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お腹の張りと痛み〜妊娠中のこれらの症状はつきものですが、時に流産や早産の兆候の場合も。



 お腹の張りと痛み


 初めての妊娠だと、ちょっとしたお腹の張りや痛みがあると「赤ちゃんは大丈夫?」と心配になるものです。
 ここではかんたんに受診の目安と心配なケースについて掲載します。
(※ここは医療機関のサイトではないので、あくまで参考として見て下さい。なお心配な場合は直接主治医とご相談ください)

  お腹が張る


 ■お腹が張る=子宮の収縮


 お腹の張りは、子宮が収縮したことにより起こりますが、立ちっぱなしや無理をしたときにお腹が張ることもあります。
 妊娠8ヶ月頃になると、朝から大きな子宮を支えていた骨盤底筋群が疲れてくるので、夕方から何度かお腹が張ることがあります。少し横になればほとんどの場合は収まります。

 また、おっぱいマッサージをすると子宮収縮が誘発されてお腹が張ってくることもありますので、お腹が張りやすい人は控えましょう。マッサージは出産後でも間に合います。


 このようなお腹の張りは横になったらおさまったり、規則的でない場合や出血・痛みを伴わないなら特に問題はありませんが気になるようなら医師にその旨伝えてもいいでしょう。症状によっては張り止めの役目になる子宮収縮抑制剤(ウテメリンなどがメジャーです)が処方されます。



お腹が張ったときは
  横になって様子を見る:外出中なら座るだけでもいい。
お腹の下にクッションを敷いて横向きに寝転ぶと、ラクです。
1時間ほどで収まれば心配なし:なにもなければ通常の生活に戻って大丈夫。
いつまでも張っていたり、痛みが強くなってくるなど、いつもと違うと思ったらならば産院に連絡を。

 このテのお腹の張りは「ゆっくり過ごしてください」という赤ちゃんからのサインのようなものです。ちょっとペースダウンしましょう。
 そういえばにゃんこは、勤め先の産科医に「とりあえず妊婦らしい生活を送ってください」と言われてしまったことがあります(^^;)


  痛い


 ■心配のない痛み

 妊娠初期から中期にかけての痛みは、子宮を支えている円靭帯や平滑筋がつれる痛みが多いそうです。要は大きくなる子宮に筋肉が引っ張られるための痛みが多く、痛みの程度が軽ければ特に心配はありません。



妊娠初期
 初めての妊娠でお腹の張りがどんなものかわかりにくくて痛みに感じる人もいるそうです。にゃんこも多少その傾向はありました。
 また、卵巣がはれて痛みを感じることもありますし、便秘がひどいとお腹が痛むことがあります。
妊娠中期
 子宮筋腫を持っている人は筋腫が虚血状態になった時に痛みがあることもありますが20週をピークに徐々におさまってくることが多いようです。
妊娠後期
 後期になると下腹部の恥骨や足の付け根に痛みを感じることが多くなります。これは赤ちゃんが骨盤内に下がってくるための痛みなので心配はありません。(産まれるまでの間が痛だるいですけどね^^;)
 妊娠37週以降での規則的な痛みは前駆陣痛と思われます。だんだんと間隔が短くなれば・・・いよいよ本番です。



 ■心配な痛み


 心配な痛みとは、簡潔に言うと

 周期的な痛み ・ 激痛 ・ 今までにあった胎動がなくなった

 このような場合は受診が必要になります。


妊娠初期
 お腹の激痛:子宮外妊娠や切迫流産の可能性も。すぐに受診すること。
  ★胎児ばかりでなく、ヘタをすればママの命にかかわります。
妊娠中期
 ・お腹の張りがひどい
 ・お腹が板のように硬くなる胎動を感じない
 ・目がちかちかする
 ・頭痛や胃痛を伴う

 このような場合は深夜であろうがとにかく受診してください。
 常位胎盤早期剥離といって、胎盤がはがれてしまう病気の可能性があります。こんな場合は赤ちゃんの命が危なくなります。
妊娠後期
 ・朝からお腹が張る
 ・一日に10回以上もお腹が張る
 ・出血を伴う
 ・下腹部の痛みを伴う
 ・色のついたおりものをともなう
 ・破水らしい水が降りた

 このような症状の場合はとにかく受診。おそらく入院の用意も必要になるでしょう。
 早産の可能性もあります  切迫早産

   その他、いつもと違うような痛みと本人が感じるようであれば受診したほうがいいでしょう。


 ■受診するなら

 以下の項目を把握して病院に連絡しましょう。

  いつから痛いのか
  どの部位が痛いのか
  吐き気があるのか
  規則的な痛みかそうでないか




  (参考)切迫流産


 ■切迫流産とは


 妊娠22週未満で、流産の兆しはありながら子宮頚管はまだ閉じていて妊娠継続が可能な状態を言います(出血やお腹の痛みなどの兆候から流産しかかっていると思われる状態)。

 こんな名前がついていますがこの段階ではまだ流産は始まっていません


    症状:少量の出血、お腹の張り

 超音波検査で心拍を確認できれば流産になる可能性は低くなります。
 子宮頚管無力症がある場合は内診で子宮頚管の長さをチェックします。短くなっていれば流産しやすくなります。


 ■切迫流産と言われたら

 安静にするのが基本。その上で超音波検査にて経過を確認しなが様子を見ます。
 症状によって止血剤や子宮収縮抑制剤が処方されたり点滴したりします。
 子宮頚管無力症の場合は時機を見て手術をすることもあります。



 ■お腹の赤ちゃんは大丈夫?

 生まれてくる赤ちゃんが元気かどうか気になるところだと思いますが、切迫流産を経験しなかった赤ちゃんとほとんど変わるところはありません。
 にゃんこは妊娠中、何度も「切迫流産」「切迫早産」と言われましたが、生まれた子どもはいたって元気で、乳児時代は風邪とあせも以外に病気をしないぐらいでした。むしろ、お腹の中で困難を乗り越えたということでかえって元気かもしれませんね(笑)



 ■流産に関するサイト

 ・AllAbout流産・早産:ここの関連リンクを探すと良質な情報が得られます。




  (参考)切迫早産


 ■切迫早産とは

 妊娠22週以降37週未満に早産の兆候がある場合をいいます。



 ■早産の兆候

 ・朝からお腹が張る
  ・一日に10回以上もお腹が張る
  ・出血を伴う
  ・下腹部の痛みを伴う時・
  ・色のついたおりものをともなう
  ・破水らしい水が降りた

さらに息苦しい場合は常位胎盤早期剥離の恐れもあるのですぐに受診を

  以上のような兆候らしきものがあったらすぐに受診、NSTと内診で状態確認をします。



 ■原因

1)感染に関係がある(絨毛膜羊髄炎や前期破水など):感染が起こると子宮収縮や破水、出血を引き起こすため
2)子宮の物理的な問題(多胎、子宮頚管無力症、子宮筋腫など):子宮の限界を超えたら妊娠継続できなくなってしまうため
3)母体の問題(妊娠中毒症、妊娠糖尿病など)
4)胎盤や羊水の問題(前置胎盤、常位胎盤早期剥離、羊水が極端に多いか少ないなど)
5)赤ちゃん側の問題など


 ■切迫早産といわれたら

 やっぱり安静。
 妊娠37週目までは赤ちゃんが育ちきっていないので、妊娠継続できるような処置(切迫早産の原因によって違いますが、子宮収縮抑制剤や抗生剤など)を行います。
 それでも早産が止められない状況になれば周産期センターに搬送された上での出産となります。


  安静 とは


 「安静」といっても自宅での安静と入院による安静があります。

 入院安静は、何もしないでとにかく安静。トイレと洗顔以外はベッドに寝ていなければならないのが基本です。  場合によってはカテーテルを通して絶対安静の場合もあります。どの程度の安静かは症状により異なります。


 自宅安静の場合はさまざまです。トイレ・洗面以外は安静という場合もあれば(基本の安静はこのレベルなのですが)、簡単な家事ならOKといわれる場合もあります。
 家事がOKの場合は
   ・食事の準備は簡単に済ませて。このさいお惣菜でもOK(塩分は注意)。
   ・買い物はパパにお願い。
   ・掃除はサッと掃除機をかける程度にし、疲れたらそのつど休むようにする。
   ・洗濯は少量の洗濯物を干す程度に。
   ・入浴はシャワーのみに。

 仕事はなるべく休みましょう。「母性健康管理指導事項連絡カード」を職場に提出するために活用しましょう。(カードは母子手帳についています)

 どのくらい安静にしていいのかどうかは症状の程度によりますので主治医に具体的に聞いておくことをおすすめします。






 次のページでは体重増加対策について書いています。

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 また、ご自身の症状のことについては、ご自身の主治医にご相談ください。


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