赤ちゃんを作るにあたって大事なこと。それは生理がきちんとくるかどうか。
生理が決まった周期で毎月来るかどうかは非常に重要です。
ですが、普段、特に赤ちゃんを意識しない頃なら
「うわっ、生理きたーーー。めんどくさっ」
「生理痛でしんどいからないほうがラク」
なんて考えてしまいがちです。私も10代の頃はこんなことを考えてました。
でも、こんなめんどくさい生理が、これから赤ちゃんが欲しいと思う場合、自分の生理のリズムは身体の重要な情報源になるんですよね。
自分のリズムをきちんと知るには、基礎体温を続けてつけてみるとわかります。
1ヶ月のサイクルはこんな感じでやってきます
基礎体温をつける前に、生理に関するからだのメカニズムをちょっとだけ復習。
そういえば昔、保健体育の授業で習ったような。でもこれを少しおさらいしておくと、自分の身体を知るのに理解がしやすくなります。
学校の授業もバカにできない・・・^^;
卵胞期
女性はもともと、卵巣の中に原始卵胞を持っています。それが月に一度、卵胞に成長します。
卵胞からは卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、子宮内膜がしだいにやわらかくなっていきます。
エストロゲンは体温を下げるので、この期間は低温期になります。
どれぐらいの体温が低温かは個人差がありますが、おおむね36.7℃より低いと低温とみることができます。
排卵期
成長した卵胞から卵子が飛び出し、卵管に吸い上げられます。これを排卵と言います。
この時、卵管内に精子がいると受精が起きます。排卵後の卵胞は黄体へと変化し、卵胞ホルモンと同時に黄体ホルモンを分泌しはじめます。
この時、普段の低温期よりさらに体温が下がります。
黄体期
黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されるようになると、子宮内膜から粘液が出て受精卵が着床しやすい状態になります。
受精卵が着床すれば、プロゲステロンがさらに分泌され子宮内膜を支えます。
そうなると妊娠となります。
妊娠しなかった場合、黄体は退行し、ホルモンは減少します。
このころ分泌されているプロゲステロンは体温をあげるので、この期間は高温期になります。
月経期
黄体期に着床が起こらなければ、子宮内膜は不必要なものとなり内膜の組織がはがれ落ちます。
このはがれ落ちた内膜が体外へ排出されることが生理なのです。
また、プロゲステロンの分泌が減少するため、体温も一気にさがります。
妊娠した場合は、3)の状態が数ヶ月続き、妊娠しない場合はこのサイクルを繰り返します。
上記のリズムをグラフにするとこんな感じです。
真ん中の線は36.7℃(個人差があります)それより低ければ低温期、高ければ高温期と考えられます。
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