あなどれない風疹。実は子育て世代が注意すべき感染症

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a.妊娠準備

2013年の春、妊婦にとって怖い病気・風疹が大流行しているそうです。

特に2013年4月のちょうど今の段階ですでに、感染者数は過去最高になっているそうです。

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風疹って聞くと、子どもの病気と思いがちなのですが、特定の世代の方々にとっては、罹患する可能性の高い病気なので注意が必要です。

特に怖いのが妊婦への感染です。妊娠初期の女性が風疹に感染すると、生まれてくる赤ちゃんが目や耳、心臓に障害が出る「先天性風疹症候群」になる可能性があるのです。昨年から今年にかけてすでに8名の「先天性風疹症候群」の赤ちゃんが産まれているという報告もあるのだそうです。

こういったことがあるので、産院では妊婦健診時に風疹抗体の検査をしているようです。

矢印妊婦健診こんなことをします 【2】ときどき行なう検査

 

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風疹ってどんな病気?

おもな症状は、発熱と発疹。具体的には、発熱の翌日くらいに小さくて細かい赤い発しんが顔から出始め、全身に一気に広がります。

また、耳の後ろや後頭部のリンパ節が腫れて、痛むこともあります。目の充血や関節痛が出ることも。

現在は麻しん&風疹の予防接種を就学前までに2回(1歳時と年長時)、接種していますが、特定の世代の方は充分な予防接種を受けておらず、抗体ができていない方がおおくいらっしゃいます。それゆえ、今回の大流行が起こっているともいえます。

 

特にかかりやすい人

患者の8割近くが男性だそうです。というのも・・・

昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性は特に注意です。中学生のときに学校で集団接種が行われていましたが、対象は女子だけでした。なので抗体を持たない方が多数いらっしゃると想定できます。そういえば私は昭和46年生まれですが、確かに女子だけ中学2年生の時に予防接種を受けました。

昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの男女も要注意。この時期は男女ともに中学生のときに風疹のワクチンを接種することになっていたのですが、学校での集団接種ではなく個別に医療機関で摂取すること(要するに任意接種)になったため、この期間は男女ともに接種率が激減したのです。

昭和62年10月2日~平成2年4月1日生まれの男女も大丈夫かもしれませんが要確認です。男女ともに幼児期に接種する機会がありましたが、受けていない人や1回の接種だけでは抗体が不十分な人もいるのだとか。

こうやってみると、もろ子育て世代がストライクゾーンですね。

 

一度かかれば大丈夫か

はしかや風疹、水ぼうそうやおたふくかぜなどの感染症は、子どもの頃に一度かかると大丈夫とよく言われます。

が・・・ひょっとしたら親御さんの勘違いの可能性もあるんです。

よく似た病気に「はしか」「リンゴ病」などがあります。先日の「アサイチ」情報では、「医師が血液検査をせず、症状だけで風疹と診断した場合は実際は半数ほどが風疹ではない」という報告もあるそうです。

また、「風疹に2回かかった」という話もあります。予防接種は2回受けてほぼ感染を防ぐことができるということを考えれば、一度罹患したら大丈夫とは必ずしも言えないようです。

 

抗体の有無を調べるには

産婦人科や内科などで、「抗体検査」という血液検査(結果は一週間程度で出ます)で調べられます。

費用は数千円程度ですが、病院によって異なりますので詳しくは受診する医療機関に問い合わせるほうが良いようです。

また、妊婦健診の血液検査にセットされていることもあります。

 

妊婦を風疹から守る!

妊婦自身はワクチン接種はできません。生ワクチンなので、接種すること自体が胎児に影響を及ぼすからです。

なので、旦那さんに接種を受けてもらう、人混みに出るのを避けるなどで、感染を防ぐしかないようです。詳しくはかかりつけの産婦人科医にご相談下さい。

 

ワクチン接種について

風疹ワクチンの接種は、最寄りの内科や小児科で受けることができます。ただし保険が適用されず、自費になるので、詳細は各医療機関にお問い合わせください。

費用のだいたいの相場は「単独ワクチン」だと4000~8000円前後、「MR(風疹・麻疹混合)ワクチン」は7000~1万2000円前後といわれています。

(医師によると・・・ご予算もありますができればMRの接種を推奨しますとのことでした)

市区町村によっては、接種費用の一部または全額を助成するところもあります。詳しくはお住まいの市区町村のホームページをご覧下さい。

また、最近はこの情勢を反映して、会社で風疹の予防接種を受けさせてもらえることもあるようです。もし、お勤めの会社で実施されるようならぜひ接種してください。

 

これから妊娠したい人へ~ワクチン接種の注意事項

なるべく早くに接種することをお勧めします。というのは、接種後2か月は避妊が必須なのです。

接種するのは妊娠していないことが確実にわかってから

この2点は必ず守ってください。

 

風疹に関するサイト

NHKが情報提供用のサイトを作ったそうです。

矢印「ストップ風疹 赤ちゃんを守れ」

 

 

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