寝屋川の事件をきっかけに子どもの防犯対策を見直そう

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ここ連日、寝屋川の中学生男女の殺人事件の話でテレビもマスコミも、ネットのニュースまで話題沸騰です。

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(昨年の皆生温泉&水木しげるロードに行った時に撮影した写真。今回の事件解決には防犯カメラが役だったのでこれをセレクト)

亡くなられた中学生のお二人のご冥福を心よりお祈りしたいと思います。

殺され方があまりにも残忍で、とりあえず今死体遺棄の疑いで捕まっている容疑者の顔を見るとムカムカして仕方がないですが、我が家ももうすぐ思春期にさしかかる息子もいるので、ここは冷静に、このような犯罪に巻き込まれないためには何をすればいいのか、子どもに何を教えればいいのか・・・考えていきたいと思います。

実は安心なんてどこにもないのかも

まずは今回の事件で、「お友達と一緒ならば安心」という神話は崩れました。一人歩きじゃなければ大丈夫とは言えなくなりました。二人組でも連れ去られるということもあるんですよね。

まずは

  • 深夜だけでなく早朝の外出は特に目的がない限り自粛。
  • 門限を決めておくこと。
  • LINEで連絡が取れるからといって安心しないこと。
  • 二人組だからと言って安心しないこと。
  • 男子も油断できないこと。

このあたりが今回の教訓かもしれません。

ちなみに私は今後、子どもたちに「夜9時になっても帰ってこなければ、警察があんたらのことを探し出すから覚えとけよ」って言っときます。

またそれに加え、犯罪の起こり方について、ちょっと見方考え方を変えてみたほうがいいのかも・・・と思いました。

というのは、図書館でこんな本を借りて読んだからなんです。

犯罪は不審者を探し出すより、犯罪が起こりやすい場所を見分ける「目」をもつことが大事ということが書かれています。

犯罪者が選ぶ場所は「入りやすい場所」と「見えにくい場所」なのだそう。

不審者を探し出すと言っても、不審者がだれかなんて大人だってなかなか見分けがつきません。

また過去には、ママ友が犯罪を起こしたケースだってありましたので、「人」で見分けるのは困難を極めると思います。

「不審者に気をつけろ」を言いすぎると、「話しかけてくる大人はすべて不審者」として、声をかけてくる善意の人にまで背を向けて走り去るような、不信感の高い子になってしまうのもどうかと思いますしね。

でも、著者は「景色は嘘をつかない」と言います。

どういう場所が入りやすくて見えにくいかについての詳しい話は本に書いてあるのですが、今回、男女が連れ去られた京阪寝屋川駅付近はまさに「入りやすくて」「見えにくい」場所(&時間?)だったと言えます。

駅なんて誰でも通るし、人目があるといっても逆に不自然じゃない形で不審者が被害者に接触すれば、傍目には気付かれないこともあるし、通行人も他の通行人に注意を払うことが少ない場所ということになりますね。

さらに世間がお盆休みの早朝となれば、普段の平日よりも人は少なかったはず。

この法則を受けて、筆者は、実際に地域を歩いてみて、上記に当てはまる場所かどうかを五感で感じつつ見つけてほしいと書いています。

学校行事の一環や、地域の子供会の企画、どれもなければ家族ででも実際に子どもの行動範囲を五感でチェックしてみるのもいいと思います。

そして、子どもの年齢を重ねていくごとに「場所ごとに対応を分ける」とか「ヤバイ場所は1~2人では通らない」など対応の仕方を考えさせてもいいのではないでしょうか。

ひいては老若男女、地域ぐるみで犯罪を入り込ませない取り組みができれば万々歳。

以前、自治会で街に花を植えて定期的にメンテナンスをするようになったら犯罪が減少したという話を聞きましたが、地域ぐるみで街を大切にする視点があれば、少なくとも自分たちの地域の犯罪を防ぐことができるかもしれません。

私も常々、地域のネットワークづくりが犯罪を防ぐと思っていたのですが、子どもの親同士もなるべくコミュニケーションをとって、子どもたちの顔も覚えて、何かの時には声を掛け合えるような関係づくりをしておけば、これも犯罪防止になるのかなと思います。

もうあのような事件は、二度と起きてほしくはないですね。

最初にも書きましたが、改めてまた、ご冥福をお祈りいたします。

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>見てすぐわかる犯罪地図 なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか (青春新書インテリジェンス)

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