エリート集団が集う名門校・秀知院学園生徒会で繰り広げられる会長白銀御行&副会長四宮かぐやの「いかに相手に告らせるか」を巡っての恋愛バトルマンガです。
アニメ化ももちろんですが、橋本環奈さん&平野紫曜さんで実写映画化されています。
「かぐや様は告らせたい」基本情報
- 連載誌:「週刊ヤングジャンプ」ですがもともとは「ミラクルジャンプ」で連載されていました
- 連載期間「ミラクルジャンプ」:2015年6月号~2016年2月号
- 連載期間「週刊ヤングジャンプ」:2016年17号~2022年49号(2022/11/2発売号)
- 2017年「次に来る!マンガ大賞」コミック部門1位
- 2019年1月~3月 毎日放送ほかにてアニメ1期放送。
- 2019年9月 実写映画「かぐや様は告らせたい」公開
- 2020年4月~6月 アニメ2期放送。
- 2021年8月 実写映画「かぐや様は告らせたい ファイナル」公開
- 2022年4月~6月 アニメ3期放送。
- 2022年7月 クリスマス編を劇場放映予定。
なんてったって橋本環奈と平野紫曜で実写化されていると言う時点で当時から話題性はバッチリでした。
なので漫画は知らなくても映画は知っていると言う方も少なくないのではないでしょうか。
さて、この作品はどのジャンルになるのかと言うと…序盤から中盤はいかに相手に告らせるかと言う恋愛バトル漫画という感じですが、随所随所に入ってくる「恋愛ってこんなものよね」みたいな登場人物たちの発言が結構おもしろいので、広い意味でとればラブコメとも言えるのではないかと思います。
追記2022/11/3
2022/11/2発売ヤングジャンプにて、最終回を迎えました。
「かぐや様は告らせたい」ストーリーについて
舞台は名門校・秀知院学園生徒会。
会長白銀御行&副会長四宮かぐやは一見お似合いカップルとされ、一般生徒からは「あの二人は付き合っているのか」といった噂がささやかれています。
ところが二人の間では…「いかに相手に告らせるか」を巡っての激しい恋愛バトルが繰り広げられていた…というストーリーです。
そこに天然系・空気読めているのかそうでないのかよくわからない書記の藤原千花や、シュール系の石上くんも加わり、二人のバトルもあらぬ方向に行ったり、勘違いが勘違いを呼んだり・・・といった展開が定番。
序盤はほぼ1話完結で、会長とかぐや様のそれぞれの思惑がぶつかり合うものの微妙なズレが面白く、一話ごとの最後には「〇〇の負け」「▽▽の一人勝ち」「引き分け」などのジャッジが掲載されています。
中盤からは会計の石上くんが登場。
石上くんのいかにも陰キャっぽいネガティブでシュールな絡みもありさらに話に深みを増しています。そして石上くんや伊井野ミコ、つばめ先輩の登場によりアナザーストーリーも展開していきます。
ただ延々と告白バトルを続けているだけのお話ではありません。実際これだけで通常27巻までは進めないはずです。
あえてネタバレをすると16巻位でかぐや様と会長の交際がスタートします。(おかげで「告らせたい」じゃないやん、という突込みまで発生する始末で…)それからは高校生の交際において普通に悩んだり疑問に思ったりすることが彼らの周囲の登場人物と話したりする中で考えさせられることも多々。そのあたりはさながら恋愛井戸端会議のよう。
このようなオモテの話の裏でひっそりと展開してるのがかぐや様のお家事情。
笑えるラブコメだけでなく、シュールな話が加わるところがこの作品の魅力とも言えそうです。
それから学園ものによくある体育祭、文化祭、修学旅行は鉄板ネタ。
現実社会でもこれらのイベントをきっかけにカップルができたりすることもあるから、これらのイベントの時はなんらかのエピソードが発生します。
コミックスは現在で27巻。2022年12月19日に最終巻となる28巻が発売します。
- 告白バトル展開中(1~巻)
- 石上くん登場(3巻〜)
- かぐや&御行交際開始(16巻~)
- 新学年突入(21巻~)
「かぐや様は告らせたい」のここが魅力♬
2人の告らせバトルがたまにアホらしくて笑う時があり、この人たちほんとに超進学校の生徒なんだろうかと思う時が…この人たち一体いつ告白するんだろうとか、いつ付き合い出すんだろう、うまくいくんだろうかと言うことが気になりつつ楽しみながら読めるのですが、ストーリーを追いつつも作中のところどころに登場する「わかるよね~」みたいな発言が面白い。
またストーリーで言えば、会長とかぐや様の話も気になるのですが、私は会計の石上くんの恋愛模様のほうが気になっていました。いろんな人の思いが交錯して、石上くんは結局、だれと収まるのか?
ヤンジャンアプリのコメント欄でもいろんな派閥ができているたようで。
おバカっぽい話とシリアスでありつつも心温まる話の絶妙なバランスと、恋愛に関する真理だなと思えるくだりもありで、現在恋愛中の人も、かつて恋愛していた人にもおススメです。
見どころ
- 時折出てくる恋愛と人生の格言
- 石上くんの恋の行方
- かぐや様のお家事情
その他細かいところを言うと、勉強以外不器用すぎる会長に特訓をする藤原ちゃんのシリーズもおもしろい。
究極は会長のカラオケかな。正直、ジャイアンとどっちがひどいか比べたくなるけど怖すぎてできない、という感じ。
そうそう、このマンガは時折、猥談レベルのエロ話が入ってくるところがあるので苦手な人は気をつけてください。(特に後半)
ブクログに巻ごとのレビューを掲載しています
読書記録を兼ねて、1巻読み終わるごとにブクログにその巻の概要と簡単な感想程度のレビューを書いています。
>>かぐや様は告らせたいレビュー(ブクログ)

私の推しキャラ・関係性編
漫画を読むと必ず推しキャラを作ってしまうのですが、この漫画ではキャラとキャラの関係性がおもしろいので好きな組み合わせを紹介します。
石上くん×ミコちゃん
・・・と言いつつも、私自身は石上くんはつばめ先輩と結ばれてくれたらいいのになと思っていました。
※16巻は石上くんとかぐやそれぞれの恋が激動の巻。
でも今はこの2人の組み合わせを見ているのがすごい楽しい。お互い意識してるのにじれったい。このじれったさが見ずにはいられないという感じです。
23巻では二人の関係のじれったさとおもしろさにさらに拍車がかかります。
そして28巻に収録される予定の、2人の最終回は・・・いかにも「かぐや様は告らせたい」らしい最終回です。
藤原ちゃん×会長
「かぐや様は告らせたい」のキャラの中では先ほどの石上くんと、空気が読めているのか読めてないのかわからない微妙なツッコミをしてくる藤原ちゃんが好き。
そんな藤原ちゃんが母のように会長に特訓するシリーズがおもしろい。
会長のあまりにも勉強以外の分野がカスすぎるのと、それに絶望しつつも根気よく特訓する藤原ちゃん。
まぁ会長も基本、賢い人なので特訓の成果はそれなりには上がるのですが…そこに至るまでの藤原ちゃんの悲壮感が笑わずにはいられない。
そんな藤原ちゃんの、会長に対する人物像も「愛ある酷さ」があらわれています。
つどさまざまな表現がされますが、的を得すぎているというか、表現の的確さに思わず笑ってしまいます。
かぐや×早坂愛
かぐや様の話にはこの2人の組み合わせは絶対にはずせません。
※早坂が表紙の19巻は修学旅行編。かぐやと早坂の友情に泣ける
お嬢様と使用人の関係でありながらも大親友。
また、早坂の頭脳明晰さに個人的に憧れる。
修学旅行編で2人の間に大波乱が起きますがこれはこれでいいんだろうなと思う。
「かぐや様は告らせたい」をコミックスで読むなら
とりあえず読んでみたい人にはコミックレンタルがおススメです。
>>1冊95円のDMMコミックレンタル!>>コミックレンタルGEOオンライン
ちなみに私は、自宅近くのGEOの店舗でレンタルすることが多いです。
「かぐや様は告らせたい」をアプリで読むなら
ヤンジャンアプリ
1話につき60ゴールドかかりますがヤンジャン発売日の午前0時から最新話が読みます。
また時々1巻から3巻までぐらい(その時によって違いますが)の無料キャンペーンがありますので、まずはどんな感じかなと思う方はキャンペーンを利用して読んでみるのはアリかもしれません。
電子書籍アプリの定番、Kindle&楽天Kobo
KindleやKoboで1巻ずつ買い集めるのもアリです。
かぐや様は告らせたい(1)楽天kobo
マンガアプリと言えば・・・コミックシーモア
マンガアプリならばコミックシーモアでも読めます。
コミックシーモアはけっこう頻繁にクーポンが発行されるのでお得に読むことができます。
ついに最終回を迎えました。赤坂先生は漫画家引退?
22巻のカバーを外すと、作者赤坂赤先生のコメントが載っています。
もうこの時点で、「かぐや様は告らせたい」も終盤戦に入っているとのこと。
会長の留学の件、かぐや様が四宮家と決別するのかどうか、石上くんとミコちゃんの恋の行方など未解決の話はまだ複数。当面は本誌を追いつつ彼らの行方を見守りたいなぁと思います。
…は2021年の記事初出の時のコメントです。
本誌ではついに最終回を迎えました。いかにも会長とかぐや様らしい終わり方でした。
藤原ちゃんはやっぱりあのまま…(笑)
以上、「かぐや様は告らせたい」の紹介でした。
作者の赤坂アカ先生は漫画家としては引退、今後は原作を中心に活動される予定だそうです。
https://www.oricon.co.jp/news/2255178/full/
2022-11-02 00:00ORICON NEWS
『かぐや様』完結、連載7年半に幕 作者の今後は漫画原作に専念で来春に新作読切発表
新作の読切?楽しみです。ヤングジャンプに掲載予定とのこと。