ラグビーってどんなイメージがありますか?
私は、息子がラグビーを始めるまではなーんも知りませんでした。
知っていたことと言えば
・ものすごい勢いでぶつかり合うプレイをする競技
・楕円球のボールを使用すること
・ラグビー版甲子園的存在が「花園」であるということ
・ユーミンの曲のタイトルである「ノーサイド」がラグビー用語であるということ
ぐらいですかね~。
それでも、息子や息子が所属するラグビーのチームメイトに監督、コーチ、チームメイトのお母さん方、ラグビーのマンガ「ALL OUT!!」、そしてラガーマンではないけれどラグビーファンの夫にいろいろ教えてもらいつつ、なんとか「こんなスポーツである」ということをちょっとずつ知ることができました。
このサイトでは、「今さらこんなこと恥ずかしくて聞けない~」なレベルの話から、ラグビーについて観戦向きの話やこれからプレイを始める人やそのご家族さんに向けての話を載せて行きたいと思います。
ラグビーの超・基本のキホンについて
ラグビーは、正式名称が「ラグビー・フットボール」といいます。
2チームに分かれ、上の画像のような楕円形のボールを持って走って相手陣のインゴールまで運ぶ、またはH型のゴールにボールを蹴り入れて得た得点を競う競技です。
1チームのメンバーは基本15人+8人
1チーム基本は15人。
スタメン15人とリザーブと呼ばれる、いわゆる交代要員8人(7人の場合も。大会や方式によって変わります)で構成されます。
ですが実は、15人いなくても試合の主催者がOKを出せば、15人より少ない人数で試合をすることが可能です。練習試合では15人より多少少ない人数で試合を行うこともありますし、極端な話、スクラムを組む最低人数5人いれば、試合を行うことができます。
※オリンピックでは7人制ラグビーで、その場合は7人。
中学生までのラグビーは
※日本ラグビー・フットボール協会制定のルールより
・8歳以下・・・5人(フォワード1人、バックス4人)
・10歳以下・・・7人(フォワード3人、バックス4人)
・12歳以下・・・9人(フォワード3人、バックス6人)
・中学生・・・12人(フォワード5人、バックス7人)
高校生以上から15人になります。
プレイの大原則:ボールを持っている人がチームの先頭
つまり、キック以外ではボールを前に投げてはいけないということです。
前に投げると反則(スローフォワード)です。
しかもかなり厳密で、ボールをうっかり前に落としちゃった!や(ノックオン。通称ノッコンw)、よろけて相手チームのプレイヤーの上にころんでしまった!も反則(これが密集でのボールの取り合いの際に起こればオーバーザトップ)になります。
↓5項目めにオーバーザトップがあります
前にボールを投げずに、チーム一丸となって前へ前へと進みながら自陣を増やしていき、最終的にはトライ。
ラグビーを「陣取り合戦」と呼ぶゆえんはここにあります。
ラグビーの精神
みんなが主役
ラグビーマンガ「ALL OUT!!」ではこんなことを言っています。
「ラグビーにはエースストライカーも4番バッターもいない」
みんなが主役、なんです。
トライを決めたとしても、トライをした選手だけの手柄ではありません。
トライを決めた選手のところにまでボールをパスしながらつないでいった選手、自チームのボールをキープするために相手チームにボールを取らせないよう押さえに入った選手みんなの手柄になるのです。
One for All,All for One
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
ひとつの目的に向かって一丸となってプレーするという意味。
ちなみにラグビーでこのフレーズを使っているのは日本だけだそうです。
ノーサイド
ユーミンの曲のタイトルにもあった「ノーサイド」
「ノーサイド」は「試合終了」を意味する言葉です。
そして「試合が終われば敵味方関係なし。お互いの健闘や素晴らしかったプレーをたたえ合う」という意味も含まれているのです。
ラグビーの歴史
ラグビーというスポーツがどうやって誕生したのか。
発祥はイングランド。ラグビー校というパブリックスクールがフットボールの試合中にボールを抱えたままゴールしたことから、とされています。
が、実話かどうかはちょっと怪しいそう。
また、楕円形のボールが使われるようになったのは、豚の膀胱を膨らませて使っていた、皮を縫い合わせる上でもっとも作りやすい形だった、ボールを手に持ってプレーする上で一番適した形だった、はたまたゲーム性を高めるためにどこへ転ぶかわからない形にしたかったなど、諸説あります。
しかし現在は、ラグビーという競技の特異性を明確にするために楕円球が使われるようになったとする説がもっとも有力です。
他のスポーツとの違い
手も足も使ってプレー
ゴールにボールを入れるタイプのスポーツは数ありますが、手も足も使ってプレーをするのはラグビーだけです。「ラグビー・フットボール」と「フットボール」の単語がくっついた名前になっていますが、プレーは足だけではないんですね。
サッカー・・・キーパー以外は手を使えない
ハンドボール、バスケットボール・・・足を使ったプレー×
アメリカン・フットボール・・・手も足も使えるが、キックは一部の役割を持ったプレーヤー以外使うことがない
自由度が高いスポーツとも言えそう。
それだけにお子さんが始めるスポーツとしても適しているのではないかと思います。
身体で当たってプレーする
ボールを持っていれば相手に体当たりできます。
そしてガンガン走ってもいいし、タックルで止められれば味方にパスをして託してもいい。
キックして一気に前へ出ていくのもアリ。
身体で当たれるというのが他のスポーツとの大きな違いと言えそうですね。
また、ボールを持ったプレーヤーにはタックルで倒してもOK。
ただし、ボールを持っていない人にタックルしてはダメです。危険です。
以上、ざっくりとラグビーというスポーツについて説明してみました。
その他、基本プレイやポジション、反則などについては各ページで解説しますね。
投稿者プロフィール
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高2長男、中2次男、小6末娘の3人の母。
パートとライティング、ブログ運営の3足のわらじを履いてます。
長男(FW)は小学3年から、次男(SH)は幼稚園年長からラグビーを始めました。
私自身はまったくのスポーツ音痴なので、小学生時代からのラグビーファンの夫と、長男次男、ママ友たちに教えてもらいながらラグビーを楽しんでいます。
「子どもがラグビー始めたけれど、私はラグビーなんにもわかんないよ~」な親御さんたちの力になれると幸いです。
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