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妊婦検診の大まかな流れと検査内容について紹介します。
 妊婦検診ではこんなことをします


 まずはおおまかな受診の流れを紹介します。私が受診していた産婦人科の例です。

 受付

保険証を提示。問診表に必要事項を記入します。

 尿検査

受付でコップをいただいて採尿します。

 体重・血圧測定

中待合で看護師さん(助産師さん?)に計測してもらいます。

 内診

内診室に入ります。

 子宮底長等の計測
 超音波検査
 診察

診察室に入って、診察と一緒に行いました。

 血液検査

先生から検査の指示が出てからの採血になります。(もともと予定に組み込まれている場合は先に採血をすることもあります)

 (状況に応じて)
 NST検査
私が通っていた産院は検査できる部屋が限られていたので、部屋の空いたときに検査をしていました。
(帝王切開の手術台の上で検査をしたことも・・・笑)





  尿検査

 尿の中にタンパクや糖が降りてないかをチェックします。
   (−):陰性
   (+−):疑陽性
   (+):陽性
   (++):より強い陽性

 タンパクが(+):腎機能のトラブルや妊娠中毒症?
      運動をした後や寝不足・過労の時はタンパクが出やすくなります。

 糖が(+):糖尿病?
      1回ぐらいなら心配はありませんが、2回以上出ると詳しい検査が必要になります。


   ※注意:尿は出始めとおわりの尿を捨て、中間尿を採取する。
   ※検尿カップに自分で名前を書く場合はフルネームで!



  体重測定

 体重が急に増えていないか、急に減っていないかを診ます。

 *急に増えた:1週間に500g以上増えた場合は妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や妊娠糖尿病が疑われます。
 *急に減った:つわりでの減少がよくあるケース。ひどい減少ならば天敵などの治療が必要になります。


上手に受けるには
 服の重さに注意。検診ではできるだけ同じような服装で行くほうがいい。
 ※自己申告の病院も多いですが、相手はプロです。嘘はすぐばれます。くれぐれも正直に



  血圧測定

 妊娠中毒症を早期発見するための重要な検査です。
 最高血圧140mg以上、最低血圧90mg以上の血圧が続いたら高血圧


上手に受けるには
 腕に力を入れず、腕が心臓の高さにくるようにして測ります。
 横になったほうがやりやすい場合はその旨申し出て見てもいいと思います。



  内診

 医師が膣に指や器具を入れて、子宮の状態を確認します。

  (1)視診:外陰部を目で見て観察
  (2)膣の指を入れ、もう片方の手でお腹を押さえて子宮の硬さを確認
  (3)器具を入れて膣内の様子を確認
  (4)出血やおりものの異常がないかを確認
  (5)子宮頚管の長さを確認し、切迫流産や早産の兆候がないかをみる。

 緊張していると痛いので力を抜いてリラックスして受けるようにするといいですよ
 スカートをはいている場合はすそが洗浄液などでぬれてしまわないようにウェストのあたりまで上げて置くようにするといいです。



  触診・各種測定

子宮底長の測定

 妊娠5ヶ月頃より行われることが多いです。子宮の形を手で確認しながら、メジャーで恥骨の中央の上端から子宮底までの距離を測ります

  目安:妊娠4ヶ月で約12cm、妊娠6ヶ月以降は妊娠月数×3+3cm

 多少の多い少ないは測定する人のメジャーの緩め加減などでも変わってくるので心配ありません。

   大きすぎる:脂肪が多くついている、さかごの場合などは大きめになることがあります。
      あまりにも極端な場合は子宮筋腫が大きくなっている・胎児が大きい・羊水が多いなどが考えられます。
      他の検査も含めて調べます。
   小さすぎる:胎児の発育が悪い・羊水が少ない・胎盤の働きが低下しているなどが考えられます。
      いずれにしても超音波検査などで詳しく調べます。

腹囲の測定

 言葉通り、お腹周りを測定します。
 赤ちゃんが順調に大きくなっているか、ママの体重が急に増えていないか、羊水の量は適切かを調べます。

浮腫の検査

 朝から足がむくむ・顔などの足以外のところがむくむ場合は主治医にその旨伝えましょう。
 前日の夜に塩分の多い食事や水分を多く摂るとむくみやすいので気をつけましょう。

   (−):足のすねを指で押してすぐ戻る
   (+):指のあとがつく
   (++):戻りが遅い場合

触診

 子宮の大きさ・張り具合・赤ちゃんの頭の位置や姿勢を調べます。
 流れ的にも効率がいいので、超音波の検査と一緒に自然に行うケースが多いと思いますが・・・(にゃんこの主治医は超音波検査と一緒にされていました)


  血液検査

主な検査項目はこんなものです。
血液型(ABO式、RhD式)
緊急時の輸血などに備え、妊娠12週までに調べます。また、ママがRh(−)でパパがRh(+)の場合、血液型不適合を起こす恐れがありますのでより詳しい検査を行います。
間接クームス

母体の血液の中に不規則抗体があるかどうかを調べます。この抗体があると胎児の赤血球を壊してしまうことがあります。

貧血検査

赤血球・白血球・ヘモグロビン(赤色素)・ヘマトクリット(赤血球容積率)・血小板を調べます。

血糖の検査

妊娠糖尿病をチェックするため、血糖値を調べます。中期〜後期

血液生化学検査(肝・腎機能)

腎臓や肝臓の機能を調べます。問題がある場合は合併症妊娠のケアをしていきます。初期〜中期

梅毒検査 赤ちゃんに感染し、流産や早産、先天性梅毒を引き起こす恐れがありますので、妊娠中に必ず受けることが義務付けられています。
HBS抗原検査

B型肝炎ウィルスの検査です。産道や胎内で赤ちゃんに感染することがあります。

HCV検査

C型肝炎の検査です。母子感染する可能性があります。

HIV検査

エイズウィルスに感染しているかどうかをみる検査。胎盤や産道、母乳を介して赤ちゃんに感染することがあります。

風疹抗体

風疹の免疫があるかどうか調べます。妊娠初期に風疹に感染すると流産したり赤ちゃんに影響が出ることがあります。

成人T細胞白血病ウイルス検査

母乳から赤ちゃんに感染することがあります。

トキソプラズマ抗体検査

ネコの糞や土いじり、生肉などから感染します。感染していると流産や早産、おなかの赤ちゃんに障害が出る可能性があります。

サイトメガロウィルス検査

妊娠中に初感染すると流産などの心配があるので検査します。




  超音波検査(エコー検査)

 お腹の赤ちゃんにご対面できることもあり、検診の中でも比較的楽しみな項目でもあります。


妊娠初期: 胎のうの位置や赤ちゃんの心拍の確認のため(経膣プローブによる検査)
妊娠中期: 赤ちゃんの発育状態、内臓や骨格の様子、観察できる範囲の奇形や病気がないか、胎盤の位置を調べる。子宮筋腫の有無や子宮頚管無力症などの兆候がないかも確認。(妊娠4ヶ月頃からはお腹の上から検査をします)
妊娠後期: 赤ちゃんの発育状態、推定体重の算出、胎盤の位置や逆子になっていないか、羊水の量。
また、うまくいけば性別もわかりますし、赤ちゃんが指しゃぶりをしているところやあくびをしているところがみれることもあります。


産院によっては、超音波検査の画像をビデオに録画してくれるサービスを実施しているところもあります。(にゃんこが通っていた産院では500円で録画してくれました♪)

    赤ちゃんの大きさ
CRL(頭殿長): 妊娠11週頃まではこの数値で大きさを測ります。頭からおしりまでの長さです。妊娠週数がわかります。
BPD(児頭大横径): 頭の決められた場所の断面の幅。妊娠12週ごろ以降はこの大きさを測ります。
FL(大腿骨長): 太ももの骨の長さです。妊娠16週ごろから測ります。
APTD+TTD: お腹の縦幅と横幅。この数値から体幹面積を測ります


  ドップラー検査

  超音波検査と同時に行われることが多いです。
  超音波ドップラー装置を当てて、赤ちゃんの心拍を確認します。



  NST(ノンストレス検査)

  お産のときに使う分娩監視装置を使用して行う検査です。
  赤ちゃんの心拍とママの子宮収縮を調べながら、赤ちゃんがお産のときのストレスに耐えられる体力があるかどうかをチェックします。また、お腹の張りや出血がお産の兆候かどうかもわかります。

  臨月に入ると実施されるところがほとんどです。(にゃんこが通っていた産院では34週より開始しました)

  お腹に端子を装着し、ベルトで固定、そのままの状態で約30〜40分安静にして検査をします。

  グラフは上が赤ちゃんの心拍、下がママの子宮収縮です。
  波が大きければ心拍・陣痛が強いことをあらわします。


  検査の間、けっこうヒマなので本を持っていくといいと思います。※ケータイでメールはダメです。




  その他

膣分泌液を採取して行う検査

クラミジア検査 これに感染していると早期破水や早産の原因になります。また、赤ちゃんが感染すると結膜炎や肺炎になる可能性があります。
GBS検査 B群溶血性連鎖球菌の検査です。出産時に赤ちゃんに感染すると敗血症や髄膜炎になる可能性があります。20%の妊婦が菌を持っているといわれています。(発症率は低いです)

骨盤レントゲン検査

  ママの骨盤と赤ちゃんの頭の大きさが合うかどうかをレントゲンによって確認します。
  その上で啓蟄分娩が可能か帝王切開にするかを検討します。

  ちなみににゃんこの場合は、微妙に骨盤の一部が赤ちゃんの頭にひっかかりそうだったけど何とか通るかも、という判断で啓蟄分娩を試みて陣痛促進剤を入れましたが、赤ちゃんの心音が急に下がりだしたので陣痛促進剤を中止、帝王切開になりました。

  ※赤ちゃんにレントゲンと当てても大丈夫か?:赤ちゃんの身体はほとんど完成してからの検査である上、使用する放射線量も微量なので心配ありません。


    次のページではいろいろなお産について掲載します。



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