ビリギャルの先生、坪田信貴氏おススメは小学館版『学習まんが少年少女日本の歴史』

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日本の歴史シリーズ紹介

小学館の「学習まんが少年少女日本の歴史」を紹介します。

「ビリギャル」を指導した坪田先生おススメの学習漫画のシリーズはこれです。

写真は16巻の「幕末の風雲(江戸時代末期)」です。

似顔絵が似すぎ(笑)誰を描いているのかすぐにわかります。

シリーズのデータ

正式名称「学習まんが少年少女日本の歴史」

・全23巻

・価格:1冊につき913円。Kindle版は660円。

・監修:学習院大学名誉教授(元学長)児玉幸多氏(現代史にあたる20巻と21巻のみ荒川章二氏)

特徴①絵のシンプルさゆえわかりやすい

とにかく絵がシンプル。というよりも昔風?古さを感じると言えるかもしれません。

ここ数年で出版されている学習まんがとは少し違いますね。

ですが、このシンプルさゆえに、流れも出来事もわかりやすくなっているのです。

私は最初、絵柄の古さでつい敬遠していましたが、いざ読んでみるとわかりやすい!

中のマンガには今どきさは全くナシ。コマ割りも古臭さを感じるのですが、実はそれゆえに、歴史の事象も流れもわかりやすい構成になっているんです。

特徴②本文のマンガの中にわかりやすい解説がある

最近出版されている歴史系学習まんがだと、まずは興味を持ってもらうことが重要視されているのか、キレイな絵で臨場感抜群のマンガが書かれています。

本書はそのような臨場感は少ないですが、おそらくそのおかげでしょうか、本筋のマンガの途中から全編通して登場する学者の先生が詳しい歴史用語や時代背景などを解説してくれます。

これが臨場感のあるマンガだと、本を読んでいる流れと途中の解説との流れが悪くなって、かえって読みにくくなってしまいます。

おかげでわかりにくい用語はその場で理解できます。

また、登場人物も登場時点で横に名前が書かれています。これでたくさんの登場人物が出てきても大丈夫。

そして章末には、その章の流れをまとめた文章が載っているので、マンガで読んだ内容が章末で復習でき、記憶の定着に役立ちます。

巻頭・巻末の解説は充実した内容

巻頭はカラーで、巻末は白黒。

ビジュアル重視(巻頭)、史跡案内や学習する歴史の本流ではないけれど知っておくとわかりやすい知識(幕末で言えば新撰組など)について解説されています。

特に巻末の解説はかなり充実した内容で、特に幕末の巻では江戸時代の宿場町の様子が絵と写真で解説されているほか、幕末志士や松下村塾の紹介、幕末関連の史跡や資料館の案内が載っていて、大人が読んでも楽しめます。

注釈は多め

本筋のマンガの枠外の注釈は多めです。

注釈を読みながらだと、マンガを読むリズムが崩れてしまいそうですが、本文のマンガには当時の人々が使っていた話し言葉で書かれているので、注釈はどうしても必須になります。

当時の様子を知るため、しょうがないのかもしれません。

年表はできごとだけの記載ではない

当時の空気感や世間の動きと言った、年号で表せられないこともさりげなく記載されている年表がわかりやすい。

特徴③大学受験でも使える

「ビリギャル」で主人公の女子高生がこのシリーズを読んで勉強していました。

坪田先生も、さまざまな学習漫画のなかでも一番受験に使えるのはこのシリーズだと、例の

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」でも書かれていました。

絵が古いので、歴史に興味を持たせるというよりも、受験などの目的があって「読む」という使い方がこのシリーズには合っています。

大学受験まで使える学習漫画を!ということであればおすすめ。

特徴④刊行が古いのが気がかり

このシリーズが出たのが1998年。もう20年になります。

各出版社が相次いで新版を出しているので、ひょっとしたら小学館も近いうちリニューアルするかもしれません。

もし、リニューアルするなら、坪田先生がイチオシしている良さを生かしたシリーズで出してほしいなぁと思うところです。

また、絵の古さも気になるところ。

このシリーズの良さを生かした今風のマンガにリニューアル出来たら鬼に金棒ですが。。。

このままだと、受験のため!と思ったら読めそうですが、確固たる目的がなかったらなかなか手に取りにくいだろうなぁという気がします。

監修はおおむね一人の先生

原始~戦後までは学習院大学名誉教授の児玉幸多先生が担当。

2007年に亡くなられていますが、今も読み継がれているってすごいですね。

戦後は荒川章二先生が担当。

各巻、統一感があります。

おすすめ度

絵で興味を引き付けようという趣旨はあまり感じられないので、すでに受験などのために日本史を勉強しなければ!というモチベーションを持っているお子さんにおススメ。

高校受験または大学受験に役立てたいならイチオシです。

ギフトとしてまとめ買いするなら

このシリーズのネックは「古さ」

こちらのセットだと、受験に役立つ特典が4つ付録としてついていて、最新情報をカバーしてくれています。

受験に役立つ4大特典はこんな感じ。
1 重要年代をかんたんに早おぼえ 日本の歴史 パノラマ年表
2 現代史がわかる! 平成時代パノラマ年表
3 試験にも出る! 「重要事項120」早おぼえ学習カード
4 試験にも出る! 「重要人物80」早おぼえ学習カード

ご家庭で少しずつ買うなら

1冊896円とリーズナブルです。Kindle版だと600円台でさらにリーズナブルですよ!

日本の誕生―旧石器(岩宿)・縄文(紋)・弥生時代 (小学館版 学習まんが―少年少女日本の歴史)
飛鳥の朝廷―古墳(大和)時代・飛鳥時代 (小学館版学習まんが―少年少女日本の歴史)
奈良の都―奈良時代 (小学館 版学習まんが―少年少女日本の歴史)
平安京の人びと―平安時代前期 (小学館版学習まんが―少年少女日本の歴史)
貴族のさかえ―平安時代中期・後期 (小学館版 学習まんが―少年少女日本の歴史)

巻数が23巻と多いので続きは以下のリンクにしますね。

>>少年少女日本の歴史(小学館)6巻以降を探す

投稿者プロフィール

nyanko
ある日突然「歴史を勉強しなおしたい!」と思い立って学習漫画「世界の歴史」を図書館で借りてノートを作りながら全20巻読破。その後も数々の歴史系学習漫画や伝記漫画を読みまくるうちにシリーズごとの特徴があることに気づき、まとめたのがこのサイトです。

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プライベートでは2005年9月生まれ男子・2009年1月生まれ男子・2011年1月生まれ女子の3児の母です。興味のある時代は幕末以降(日本史)第一次世界大戦あたり(世界史)。町屋の並ぶ古い町並みが好き。

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