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青春時代に読んで感動した小説~花埋み

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花埋み (新潮文庫)

渡辺 淳一 新潮社 1975-05-28
売り上げランキング : 77229

by ヨメレバ

渡辺淳一氏といえば「愛ルケ」(「愛の流刑地」)や「鈍感力」が今ドキのトレンドだったりしますが、かなり昔の作品にこんな素敵な作品がありました。

渡辺氏の作品といえば正直、オッサン向けって感じがしてイマイチとっつきにくかったりしたのですが、この「花埋み」はむしろ10代~30代女性が読むといいかもしれない作品と思います。

こんなおはなし

これは明治の初期、医学の道を志し日本最初の女医となった荻野吟子の生涯を描いた作品です。

夫に性病をうつされ屈辱的な気持ちで治療を受けざるを得なかった吟子。それもそのはず、当時は男性の医者しかいなかったのだから。

「同性の医者がいればこんな思いをしなくてすむのに….」。

多くの女性たちはここで「……だったらいいのになぁ」で終わっていたのでしょう。

しかし、彼女の場合は「じゃあ、自分が医者になって同じ苦しみにあえぐ女性たちを救えるようになろう」と決心し、さまざまな偏見や障害を乗り越えて必死で勉強し医師免許を得るところまでいくのだからすごい。

当時は医学生も男性ばかりで女性といえば吟子一人。偏見からかなりいじめられたようで、その様子も描かれています。

作中からのみ解釈すると男性のイジメもたいがいえぐいです。時代が時代だから「女のくせに」とあからさまにいじめてるし。男社会に単身で乗り込んだ女に対する扱いのあまりのえぐさに背筋がぞくっとしました。

さて、そんな苦難を乗り越えてでも夢を叶えた女性の話なので、読むと元気がでてきます。

特に、受験生や資格試験を受ける勉強をしているものの、なんとなく気が乗らない、けど何とかしなきゃ、と思っている方向き。

中高生女子におすすめしたい本です。

投稿者プロフィール

にゃんこ
2005年9月生まれ小6男子・2009年1月生まれ小3男子・2011年1月生まれ小1女子の3児の母。子育て真っ最中なので教育や子育てに関する話題に関心があります。特に発達障害児の育児への関心が高いです。
長男出産前は大学病院のMSW(産科・小児科担当)をしていました。
その他興味関心は世界史と幕末を中心に歴史、ドラマ、映画、J-POPなどエンタメ系、季節の行事、キッチンネタ。

◆さらに詳しいプロフィールと家族については「管理人プロフィール」「家族について」に。

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