ジカ熱だけじゃない!妊婦とベビ待ちママが気をつけたい病気

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06.妊娠中のこんな時どうする

最近ニュースで「WHOが緊急事態宣言」を出したと報道された感染症「ジカ熱」。

これは一昨年流行した「デング熱」同様、蚊を媒体としてうつる感染症です。

妊婦が感染すると小頭症の赤ちゃんが産まれやすいとの報道に驚いてしまいます。

ここで、妊婦が気をつけたい病気について、イッキにおさらいしてみることにします。

 

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まず、「ジカ熱」ってなんだ?

正式には「ジカウィルス感染症」といいます。病気そのものは蚊を媒体として感染します。蚊に刺されてから2~7日後に発熱や発疹、関節痛が表れます。目が赤くなる結膜炎を起こすのが特徴とされています。

ただし、感染しても80%の人は発症しないですみ、発症しても死ぬほどの病気ではありません。

問題は、ジカウィルス感染症にかかった妊婦から生まれる赤ちゃんが小頭症になる恐れがある、ということ。

赤ちゃんが小頭症にかかるとけいれんや発達障害、知的障害、運動障害、嚥下障害(食べ物の飲み込みが難しくなること)、難聴、視力障害などをきたします。

幸い日本ではこの3年以内に3例確認できた程度で、しかも季節は冬。

媒体となる蚊がいないのでパンデミックになるほどのことはないと思われます。

ところが最近、性的接触により感染する可能性も指摘され始めました。

ジカウイルスに感染した男性の精液に、2週間から10週程度までウイルスが残り、性的接触によって感染したという例が表れ始めたとのことです。

蚊のいない季節でも、中南米などの流行地域に海外出張に行った旦那さんが帰国後、奥さんに移してしまう可能性もゼロではありません。

こんな状況なので、できることなら、妊婦のいる社員にこのような地域への海外出張を命じることは控えてほしいと会社に願いたいところです。

■参考 >>”妊婦と妊活中の女性は要注意”のジカ熱とはどんな病気? 日本で拡大の可能性は?|日経トレンディネット

 

ジカ熱以外にも知っておきたい病気

ジカ熱以外にも、小頭症の赤ちゃんを産んでしまう恐れのある病気はいろいろ。また、かかると本人がしんどい病気もあります。

ここでは、妊婦とベビ待ちママが特にかかりたくない病気についてリストアップしてみます。

風疹

2013年にも流行しました。世代によって予防接種のワクチンが弱かったりしたため、特定の世代で流行しちゃったんですね。

これも妊婦が感染すると胎児が「先天性風疹症候群」となり、赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が出る恐れがあります。

妊婦健診で抗体検査がありますので、検査の結果をしっかり確認しておきましょう。

ベビ待ちママで抗体の弱い世代の方は早めに予防接種を。

■関連記事 >>あなどれない風疹。実は子育て世代が注意すべき感染症

りんご病

これは特に今年、流行の年だそうなので気をつけたい病気です。(管理人の次男も先日、医師に「りんご病かも?」と言われました。違ったからよかったですが)春~7月に多いのでこれから特に注意。

正式には伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)といいます。

ヒトパルボウイルスB19の感染による疾患です。

ほっぺたがリンゴのように真っ赤になるから「りんご病」といいます。

基本、3歳~小学生に多い病気ですがたまに大人でも感染することがあるそうです。

また怖いのは、気づかないうちに感染し、胎児に感染、胎児の組織に水分がたまる胎児水腫になったり、流産や早産、死産を引き起こすことがあります。

■参考 >>【妊婦さんは特に注意が必要な「りんご病」】次の流行は、来年2016年!?|認定病児保育スペシャリスト

インフルエンザ

もう毎年の流行時期になるとびくびくものです。これは胎児というよりは、妊婦がかかると重症化しやすいという意味で注意です。

定番ですが外出後の手洗い・うがい、外出時にはマスクを着用、家族はとりあえず予防接種を受けておくといった予防を。

水ぼうそう

多くの方がすでにかかっていたり、ワクチンを接種しているかとは思いますが、初感染すると赤ちゃんの目や皮膚に影響が出ることがあります。

サイトメガロウィルス

これも子どもの頃のうちに知らない間にかかっていたりして、抗体を持ってることが多いそうですが、私がおそらく初感染したのが32歳の時。その時妊娠してなくてよかった&妊娠前にり患できてよかった、です。

かかるとジカ熱同様、小頭症のリスクが高くなったり、流産の危険があるので注意が必要です。これも妊婦健診で抗体検査があります。

トキソプラズマ

猫に注意!の感染症です。トキソプラズマはウィルスではなく原虫で、加熱しきれなった肉や猫のフン、土などにいます。

妊娠中に初感染するとまれに胎児に影響が出る場合があります。猫を飼っているお家の方は、フンの始末などに気を付けてくださいね。そしてこれも妊婦健診で抗体検査があります。

産道感染するかもなクラミジアや性器ヘルペスなど

クラミジアや性器ヘルペス、B群溶血性連鎖球菌(GBS)は妊婦がかかると産道から赤ちゃんに感染する恐れがあります。

赤ちゃんに感染すると赤ちゃんが様々な病気にかかったり障害を残すことがあります。妊娠中に抗菌薬で治療することが可能なものや、任意で妊婦健診時に検査できるものもあります。



風疹、りんご病、ジカ熱に特に注意

おもなものを数点ピックアップしてみました。他にもあるかもしれませんが・・・。

ぱっと見、怖いと思うかもしれませんが、もともとこのようなリスクが懸念されるからこそ、人生において子どものうちに予防接種を実施したり、妊婦健診で抗体の有無をチェックしたりなどで、国レベルでリスクを少なくしているように思います。

ただ、日本でさほど流行化することのなかったジカ熱や、抗体が少ないかもしれない風疹、今年流行の恐れ大のりんご病は特に気をつけなければならないものかと思います。

しかもジカ熱については、新たな情報も少しずつ出ています。ジカ熱関連のニュースはなるべく気を付けてチェックしておきましょうね。

今、できうる予防策をするようにして、安心して元気な赤ちゃんが迎えられるように、ママさん自身やパパさん他周りの人も知識をつけてママと赤ちゃんを守りましょう。

 

 

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