このサイトを今、ご覧になっている方の多くは、何らかの形でお子さんがラグビーにかかわることになったという親御さんではないかと思います。
もちろん私がそういう人を想定してこのサイトを作っているのですが。
中には、「子どもにラグビーをさせてみたいけれど迷っている」という方もいらっしゃるかも?
もしそんな方がいらっしゃったら迷う前にぜひ、お近くのラグビースクールをのぞいてみてください!
お子さんが始めるスポーツにラグビーは、いろいろな意味でお勧めです。
その理由について、ここに書いていきますね。
ラグビーは自由度が高いスポーツであること
ラグビーってどんなスポーツ?にも書きましたが、ラグビーはボールを使う競技の中でも、自由度が高いスポーツです。
パスやキックのほか、相手に体当たりしてもOK(ただしボールを持っている人に対してのみですよ)。ボールを持っていくら走ってもOK。
寄ってくる敵陣を手ではねのけてもOK。
身体を動かしたいお子さんがのびのび挑戦できるスポーツではないかと思います。
その人の体の特徴を生かせるスポーツであること
ラグビーはプレーの自由度が高いだけに、プレーヤーの持てる能力を思う存分発揮できるスポーツであるともいえます。
足の速い子、華麗にステップを切れる子、当たりが強い子、すばやくボールをパスできる子、キックのうまい子・・・
自分の得意は何か?チームに貢献できる何かを探し出す楽しみもありますよ。
また、ラグビーといえば体の大きな子がするスポーツと思われがちですが・・・決してそんなことはありません。
とはいえ、私も夫も、子どもの友達で体格のいい子を見るとつい、「ラグビーに誘ってみ」と子どもに言ってしまいますがwww
ラグビーは大きい子だけのスポーツではないんです。
ラグビー日本代表のSH田中くんも小柄ですし、小柄な子は小柄なりのプレイの仕方があります。
長男曰く、小柄な人にはタックルしにくいそうです。小柄を生かした有利なプレイをすればいいんです。
体格のいい選手はだいたいフォワード(FW)のポジションの方です。スクラム組んだりする人たちね。
体の小さい子はスクラムハーフやセンター、ウィング、フルバックなどのバックスのポジションにつくことが多いです。
あと、フォワードでもフランカーは小柄でもその体格を生かした「炎のタックラー」プレイも期待できるかも?(注:フランカーというポジションが登場するのは高校ラグビーからです)
なので小柄さん、気にせずラグビーやりましょう!
ラグビーはみんなが主役
これはよく言われること。
トライをとっても、トライに至るまでにプレーにかかわった人たちみんなの功績であり、トライを取った人だけがヒーローになれるわけではありません。
ヒーローになりたい子にとってはちょっと物足りないかも?ですが
みんなで必死につないだボールが無事トライできた時の喜びは一人でヒーローになるより快感ですよ。
危険と言われるからこそ、学べるものがある
子どものお友達ママにラグビーを勧めるとよく言われるのが
「タックルが危険そうで怖い」
確かに身体の大きい子に体当たりするのは怖いです。
我が家にはもう一人一番下に娘がいますが、娘は幼児クラスでラグビーを始めたものの、「タックルが怖い」と言って辞めました。
それでやめさせた私が言うのもなんですが(女子だしまぁいいか、と思ってしまったのも事実。でももうちょっと頑張らせてみたらよかった)、タックルのように姿勢が重要なプレイは子どもが小さい間に正しい姿勢やコツなどを習得させるとかえってケガがしにくくなります。
とはいえ、危険が伴うプレーであるのは事実。
だからこそ、自分の身を守る集中力と緊張感が養われます。
特に集中力を育てるのは大事。
この力はラグビーだけでなく、他のどんなことにも大切な力となります。
また、このようなスポーツにはきちんとした指導者が必要で、そういった人がついてくれています。
高校では体育の授業でラグビーを習います。
おそらく伝統校(けっこう賢い学校だったりする)ほど授業にラグビーが入っていたりするみたいです(あくまで私の感想です)。
身体の柔らかい子どものうちに、けがをしないプレイを学んでいると、高校での授業が楽ですよ♪
少数派だからこそのメリット
「小学校でラグビーするのはいいけど、うちの中学校、ラグビー部ないのよね」
これもよく言われるし、我が家でもかなり悩んだ事案。
ラグビーはどこでできるのか?については別記事にてあらためて解説しますので、ここでは「少数派スポーツだからこそ」のいいところについてアピりたいと思います♪
少数派、ということは周辺に同じスポーツをしている人が実はあまりいなかったりしますが、反面「ラグビーやっている子ね♪」と、すぐに覚えてもらえるというメリットもあります。
我が家の長男の場合は幸か不幸か、学年主任の先生に覚えられてしまい、学年集会の時にみんなの前で「ノーサイド」について解説させられたという事例もありますが^^;
「スポーツを習わせると親が大変」か?
ラグビーに限った話ではないですが、親の負担を気にされる方はすごく多いです。
スポーツクラブやスポーツ少年団によってはお茶当番や車だし当番があったり、コーチのお弁当を作ったりなんて、親も駆り出されることが多いので、たしかにめんどうくさいです。
ある意味うなずけるし共感できますが、このあたりはスポーツクラブによってさまざまです。
次男がいるラグビークラブでは、5・6年生の親が事務的なことや、キャンプなどのイベントのお手伝いを担っていますが、コーチや監督の弁当などを用意したりすることはありません。試合時の車だしも会場に駐車場が少ない時以外は特になく、基本家族イベントの延長感覚で参加できています。
このへんは各スポーツクラブのカラーだと思うので、お子さんにスポーツをさせているお母さんに聞くのが一番ですね。
ラグビーに限らず、スポーツをさせるにあたっては試合の応援や練習時の送迎(ちなみにうちは朝が早い!日曜日の朝8時から練習です。これがつらいので「遠慮します」とおっしゃった親御さん多し)はつきものと考えてほしい。
これもめんどうとなると・・・スポーツじゃない習い事のほうがいいかも。
そうそう、ちなみにラグビーの場合、おとうさんが熱心な家庭が多いので、触発されてお父さんのほうがノッてくるかもしれませんよ!
そうなると母は楽ですwww
チームメイトと離れてもつながっている不思議な連帯感
中学、高校でラグビーを続けようと思うと、ラグビー部のある学校に進学するのか、地域のラグビークラブに入会するのかなど、さまざまな進路が浮かびます。
いずれも各都道府県内、数が少ないので、おのずと進路はこれまでのチームメイトまたは今までに対戦相手として戦ってきたチームにいる子と同じ進路を選ぶことが多いです。
なので、これまで対戦相手としてライバル視していた子と同じチームでプレイすることになる、なんてのもザラです。
また逆に、これまでのチームメイトとライバル関係になる、ということも。
試合の時は面白いですよ。お互いのウィークポイントもわかっていますからね。
でも、お互いそれぞれのチームで練習を重ね、成長しています。
「あいつ、小学校の時はしょぼかったのに、強くなったな」
「相変わらずあいつのタックルは効くな~」なんてことを思ったりすることもあります。
かつての仲間を、まるで保護者になった気分で見てしまうことも(笑)
今、違うチームにいるのはたまたまそういう進路を選んだから。ラガーマンとしての連帯感はそのまま。変わりません。
小学校の仲良しチームメイトとは中学校では離れたけれど、また高校、大学で会えるかも。。。
そんな楽しみがあるのはラグビーならでは、かもしれません。
いかんいかん、つい熱く語ってしまいました。
それだけ、お子さんの習い事としてお勧めしたいがゆえなのです。お許しを。
投稿者プロフィール
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高2長男、中2次男、小6末娘の3人の母。
パートとライティング、ブログ運営の3足のわらじを履いてます。
長男(FW)は小学3年から、次男(SH)は幼稚園年長からラグビーを始めました。
私自身はまったくのスポーツ音痴なので、小学生時代からのラグビーファンの夫と、長男次男、ママ友たちに教えてもらいながらラグビーを楽しんでいます。
「子どもがラグビー始めたけれど、私はラグビーなんにもわかんないよ~」な親御さんたちの力になれると幸いです。
◆当メディアはAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
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