PISA型学力を身につける~PISAって何?

【PR】この記事はアフィリエイト・プログラムまたはGoogle Adsenseを貼っており、広告収益を得ています。

先日、敬愛する池上彰さんの本を借りて読んでみたら・・・聞きなれない言葉が登場。

「PISA」

そういえばここにもあった。

pisa02

これは、最近購読を開始した「朝日小学生新聞」に掲載されていた広告です。

pisa01

朝日新聞の記事を基に、読解力や思考力、文章力を養う教材「今解き教室」で「PISA型学力」が養えると書かれてあります。

「PISA型学力」ってなんだ?

さらにいえば、家庭教師のプロ・松永暢史氏の本にも中高一貫公立校に関する記述でPISAについて登場していました。

どれも、「これからはPISAを意識した学習をしないと本当の学力は身につかない」的なニュアンスで書かれています。

おそらく、高学年で中学受験される子の保護者の方ならご存知な話かもしれませんが、ちょっとここで、PISAについてちゃんとおさえておこうかと思います。

 

PISAとはOECD生徒の学習到達度調査のこと

こういう、よくわからない言葉が出てくるとまずは辞書かWikipediaで調べます。

Wikipediaから引用

OECD生徒の学習到達度調査( – せいとのがくしゅうとうたつどちょうさProgramme for International Student Assessment, PISA)とは、経済協力開発機構(OECD)による国際的な生徒の学習到達度調査のこと。日本では国際学習到達度調査とも言われるが英語の原文は「国際生徒評価のためのプログラム」である。

OECD加盟国の多くで義務教育の終了段階にある15歳の生徒を対象に、読解力、数学知識、科学知識、問題解決を調査するもの。国際比較により教育方法を改善し標準化する観点から、生徒の成績を研究することを目的としている。調査プログラムの開発が1997年に始まり、第1回調査は2000年、以後3年毎に調査することになっている。

>>さらに詳しくはこちら

 

要するに、OECDに加盟している国とその他国と地域で、生徒たちが義務教育の中でどれだけ学力をつけているかを調査したものと考えたらいいみたいですね。

さらに結果を国際比較することによって、自国の教育方法の問題点を探り、どう改善したらいいかを考える指標にするということですね。

たまに新聞・ニュースでも「日本の子どもの学力が落ちた」「特に数学の落ち方がひどい」とか言われていますが、これはこの調査結果をもとに報道されているのですね。

 

調査方法はもちろん試験。

国際基準では15歳児に対して行われるとなっています。日本は4月入学になっているので、無作為にピックアップされた高校一年生が対象です。

分野は読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーなどの3分野について調査しますが、その年によって重点を置く分野があるそうです。

 

スポンサーリンク

 

PISAの調査で何がわかるの?

さらにいろいろ調べてみると、PISAで何がわかるのか?といったことが書かれている記事も発見。

そこでわかったのは、PISAの試験は「身につけた知識や技能が、学校生活や社会生活など日常の場面で活用出来るか」が問われるとのこと。なのでそういった問題が出題されているそうです。

All Aboutより(学力だけじゃない!子供が幸せになるために必要な力

PISA調査で行われるテストは、知識を問う従来のテストとは異なり、「身につけた知識や技能が、学校生活や社会生活など日常の場面で活用出来るか」(PISA型学力)が問われます。

例えば、自らの知識を応用し、様々な資料や表・グラフの中から必要な情報を整理・要約する。また、それに対する自らの考えを、文章や図など様々な表現方法を使いアウトプットする問題が出題されます。

 

確かに、義務教育で学んだことが実生活で応用できなければ、何のために学んでいるのか・・・ということになりますよね。

PISAを意識した学力をつけてくことが、これからの子どもたちの自立・生きる力につながるということがいえそうです。

そして、生きる力を養うには「思考力」を養うのがポイントになります。

 

PISA型学力を伸ばすには

じゃあ、そういう学力を伸ばすには、親には何ができるんでしょう?

カンタンに始められることとしては、上記のAll Aboutのガイドさんの記事に、日常生活の場面でPISA型学力をつけるアイデアが書かれてあります。

 

この記事の最初のほうで、「池上さんの本で登場した・・・」と書きましたが、この本に登場していました。

池上 彰 すばる舎 2009-07-21
売り上げランキング : 192127
 

by ヨメレバ

 

要するに、新聞を読む子はPISA型の学力が高いということを裏付ける調査結果を載せたうえで、子どものうちから新聞を読むことの重要性を書かれていたのです。

子どもに新聞を読ませるというのも、手っ取り早く始められるPISA型学力の養成方法のひとつになります。

読解力と思考力を養うために毎日地道にできることなので、ぜひやらせてみたいです。

 

我が家では、PISAの話を知るずっと前から「子どもには新聞を読ませよう」という話をしていました。

しかしうちの長男はまだ小2なんで「そのうちに・・・」と思っていたらある日、やってきた営業さんのお話についうっかりのって、「朝日小学生新聞」を購読開始しました。

今のところ一面の「ジャンケンポン」という漫画しか読んでいませんが、たまに気になった記事の見出しには目を通しているようで、サッカーの記事を気にしたり、「エジプトって今どうなったん?」と聞いてくることがあります。まぁ、ぼちぼちですね(笑)

(注:実は朝日小学生新聞を一番楽しみにしているのは・・・私(爆))

 

PISAを意識するのはまだまだ先と思っていましたが、少しずつでもできることはいろいろありそうです。

 

関連記事

文部科学省公式サイト

国立教育政策研究所

All About社会人基礎力・PISA型学力

 

 

コメント