子どもの防犯対策、大丈夫と思っているのは実は大人の思い込みかも!?

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先日、ぷちぐりの通っている小学校区で、一年生の子どもが下校中、自転車に乗ったオバハンに突き飛ばされて連れ去られそうになったという事件が起こりました。

みにぐり

ぷちぐりからこの話を聞いて真っ青。

これまでに話してあった防犯についてぷちぐり、みにぐりと私ら親で再び確認し合いました。

が・・・

大人が有効と思っていた防犯対策、実はあまり役立っていないかも・・・だそうですよ?

1カ月に一回程度、Eテレで放映されている「エデュカチオ!」という番組で、子どもの防犯のお話がありました。MCが少年隊の東山紀之さん&尾木ママ。

この番組でのお話が、かなり役立ちそうだったので内容を私の視点でまとめてみました。

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防犯ブザー、役立ってますか?

小学校の入学祝いで、市町村から配られた防犯ブザーをランドセルにぶら下げているお子さんは少なくないと思います。

親も、とりあえず防犯ブザーを持たせておいて「いざという時に鳴らしなさい」と教えて安心してしまいがちです。

番組調査によると(この記事では、以下調査結果は番組調査によるものです)、 危険な状況でブザーを使った子供は1.9%だったそうです。

まぁ、幸い危険な状況に遭わなかったという幸運なケースも多かったのだろうとは思いますが、アンケートの中には実際に怖い目に遭ったものの防犯ブザーを鳴らさなかったお子さんがいました。

その子の話によると「逃げるのに必死で防犯ブザーを鳴らすことまで考えられなかった」とのこと。

また、せっかくブザーを持っていても、電池切れで鳴らないというお子さんも数名おられました。

電池に関してはうちもヤバイかも・・・。

ブザーを鳴らすにも、すぐに鳴らせるところにないと活用できないです。

ブザーをぶら下げるとのは肩ベルトのところ。身体の前にぶら下がった状態だと、すぐに鳴らせます。

ランドセルの側面にぶら下げているお子さんと、肩ベルトにぶら下げているお子さんとでは数秒程度、行動に違いが出てきます。

また、すぐに鳴らせないところにあると、すぐに止めれません。子どもはすぐに止められない場所にあると、止められなかったことを考えてしまって鳴らすのをためらってしまいます。

ぶら下げる場所は、ためらわず鳴らせてすぐに止められる肩ベルトのところで!

 

最近は防犯ブザー付携帯電話というものもあるのですね。

ブザーを鳴らすとGPS機能を使って警備会社に連絡がいくようになっているようです。

実は「こども110番の家」は行きにくい

我が家でもぷちぐりに言っていたのですが、「危なくなったら、「子ども110番の家」に逃げ込みなさい」と言っても、実際は逃げ込めないことが多いそうです。

「こども110番の家に駆け込んだことのある子ども」は実は・・・0.9%程度しかいません。

理由は・・・「知らない人の家だから逃げ込みにくい」とのこと。

確かに・・・。

子どもは子どもなりに気を遣っているのです。

こういう場合、番組でオススメしていたのは、一度、親子で、子どもの行動範囲の「子ども110番の家」を訪問すること

「もしもの時に駆け込むことがあるかもしれませんが、よろしくおねがいします」のあいさつ程度でいいのですって。

親も含めて子どもも一緒に顔合わせをしておけば、子どもも少しは行きやすくなるかもしれません。

子ども自身に「ここは危ない場所」と判断できる練習

大人が四六時中、子どもを見守ることは不可能です。また、子ども自身でも、自分で自分の身を守ることができるようにならないと、ひとりの自立した大人になれません。

子ども自身に、危険を未然に避ける力を持たせることが大事。というお話もありました。

1)知らない人とは距離を保つ

心理学的な見方から言うと、人は無意識に人間関係によって距離の取り方をコントロールしています。

家族や恋人などの親密な関係なら45cm未満

親しい友達だったら45~120cm

それ以外の人だと120cm以上

という感じに。

それから考えて・・・・

知らない人が120cm以内に近づいてきたら警戒することを教えておくといいと思います。

距離を取っていればとりあえず逃げられます。

東山氏曰く、

ブルースリーのポーズでも届かない距離は安全

特に戦い好きの男の子に教えるにはこの方法は面白いかもしれません(^^)

2)犯罪者が好きそうな場所を見極める

犯罪者は好きな場所があります。

  • 入りやすい場所・・出入り口が多く、入りやすいところは犯罪者が入りやすい。
  • 見えにくい場所・・高い塀に囲まれている、高い窓、家がないところは要注意。
  • 犯罪者が溶け込みやすい場所・・不特定多数だから誰でも入れる。犯罪者が混じっても周りから怪しまれない。 特に公園の遊具の横のベンチは要注意。ただベンチに座りに来た人にしか見えなかったりする。

こういうポイントを押さえつつ、親子で子どもたちの行動範囲を散歩しながら危ないかもなところを話し合うのがいいそうです。近所の実情に合った警戒のしかたができるし、実際に歩いて、目で見た場所なら子どもも警戒しやすくなります。

 

そのほか、2つのまちの事例が紹介されていました。

そのうちのひとつ、沖縄の例がなかなかおもしろかったです。

「見守りフラワーポット大作戦」

街にお花をいっぱい植えるんですって。そしてそれらに水をやりながら子どもたちの見守りをするのだそうです。

街はキレイになるし、キレイになって人気が感じられる街になれば犯罪も自然と減るそうです(逆に落書きや壊れ物が放置されている街は人気が感じられないので犯罪が増えるそうです)。

 

この沖縄の事例、PTAや自治会関係者の方もぜひ参考にしてみてください♪

 

さて。。。我が家でもできることはやらないと。

まずは、防犯ブザーの電池チェックとランドセルの吊るし位置の変更、親子で散歩。。。ですねっ。

コメント

  1. すずめ より:

    にゃんこさん、はじめまして。

    末の子が小学6年生です。
    上の子の頃には防犯ブザーを持たせるということもなく、だんだんこのような防犯に対する意識が高まってきた様子をずっと見てきました。

    「見守りフラワーポット大作戦」はとても良いですね!
    こちらでは下校時に合わせて犬の散歩をしてもらうようにする運動があります。

    女の子は露出狂に遭うこともあります。
    比較的親しげに寄ってくるそうなので、家族の知り合いかと思ってしまい、目を向けてしまうと、露出されているというパターン。
    うちの娘は3回も遭い、しまいにショックも受けなくなりましたが、最初は精神的ダメージが大きく残ります。

    とにかく、子どもたちの安全は地域で守らないといけませんね。

    • nyanko より:

      すずめさん、はじめまして。コメントありがとうございます!
      子どもの安全を守る一番の方法は地域ぐるみで犯罪者が寄り付きにくい町をつくることなんだな~と思いますね。
      すずめさんとこの地域の「犬の散歩を登下校時に」っていう見守り活動もいいですね(^^)