昨日の話ですが。
私の毎年の楽しみ、「日本アカデミー賞」が発表されました。
主な受賞は以下の通り。
最優秀の受賞
最優秀作品賞:「桐島、部活やめるってよ」
最優秀監督賞:吉田大八「桐島、部活やめるってよ」
最優秀主演男優賞:阿倍寛「テルマエ・ロマエ」
最優秀主演女優賞:樹木希林「わが母の記」
最優秀助演男優賞:大滝秀治「あなたへ」
最優秀助演女優賞:余 貴美子「あなたへ」
最優秀アニメーション作品賞:「おおかみこどもの雨と雪」
作品賞のノミネート
「あなたへ」
「北のカナリアたち」
「桐島、部活やめるってよ」
「のぼうの城」
「わが母の記」
さらに詳しくは>>日本アカデミー賞公式サイト
突っ込みどころ満載
ノミネート作品が発表されるとたいてい、すぐにチェックする私。どれも未見なのでどんな映画化は知りませんが、某サイトで5作品全部の予告編ばかりを一挙に見れたのでチェックしました。どれもこれも・・・線香臭い映画ばっかり(爆)
正直、予告編だけを見て、一番観たいと思った映画は最優秀を獲った「桐島、部活やめるってよ」でした。
さらに言うなら、「これなら「テルマエ・ロマエ」を作品賞に入れてくれよ~」って思いました。あと、ベネチアで評価された「ヒミズ」は?
しかし今回は謎なノミネートが多い。
「桐島~」が作品賞&監督賞獲れるぐらいの作品なのに、主演の神木龍之介くんが主演男優賞にいないのは「?」なんですけど。ひょっとしたら新感覚な作風(観てないから印象で言ってますが)が評価されたという意味で選漏れしたのか、若すぎるので選漏れしたのか・・・
それにたいてい亡くなられた方って、会長特別賞扱いと思っていたんですけど、大滝秀治氏は助演男優賞にノミネート?大滝秀治ぐらいの方だったら充分に会長特別賞に値すると思うんですが・・・。「永年にわたり多大なる貢献と実績を残した方」のはず。遺作があったからこういう扱い?このへんの線引きがよくわかりません。
見方を変えれば・・・
最近の日本映画は、テレビ局や広告会社、出版社などが合同で作る製作委員会が主体になって作られるのが主流になっているようです。
その分、娯楽として楽しめる映画はたくさんありますが、適当に量産されたような映画ばっかりな気がします。「こんな、別にスペシャルドラマで放映してもいい程度の話で金とるなーーー」と言いたくなるような映画が。しかも、そういう映画に限ってやたら出演者がテレビ番組で熱心に宣伝してたりするんですよね。普段、バラエティでしゃべり慣れていないような俳優さんたちが無理して(?)バラエティ番組に出たりしているのを見ると「宣伝も大変ねー」なんて斜に構えてみてしまいますわ特にこの頃。痛々しい人もいるもん中には。
そういえば今回のノミネート作品って、たまたま私が見てなかっただけかもしれませんが、バラエティ番組や情報番組での映画の宣伝をほとんど見ていなかった作品のような気がします。
ひょっとして今回のノミネート作品はたしかに「またこの人らの作品かいっ」(高倉健・吉永小百合・役所弘司・・・)って言いたくなるほどオーソドックスすぎて線香臭いと思いましたが、映画関係者が納得するような作品自体が少なかったせいなのかもしれません。
先日久しぶりに懐かしい映画「転校生」を観ましたが、脚本はもちろん、カメラワークや演出も職人気質な作品だなぁと改めて思いました。私が小学生の頃の映画なのでさすがに時代も感じましたけど。でも、今はこういう職人気質な映画ってあまり出会えてないような気がします。戦争映画でも「連合艦隊」みたいな骨太な映画には近年出会えてないですしね・・・。
そろそろ映画らしい映画が観たい
あえて偉そうに言わせていただきますが。
今の日本映画って、たまにスマッシュヒットは出るものの、作品の質そのものは低下しているのかもって思ってしまいます。
テレビドラマの延長みたいな映画もそれなりには楽しめますが(私だって「ALWAYS三丁目の夕日」とか大好きだし)、そろそろ映画らしい映画が見たい。
一方、アニメーション部門のほうが5作品とも質が高いな~って思いました。やっぱり今の日本の売りってアニメなのかな・・・。
とりあえず、最優秀を獲った「桐島、部活やめるってよ」が観てみたいな(いろんな意味で)。あと、「オオカミ子どもの雨と雪」。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ高3男子・2009年1月生まれ中3男子・2011年1月生まれ中1女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
Webライター+スーパーのパートで生きています。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)、その前は精神病院でPSWをしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。
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