日本初の女医を描いた小説「花埋み」【青春時代に読んだ本】

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実は学生時代、渡辺淳一氏の小説を何冊か読みました。和服の女性

渡辺淳一氏といえば「愛ルケ」(「愛の流刑地」)や「鈍感力」が今ドキのトレンドだったりしますが、かなり昔の作品にこんな素敵な作品がありました。

それは、日本初の女医になった荻野吟子を描いた「花埋み」です。

渡辺氏の作品といえば正直、エロくてオッサン向けって感じがしてイマイチとっつきにくかったりしたのですが、10代~30代女性が読むといいかもしれない小説です。

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日本初の女医の話「花埋み」

花埋み
渡辺 淳一 集英社 2016年08月19日
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「花埋み」ストーリーをざっくり紹介

「花埋み」は明治の初期、医学の道を志し日本最初の女医となった荻野吟子の生涯を描いた作品です。

夫に性病をうつされ屈辱的な気持ちで治療を受けざるを得なかった吟子。

それもそのはず、当時は男性の医者しかいなかったのだから。

「同性の医者がいればこんな思いをしなくてすむのに….」。

多くの女性たちはここで「……だったらいいのになぁ」で終わっていたのでしょう。

しかし、彼女の場合は「じゃあ、自分が医者になって同じ苦しみにあえぐ女性たちを救えるようになろう」と決心し、さまざまな偏見や障害を乗り越えて必死で勉強し医師免許を得るところまでいくのだからすごい。

当時は医学生も男性ばかりで女性といえば吟子一人。

偏見からかなりいじめられたようで、その様子も描かれています。

作中からのみ解釈すると男性のイジメもたいがいえぐいです。

時代が時代だから「女のくせに」とあからさまにいじめてるし。

男社会に単身で乗り込んだ女に対する扱いのあまりのえぐさに背筋がぞくっとしました。

これ読んだ当時は「実は男のほうが粘着質で妬み満載じゃないの~?」とまで思ったぐらい。

「花埋み」を女子におススメしたい理由

さて、そんな苦難を乗り越えてでも夢を叶えた女性の話なので、読むと元気がでてきます。

特に、受験生や資格試験を受ける勉強をしているものの、なんとなく気が乗らない、けど何とかしなきゃ、と思っている方向き。

中高生女子におすすめしたい本です。いや、転職検討中の女性や男性ばかりの職場で頑張っている女性にも読んでほしいです。

注:「日本初の女医」といえば本当ならシーボルトの娘・楠本イネになるのですが、ここでいう「日本初の女医」は医師開業試験を受けて合格し、医師免許を持った女性という意味になります。楠本イネの頃はまだ医師免許がどうのという時代ではなく、西洋医学を学んだ女性医師という位置づけとなります。

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管理人プロフィール

にゃんこ
2005年9月生まれ中3男子・2009年1月生まれ小6男子・2011年1月生まれ小4女子の3児の母。まだまだ子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
普段はスーパーのパートに行きつつ、在宅でライティングその他もろもろの仕事を引き受けつつ、ブログ運営をしているいわゆるパラレルワーカーです。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)をしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、古民家カフェ。

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