27日から読書週間に入りました。
読書週間の前半11月3日前後まではしばらく、本の紹介記事をアップしていきます。
「てんごくのおとうちゃん」読みました
夏ごろ、子どもらに毎日のように読まされた絵本「おかあちゃんがつくったる」の前作にあたる「てんごくのおとうちゃん」をやっと手に取ることができました!
てんごくの おとうちゃん (講談社の創作絵本)
長谷川 義史 講談社 2008-11-26 売り上げランキング : 86937
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子どもに読んであげようと思ったら・・・子どもたちは今図書館で借りている「ペンギンきょうだい」や「ノンタン」に夢中でなんとなく後回しにされてしまい、未読状態。でも私は気になるので、先にこっそり読みました。
先に読んでおいてよかったー。
泣いたよ。
内容は、小学3年の男の子が死んだおとうちゃんに宛てた手紙になっています。
前半は生前のおとうちゃんとの思い出話。
後半はお父ちゃんが死んでからのエピソード。
思い出話はほほえましく、死んでからのエピソードが泣けました。
授業でおとうさんの絵をかく課題をだされたけど、先生が「おかあさんでもいいよ」と言った話。
「せんせい、そんなにきぃつかわんでいいで」
万引きしようとしたけれど、悪いことして地獄に行ったらおとうちゃんに会われへんと思ってやめた話。←ここで泣いた
さらに
トラックに乗ったおっちゃんが「ぼく、だいじょうぶか」って言った、あれ、おとうちゃんやろ、と思った話。
↑この感覚、なんとなくわかるな~と思いました。亡くなってそんなに日が経ってない頃に、全然しらないおっちゃんに父の気配を感じること、私もありました。
たぶん、四十九日を迎える成仏前に心配して現れたのかもしれませんね。
読むならこっちが先よ。間に合わなかったならもう一度読んで
この絵本を読む前に読んでしまった「おかあちゃんがつくったる」で、何気に読んでいたエピソードが、こっちの絵本を読んだ後に思い出すとすごく切ない気持ちになるということに気づきました。
どのエピソードかというと
父親参観に「おかあちゃんが行ったるわ」というやりとりの時に「ぼく」が言ったこと。
「おとうちゃんがいいねん。なんでもつくれるっていうたやん。ミシンでおとうちゃん作ってぇな」
のところ。
あの絵本だけでは実態がよくわからないお父ちゃんの話は、その時はさらっと流しちゃいましたが、お父ちゃんのエピソードを知った今読むと切ないです。
今から読むならぜったい「てんごくのおとうちゃん」が先ですよ、先!
次作の「おかあちゃんがつくったる」はこれ
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