3姉妹もの、4姉妹ものはなぜウケるのか

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先日、観たい観たいと思ってロードショーもDVDレンタル開始も逃しっぱなしになっていた映画「海街diary」がフジテレビで放送されました。

鎌倉の風景

「もうここで逃してはまた観れない日々が続く!」と思ったのでリアルタイム放送の時に無事鑑賞。

「海街diary」は3姉妹が腹違いの妹を引き取ってからの日々を鎌倉の風景とともに楽しむといった感じの作品です。

3姉妹+1なので4姉妹、を旬の女優さんたちが演じて、公開年の2015年に話題になりました。

2016年には日本アカデミー賞の最優秀作品賞・監督賞を受賞したほか、複数部門で最優秀受賞&優秀賞にノミネートされました。

そういえばちょっと気になるのは、映画にしろ、小説にしろ、マンガも?3姉妹や4姉妹の話ってどうしてこんなにウケるんでしょう。

ま、言ってみれば私もそういう設定の話はついチェックしてみたくなるので、好きなんでしょうね。

「姉妹もの」が好きな理由について考えるとともに、なぜウケるのかについて、ちょっと考えてみたいと思います。

実は姉妹ものってけっこう多い

もちろん海街diary

原作もあります。

原作は「櫻の園」などの作品を多数描かれている吉田秋生さん。

女の世界を描かせたらこの人はホントピカイチだと思います。

姉妹ものの古典、若草物語

子どもの頃、祖母の家にあった少年少女文学全集の1巻がこの「若草物語」でした。

この話はアメリカ南北戦争の頃が舞台。

おしゃれさんのメグ、利発で作家志望のジョー、おとなしいべス、わがままだけどキュートなエイミーの4姉妹の話でした。

当時の私が一番好きだったのはジョーでした。

ひょっとしたら姉妹への憧れはこのお話がスタートだったのかもしれません。

向田ワールドの姉妹もの、阿修羅のごとく

2004年に日本アカデミー賞最優秀監督賞や助演女優賞、脚本賞等を受賞したこの映画も姉妹ものです。

原作は向田邦子さん。

和服の艶姿にうっとり、細雪

谷崎潤一郎氏の小説にもありましたね、超有名な姉妹もの。

映画もありました。

吉永小百合さん、若っ!

懐かしい少女漫画も発見

昔の漫画にも姉妹ものの傑作があります。

「姉妹坂」は中学生ぐらいの時、映画を観に行きました。沢口靖子さん、浅野温子さん、富田靖子さん、紺野美沙子さんが出演でした。

そういえば高橋留美子さん原作のこのアニメもそうだった

姉妹がメインではないですが、そういえばこの人たち、3姉妹でした。

天道三姉妹が出てきましたね。私は破天荒な次女のなびきさんが好きでした。

5人姉妹と言えばこれでしょ

5姉妹ってのもあった。画像を見るだけでテーマソングが脳内に流れそう。

ここの姉妹はまさに、「人生いろいろ」で・・・(笑)

個人的には隠れた姉妹ものの名作と思う、「化粧」

あと・・昔ドラマ化されたのを見たことがあったのですが、原作がけっこう面白くて好きでした。

サスペンス的要素もあるのでこれはぜひ、リメイクしてほしいなと思います。

尾野真千子・黒木華・高畑充希あたりでどうでしょう?3人とも京都弁、難なくこなせそうですし。

ちなみに私が見た当時のドラマは十朱幸代さん、名取裕子さん、石川秀美さんでした。(ふるっ)

姉妹ものが受ける理由について考察

(1)姉妹の数だけ人生いろいろ

先日、フジの「ホンマでっか!?TV」で「生まれ変わるなら男性、女性どっちが得?」という質問について、評論家の方(心理の植木さんか弁護士の堀井さんだったと思います)がおっしゃってました。

「女性のほうが選択肢が多い」

確かに、結婚して子どもを産み育てる、結婚しても子どもを産まないでバリバリ働く、結婚しないでバリバリ仕事、結婚して子供も産むけど仕事もする・・・などなど、人生の選択肢は確かに多い。

姉妹ものは、姉妹の数だけさまざまな女たちの人生を描き出すことができます。

また、人生や性格、キャラクターによって髪型・服装・雰囲気の描きわけが制作側だけでなく、観る側も楽しめるのは姉妹もののよさかもしれません。

(2)女優たちの競演が見ものになるから

上の理由とつながりますが、姉妹ものはキャラクターの描きわけによって画面がとても華やかになります。

また、どの人をどの女優さんが演じるのかなんてのも話題になります。

今回の「海街diary」はどの人も原作どおりのぴったりな人選だったと思います(夏帆ちゃんはもうちょっとはじけてもよかったかも・・・とは思いましたが)。

昔の映画になりますが(いや、何度もリメイクされてますが)、「細雪」の4姉妹の振り袖姿は映画の中でも一番の見ものだったのでは・・・と思います。しかも3女はあの吉永小百合さんですしね。

(3)女子にとっては憧れのきょうだい構成?

そういえば我が家は3兄妹で、世間一般的には子だくさんと言われます。

3人兄弟で「子だくさん」と言われるご時世、一人っ子や二人兄弟の比率は昔に比べて高いのでしょう。

そんな中しかも、女ばっかりの3姉妹って、女子から見て憧れなんですよね。私も一人っ子だったので憧れでした。

まめにゃんもよく、「お姉さんがほしかった」と言います。

しかも、3姉妹や4姉妹が憧れだという女子は皆、判で押したかのように「やさしいお姉さんが欲しい。服の貸し借りするねん」って言いますね(ちなみに姉妹の妹にそんな話をすると「そんな甘いもんじゃない」とこちらも判で押したかのように同じ回答が返ってきます。きょうだいってむずかしいねw)

それゆえ、「姉妹ってこんな感じなのね」と思いながら見る人も少なくないのかもしれません。

いろいろ考えてみましたが、まとめると、姉妹ものの醍醐味は、女子にとっては

「人生いろいろ、女もいろいろ」

が楽しめることなんですね。

そして男子にとっては「いろんなタイプの女性を見て楽しめる」といったところでしょうか。

この手の映画は起承転結がいまいちはっきりしてなくて、ダレることも少なくない作品だったりするのは否めないのですが、姉妹のそれぞれを見ているとそれはそれで楽しいんです。

なのでたまにはこういう映画や小説も楽しんでみたいですね。

管理人プロフィール

にゃんこ
2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。

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