で借りるのも難しいかな。。。
「ハルカ・エイティ」
「リアル・シンデレラ」
「結婚は人生の墓場か? 」
これは小説ではなく、エッセイだそうです。
「みんなどうして結婚…」のような感じならぜひ一度読んでみたいですが、結婚10年目の私でも笑って読めるかな?
「昭和の犬」
これは今回の直木賞作品。せっかくの受賞作品、ぜひ堪能したい。
そうそう、直木賞と言えば、もう一作目の直木賞作品「恋歌」は幕末が舞台の作品だそうですね。
こっちもぜひ読みたいところです。
追記(2018/11/30)図書館の予約もいっぱいで借りれない問題作
レビューを見ていると、つらそうだけど、読まなくていけない気がしてきた。
絶対読みます。
追記(2023/2/12)「彼女は頭が悪いから」読了していました
2019年に読了していたので、ブクログのレビューをリンクします。
管理人プロフィール
-
2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
◆さらに詳しいプロフィールと家族については「管理人プロフィール」「家族について」に。
◆当メディアはAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
◆ほかの運営サイト
・にゃんこの本棚
・ゼロからラグビーを知るサイト
・FruitsBasket妊娠・出産
・学びと自立
・歴史系学習漫画比較サイト
コメント