子どもの友達づきあいに関しては常々、子どもたちに言っていることがあります。
遊びたくない子と無理に遊ばなくてもいい
みんなと仲良くなる必要はない。気の合う子と仲良くしなさい
気の合わない近所の子より少し遠くに住んでいる気の合う子と遊べばいい
どうせ中学生ぐらいになれば、気の合わない先輩がいても付き合わないといけないことだってあるんだから、小学生の比較的人間関係が自由な間に無理することはないと思うのです。
気の合わない人はどこにでもいる
こういう話を子どもたちにするようになったのは、実はきっかけがあります。
長男のぷちぐりが、今の家に引っ越してきてから、友達とのトラブルが増えました。
近所の子(女子)が「ぷちぐりにこんなことを言われた」「あんなことをされた」と言いつけに来るのはしょっちゅう。
確かに内容を聞くと、ぷちぐりが悪いように聞こえました。
あまりにも多いので、「ひょっとして学校でも同様のトラブルがなかったか?」と心配になり担任の先生に相談したほどです。
が・・・結果、特に問題なしとのこと。
ならば環境が変わったストレスからか?と思い、なるべく家族と過ごす時間を増やしたり、引っ越し前の団地に遊びに行ったり、幼稚園時代の友達に遊びに来てもらったりなどしました。
が・・・トラブル報告は減らず。
そのうち近所の友達も増え、いろんな子と遊ぶようになったところで気づいたことが。
もめるのは特定の子だけで、その子とは全く気が合わないとのこと。
で、私らが子どもに言ったことが最初に書いたアレなんです。
ぷちぐりは普段から自転車であちこち遊びに行くのが好きな子なので、近所の気の合わない子と無理に遊ばなくても、少し遠いところに住んでいても(それでも校区内で、ですが)自分が一緒に遊びたい友達を選んで遊べばいいと話しています。
(それでも先日は別の友達と約束しているのに、その合わない子に「その子も呼んで近所で遊ぼう」と強引に誘われたりもしたようですが^^;)
みんなと仲よくしないといけない?
子どもの人間関係を見守るうちに思うようになったことがあります。
みんなと仲良くしないといけないんだろうか。
お互い毎回ケンカするのがわかってるのに、無理に遊ぶ必要があるんだろうか。
近所だというだけで、イヤでも仲良くしないといけないのか(これについては大人は別)。
「みんなと仲良くしなさい」ってつい言いがちで、ぷちぐりが小学1年になったばかりの頃までは普通に言っていたことですが、今はその中身を変えて話すようにしています。
まだ小学生には難しいかもしれませんけど。。。いずれ理解してくれるだろうと思います。
気の合わない子と衝突しないですむ方法を伝える
それは・・・気の合わない子と衝突しないですむ付き合い方を伝授すること。
具体的に我が家で話しているのは
・あいさつは必ずする。あいさつをしたあとはすみやかに離れる。
・なるべく離れて目を合わさないようにする。話しかけられそうな環境を作らない。
・話しかけられたら返事はする。それ以上の会話はなるべくしないか、最低限の返事だけする。ただし濡れ衣に関してはしっかり反論すること。
・嫌いだからと言って悪口は言わない。悪口はもめ事を作るもと。どうしても言いたければ、家族に言おう。家族なら秘密を守りやすい(ただし口の軽い兄弟に注意←今のところ心配はないですが)。
ということです。
いくら気が合わないと言っても、うちの場合は近所の子で、登校の部団も一緒ということで、まるっきり接点を作らないようにすることは不可能なんですよね。
上記は言ってみれば大人の人間関係の処世術になってしまうけれど、自分が嫌な気持ちにならないための方法として教えておくことにしました。
3年になってからは幸い、その子とのトラブルもありません。
ぷちぐりも同じクラスの仲良しとつるんで遊ぶのが楽しいようです。
ま、男子の3年生はそういう時期だとよく言いますね。ギャング・エイジと言うそうですが。
大人だって、苦手な人とはかかわりたくない。
かかわるのは最小限にしたい。
小学生には難しいところだけれど、この処世術を知っているだけでもいつかきっと役に立つはず。
わざわざ傷つきに行って、自分をいじめる必要はないんだから。
自分の子どもが傷つくのを見ているのが嫌な親心でした。
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