
7月7日の七夕は年に一度、彦星と織姫が会える日とされていますが、香芝市には年に一度会える仏さまがあります。
それは、狐井・福応寺の本尊である阿弥陀来迎図(市指定文化財)。
板に描かれているので「板仏」と呼ばれています。
板仏は例年7月9日のみ開扉され、この日の福応寺周辺には屋台が多く出店し、多くの人でにぎわいます。地元の子どもたちはこの日のいわゆる「狐井のお祭り」を毎年楽しみにしています。
今回は香芝市の行事「狐井福応寺板仏開扉」とそのお祭りを紹介します。
板仏って何?
板仏は、香芝市狐井にある福応寺の本尊とされている「板地紙貼彩色 阿弥陀三尊来迎図」のこと。
この阿弥陀来迎図は、平安時代中期の末法思想の時代に高僧・源信が描き
「阿弥陀仏を信仰することで浄土に往生できる」
と説いたとされています。
私は2年前にはじめて「板仏様」を見てきました。
現在は以下の写真のように見えていますが、当時は朱・えんじ・黄土・緑青・藍・金泥・墨などで極彩色に描かれていたとのこと。

極彩色は千年の時を経ているので経年劣化は否めませんが、撮影させていただいた後、スマホやPCで加工してみると、鮮やかな色味が少し再現できます(特に中央の仏様の台座部分や2人の天女の頭部の光部分など)。

板仏様が見られるのは9日の板仏大法要の日のみ。大法要は14時から行われますが、大法要の時間に行くとゆっくり鑑賞しづらいので、夕方17時ごろに訪れると落ち着いて鑑賞することができます。
ちなみに私が昨年、板仏さまを観に行ったのは17時半過ぎぐらい。数人の訪問客がかわるがわる訪れていたぐらいの間隔でしたので、夕方ぐらいがベストな時間帯と言えそうです。
狐井や良福寺周辺には、源信に関する伝承が複数残っており、板仏もそのひとつとのこと。

解説を字起こししてみると、このように書かれていました。
この板仏については「良福寺から狐井へ流れる津川のほとりで、婦女が洗濯をしていた。そこに通りかかった源信がその洗濯板に阿弥陀三尊の姿を感得(かんとく)された。婦女の頼みもあって、源信自ら筆を執った。」といわれます。
(「福應寺の板仏」福応寺前の看板による解説より)
何気に洗濯をしていたら、突然すごい人に出会って、とっさに手元にあった洗濯板に「サインくださいっ!」な感じで描いていただいた感じ…?
とっさにTシャツの背中にサインをもらう光景が脳裏に浮かんじゃいました、私😊
まずは婦女さん、グッジョブ🎵彼女のおかげで、子どもたちが毎年楽しめるお祭りが現代に残り、私たちも楽しませていただいています。
例年7月9日には屋台が並びお祭りムードに
板仏大法要の日には毎年、福応寺とお隣の杵築神社周辺に屋台が並び、お祭りムードが盛り上がります。

近年は屋台も縮小傾向にあるようですが、例年はかき氷やりんご飴、串焼きにアイスパイナップル、金魚すくいにスーパーボールすくい、あてものなど昔と変わらぬ縁日の風景と遊び、グルメが楽しめます。
昨年のお祭りはこんな風景でした。娘が部活の友達と遊んできたときに撮影してもらった写真で雰囲気をお伝えしたいと思います。
(日が落ちる前の写真は私が撮影、日が落ちた後は娘が撮影しました)






この日はぜひ、ご家族で・お友達と・彼氏彼女と、などなど、大事な人とお祭りを楽しんでください。
心配なのは雨。例年雨に見舞われることが多いのですが、2024年、2025年は大丈夫でした。
今年もぜひ晴れてくれることを祈りたいですね。
7月9日は交通規制に注意
・サンディとサンディ駐車場の間の道を東に行った突き当りの道から南
・杵築神社、福応寺の通りから五位堂に抜ける道
この日14時〜22時の間、上記の道は車の通行ができないのでお気をつけください。
行事詳細
狐井板仏大法要
📅日時:2026年7月9日(木)
⏱大法要は14時ごろ~
※大法要の後である夕方のほうが板仏を拝見しやすいとのこと
※屋台は17時以降順次開店予定
📍場所:福応寺(香芝市狐井580)
🚃近鉄大阪線下田駅より徒歩17分
※屋台は例年、杵築神社周辺や向かい側にある公園を中心に出店
※駐車スペースはありませんので、公共交通機関をご利用ください。
管理人プロフィール
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2005年9月生まれ男子(20代前半・我が家から独立)・2009年1月生まれ高3男子・2011年1月生まれ高1女子の3人の母。
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興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、マンガ、アニメ、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ、その他さまざまなレトロなもの。
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